茅ヶ崎市主催の怒鳴らない子育て練習講座とは?
ココがキニナル!
茅ヶ崎市が主催する怒鳴らない子育て練習講座とゆーものがあるらしいのですがとってもきになるので調べて下さい!!!市外の人でも受講できるのかもわかれば嬉しいです☆(いぶちん☆さんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
良好な親子関係を目指し、ロールプレイングをしながら全7回のしつけの練習をしていく講座。現在は、茅ヶ崎市在住で3歳以上の子どもを持つ方が対象。
ライター:河野 哲弥
島村トレーナーの熱演に沸く、白熱教室
新しいセッションへ進むときには、最初にビデオを使って具体例を見ながら、ポイントを押さえていく。
自分も子どもも、まずは落ち着くことが肝心
概要を把握できたら、次はロールプレイングである。
今回の課題は「自分自身をコントロールする方法」。トレーナーの島村さんは、傍若無人な子どもになりきり、熱演を披露していた。
オモチャに見立てたペンを投げつける、島村トレーナー
続いて、「わーわーわー、何も聞こえませ~ん」とスネ出す
誰でもイラっと来そうな、このシチュエーション。思わず「何であなたはいつもそうなの!」と、怒鳴ってしまいそうである。
しかし、受講者の西村さんは冷静に、まずは深呼吸(親自身が落ち着くヒント)を実行。
「今は話ができないみたいだから、しばらくここにいてね」~子どもに落ち着くための指示を与える
「(5分後)お話できる?」~子どもが落ち着くまでの時間を与えた後、しつけを始める
といった具合に、見事に事態を収拾。
その後、島村トレーナーから、「自分が落ち着くには数を数えてみてもいいし、ママがお水を飲んでくるまで待っててね、などと言うのも有効。肝心なのは、子どもと真っ向勝負をしないこと」などの、具体的なヒントが伝授されていた。
受講者の感想と、今後の「そだれん」
受講後、急ぎの用事があるという方を除いた3人のお母さんたちに、お話を伺ってみる機会を得た。
左から順に、トレーナーの島村さん、受講者の川辺さん、谷口さん、西村さん
まず、この講習を何で知ったのかについて尋ねてみると、皆さんNHKの朝の情報番組で見たのがきっかけとのこと。
次に、講習で何が変わったかについては、「自分が一緒になってイライラしていてもラチが明かないことに気付いた」と川辺さん。西村さんは、「今までワンパターンの怒り方をしていたので、子どもも慣れてしまって聞く耳を持たなかった。子どもの耳に入るしつけの方法が分かった気がする」と、好評のようだ。
最後に、難しいところや苦労しているところについて谷口さんは、「パターンに合わせることに気を取られて、言葉が出ないことがある」と話していた。
子どもを1人の人間として捉え、しっかりとコミュニケートしていく「そだれん」。これを実践していくためには、親にも努力が求められる。お手軽なハウツーでは、決してないのである。
現在「そだれん」は、茅ヶ崎市在住で3歳以上のお子さんがいる方を、受講の対象としている。しかし、茅ヶ崎市は今後、他の都道府県にも導入を推薦していく予定とのこと。その第一弾として、茅ヶ崎市、大磯町、二宮町の3市町は今年8月16日、「そだれん」に関する共同宣言調印式を行った。
茅ヶ崎市の報道発表資料、一部抜粋
この動きが広まっていけば、やがて茅ヶ崎市に隣接するほかの市町や横浜市でも、受講が可能になるかもしれない。「茅ヶ崎発、日本の子育てを変えようという試み」に、今後も期待をしていきたい。
―終わり―