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水路橋3兄弟最後の1つ!三保町にある梅田谷戸水路橋のからの景色はどんな感じ?

ココがキニナル!

鶴ヶ峰の第3鋼路橋、大貫谷戸水路橋の記事を読みました。横浜市内にはほかにも梅田谷戸水路橋がありますが、橋の上からはどんな眺めなのでしょうか?キニナリます!!(はまんさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

3つの鋼製水路橋で1番の高さを誇る梅田谷戸水路橋(うめだやとすいろきょう)。その上からは、自然豊かな周囲の風景を見渡すことができた!

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ライター:田中 大輔

水路橋3兄弟、最後の空中散歩!



さて、それではお待ちかね。
梅田谷戸水路橋の上からはどんな景色が見られるのか。


前回に続き協力してくださった川井浄水場の遠藤さん、岩田さん、河内さん(左から)


梅田谷戸水路橋があるのは、川井浄水場の西側にある大貫谷戸水路橋を越えて、さらに西へ行ったところ。ズーラシアのすぐ東側に当たる。
 


青が川井浄水場。緑が大貫谷戸水路橋で、赤が梅田谷戸水路橋


カギを開けてもらい、いざ橋の上へ。


じゃーん。あいにくの曇り空だったが、コレはコレでカッコイイ


大貫谷戸水路橋に比べ80メートル弱短いが、それでも一直線に伸びる緑の橋はやはりカッコイイ。
ズーラシア側から入ったので、対岸に見える森は三保市民の森だ。そのためか、橋の上には野生動物のものと思われるフンがたくさん落ちていた。
 


主はタヌキやハクビシンだろうとのこと。こんなとこでしなくてもいいのに


キニナル眺望はというと・・・
 


川井本町方面。眼下の道路はこの先で八王子街道にぶつかる
 

ちょっと望遠で。高い建物が少ないので遠くまで見える


周囲にはココより高い建物は見当たらないし、なにしろ開けた道路の上を横切っているのでかなり遠くまで見渡すことができる。
反対側は、
 


こちらは新治市民の森の方向。ずーっと行くとJR横浜線に出る


こんな感じ。
森の向こうには若葉台団地も顔を覗かせている。
 


遠くからでも目立つ団地群。手前の木々は三保市民の森だ


この橋は2008(平成20)年に塗装し直されたそうで、取材当時、塗り替えたばかりだった大貫谷戸水路橋に比べると剥がれた部分も目立つが、このくらいはへっちゃらなんだそうだ。
 


歩くとパリパリと音を立てる。5年後までの辛抱です


10年に1度ほどで塗り替え作業を行っているので、あと5年ほどすると真新しい緑色に生まれ変わることになる。

橋の周りにはわずかながら紅葉も残っていて、ちょっと風流。
 


正面に黄色い葉っぱ。狙ったようなデザインだ
 

緑色の額縁に紅葉を。時期が合えば絶景だっただろう


さて、3兄弟の中で最高を誇るその高さ。
最も高いであろう橋の真ん中、道路の真上から下を覗きこんでみた。
 


今回もクツ越しに。この日は風もあったので、ちょっぴり怖かった


下手っぴな写真では伝わりにくいかもしれないが、確かに大貫谷戸水路橋よりも高さを感じた。31メートルと言えば、だいたい10階建てのビルくらいだから、そりゃそうだと言えばそりゃそうだ。
ちなみに、高さが違うのは構造的な差ではなく、単に地形の都合とのこと。

ほかの2橋と同様に、中を通る水はポンプなどを使わず勾配を利用した自然流下で流れていく。
 


この鉄板の下を水道水の原料がゆっくりと流れている


もちろんそれは水路橋部分だけでなく導水路全体の話なのだから、何度聞いてもその設計技術の高さにはただただ驚くばかりだ。
 


最後にもう1枚。紅葉の時期だったらすごかっただろうなぁ、と




取材を終えて



これまで60年に渡って横浜市民の生活を支えてきた3つの水路橋。
あれだけの存在感を放ちながらも、決して詳しく知られてこなかった施設でもある。

浄水場内でも、見学ツアーをやってはどうか、という声が上がったこともあるそうだ。
ただ、安全性の確保が難しいため、なかなか実現には至らないという。
 


なかなか開くことのない水路橋への扉


ひとまず橋の上からの眺めははまれぽの記事でご満足いただくとして、それと同時に60年間休まずに働き続ける頼もしい水路橋たちが今もドンと立っていることを知ってもらえれば、水路橋たちも冥利に尽きるというものだろう。
 

―終わり―
 

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  • 本日たまたまこの下の道を通り、目の前に突如現われた高くて長い鋼鉄橋の迫力に圧倒され、帰宅後早速調べてこちらにたどり着きました。貴重な橋の上からの映像だけでなく、歴史や背景のようなものも解説いただいている所(別の橋で)が、記事としての魅力をより高いものにしていると思います。3兄弟含めて、今度はゆっくりじっくりと眺めてみたいです。

  • 自分が子供の頃は、水道橋に蓋は無く勢い良く流れる水流が見る事ができましたし、橋を渡るのも可能でした。そこで流れに逆らって遊泳したという豪快な話しを聞いたことがあります。しかし、民間人の悲しい事故等もあったので、その後は蓋がされた経緯です。懐かしいですね。

  • こうゆうテーマを掘り下げてもらうことがGOODっす。普段見ることができない景色風景がてても貴重ですね。水道局の存在も再認識させられます。ありがとうございました。

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