ジャックモール跡地の現状をレポート!
ココがキニナル!
Jackモールがなくなったと思ったら、横浜BLITZまでもなくなってしまうんですね。今後どのような施設ができる予定なのでしょうか?(Zoo3さんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
2014年5月、ジャックモールウエストの跡地には「横浜アイマークプレイス」というオフィスビルがオープン!横浜BLITZの跡地はまだ決まっていない。
ライター:阿良川 遊
震災後初のオフィスビルとして
ところで、みなとみらい地区では、この横浜アイマークプレイスは東日本大震災後、初めて着工したオフィスビルということになる。
みなとみらい地区では震災後初めて着工したオフィスビルとなる
震災での経験をふまえて最新鋭の免震構造を採用し、万一の非常時にも72時間自家発電でビルの機能を継続できる仕組みを整える。また、帰宅困難者が出る災害が起こった場合のため、7000人分の水を用意するなどの対策も図っているという。
さらに、環境面での配慮も時代の先を行っている。“次世代の「ecoBCP オフィスビル」”と銘打った環境対策はすごい。
● 全館LED照明の導入
● 建築物の環境総合性評価「CASBEE」最高ランク「S」相当
● 電力・空調の見える化(データ表示)
● 太陽光発電システムの導入(一部電力に充当)
● 敷地内にEV(電気自動車)用の充電設備
● 外装のエコ(庇(ひさし)の設置、熱負荷の高い東西面の開口をおさえる窓、窓廻りの熱負荷低減による省エネ化)
● エコボイド(建物中央部分を吹き抜けにして採光、換気に利用)
エコボイド(建物中央部分の吹き抜け:清水建設資料より)
この「ecoBCPオフィスビル」という耳慣れない名前。ecoは「節電・省エネ」、BCP(Bussiness Continuity Planning)は「事業継続計画」の意味。「非常時の事業継続・エネルギー確保を考慮した上での、平常時の節電・省エネ対策と施設・コミュニティづくり」を目指したものだ。
横浜アイマークプレイスは「ecoBCPオフィスビル」のファースト・モデルとして、今後清水建設が建てる大規模賃貸ビルのモデルにしていくという。
イースト棟跡地と横浜BLITZ跡地の現状は?
ジャックモールイースト棟跡地でも2013(平成25)年10月から新ビルの工事が始まった。こちらは三菱地所が開発を行っている。
三菱地所が2013年10月から工事を開始している
同社広報に尋ねたところ、2015年2月末に建物が完成する予定ということが分かった。宿泊機能を備えた研修施設が建つという。
現在、工事の真っ最中
横浜BLITZについては跡地利用に関する具体的なことは決まっていないらしい。
横浜BLITZはまだそのまま残っている(左がジャックモールウエスト棟跡に建設中のビル)
「BLITZ」の文字が消えているのがさびしい
取材を終えて
遠い昔から何かと「日本初」の多い横浜。環境・安全に配慮した近代的建築物も他地域を一歩リードする形になっていた。
昨年の副都心線・東横線・みなとみらい線の相互直通運転開始もあり、勢いが加速するみなとみらい。
みなとみらいには大手企業や博物館、美術館が並んで、平日でもにぎわいを見せているが、「横浜アイマークプレイス」と、お隣の研修施設の完成でオフィス人口が増えてさらに、横浜の経済が活気づくのではないか。
今後どんな変化を見せてくれるだろう
「新しい横浜」。そんな感じがした取材だった。
―おわり―
Nicksさん
2014年04月19日 00時15分
就業人口は横浜経済のバロメーターですから、企業に評価されるオフィスができて、企業活動が活発になり、横浜で働いたり学んだりする人が増えることは大切ですね。横浜は毎日70万人以上が市外流出しているので、昼間人口増加は横浜市の積年の課題でしたから、みなとみらいにオフィスや企業がさらに集積されるようなシティーセールスをもっと強化してほしいものです。幸いにも景気回復によって企業事業所の移転や集約は活発だそうです。新宿、渋谷、池袋よりも羽田空港や新幹線へのアクセスがよいのですから、みなとみらいの実力をもっと発揮させてほしいですね。優良企業で横浜と共に成長するコミットがある企業には思い切った助成を出しても先々に渡り大きな波及効果を横浜に還元するものと思います。できればMM線を本牧や根岸を経由して根岸線に相互乗入するようにすれば、市域南部の再活性化にも大きな役割を果たすものと思います。
駅馬車さん
2014年04月15日 16時10分
延べ床面積を「東京ドーム」じゃなく「ハマスタ4個分」というのがはまれぽらしくて良いです。
にしくみんさん
2014年04月13日 13時15分
要は2010年代仕様の、これと言って違いのないオフィス街ができるってことだあね。