日ノ出町駅近く、大岡川沿いの「川の駅」は一体何に使われているのか?
ココがキニナル!
何年か前に大岡川に出来た「川の駅 大岡川桜桟橋」。殆ど使われていないよう。単なる税の無駄遣い?大岡川でハゼ釣り大会も開かれているようですが川の駅の使用許可は下りない様子。(駅馬車さんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
「川の駅 大岡川桜桟橋」は、ほぼ毎月地域の団体が主催する「川と人とが触れ合えるイベント」に使用される。釣りができない理由は安全確保のため
ライター:山崎 島
いよいよ船に乗る
そしてこの日の目玉、ボートで大岡川下り。今年で2回目のこの活動は、横浜の新たな交通手段として水上交通を取り入れられないか、という、よこはま都心部水上交通実行委員会主催の水上交通社会実験だそう。
横浜は海岸沿いが注目されがちだが、市の成り立ちの根幹でもあり、豊かな景観を楽しめる川にも親しんでもらいたい、という想いから提案された。10月5日~11月16日、手漕ぎのEボートと動力船のプレジャーボートで大岡川の桜桟橋から赤レンガ間を行き来できる。乗船料は無料。この実験の費用は100万円、市が負担している。
この日はEボートはなく、プレジャーボートのみでお客さんを楽しませていた。
こちらのテントで乗船手続きをする 当日予約のみ
午前11時から午後2時半まで、桜桟橋と赤レンガからそれぞれ1時間置きにボートが出ている。乗船時間は約20分。Eボートの定員は8名、プレジャーボートは6名なので、早めに乗船予約を!!
飾りが付いている船が!! ハロウィーン仕様
いよいよ乗船時間。船に乗って横浜の景色を眺めるなんて、ちょっとセレブみたい!! とドキドキ。
赤レンガからの折り返しの船が帰ってきた
お久しぶりです!!
なんと、折り返しの船を操縦されていたのは以前はまれぽで取材させていただいた、京浜フェリー株式会社に所属している「サンタ バルカ」船長の永井さん!!
先ほどのハロウィン船の所有者でいらっしゃる
またまたお世話になるとは
永井さんも川の駅運営委員会メンバーでいらしたんですね。この実験で乗船するプレジャーボートは、メンバーの所有物も含まれている。手漕ぎのEボート2隻は、「ヨコハマ市民まち普請」を活用して購入されたそうだが、先ほどの菅原さんのお話にもあったように、活動費用はほとんどの場合「自腹」。
市から川の駅運営委員会への補助金は毎年20~30万円程。これで毎月の活動の費用はまかないきれていない。みなさんの川に対する想いの強さが感じられる。
いよいよ搭乗。心細い後ろ姿
出発
ん?
ザキヤマギシ乗船時の船長さんも・・・以前はまれぽで取材させていただいた!! 横浜港清掃船の船長・高木さん。その節はお世話になりました!! ほんと色いろいろな方にご協力いただいているんだな、はまれぽ。
新しい桟橋を作っている。名前は公募で決める
船から見る景色は、今まで見てきたものとは全然違う
川に触れ、愛着を持つことが川の美化に繋がるとお考えの高木さん
この橋、下から見るとこんなに味わい深かったのか
橋の裏を見るなんて、あまりないなあ
都橋商店街の窓、一つ一つじっくり眺める
橋の下からの景色
みなとみらい。絶景
カヌーやSUPをしている方のために、ゆっくりと進む場所も
乗船中、高木さんはすれ違うカヌーやスタンドアップパドルボートに乗る方々と挨拶を交わしていた。顔なじみの方が多いんですね。
川も穏やかでお天気もよく、満喫した
「楽しさを身体で表現して」と山岸。パッとしないザキヤマ
赤レンガ到着
のんびり過ごせた20分でした
乗船後は水上交通実現に向けての、アンケートに答えておしまい。川の駅運営委員会の方々は、みんなフレンドリーな方たちだった。川が人をつなぐ、という事を実感できた貴重な体験でした。
取材を終えて
なにか1つ新しいことを始めるのは本当に大変だと、最近取材していて実感する。傍から見ると「ちょっとなにしてんの?」と思われる活動も、一歩踏み込んで見ると、たくさんの人が地道な努力をしていることが分かる。街のあちこちでまだ見ない物事のために取り組みがされている横浜て、面白い街だなあと思った。この先横浜に川という新たな見所が浸透していくように、川の駅の活動を応援したい。
―終わり―
参照
川の駅 大岡川桜桟橋利用手続き申請について
横浜川崎治水事務所
URL/http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f617/
大岡川川の駅運営員会(書類申請例)
URL/https://sites.google.com/site/oookagawa/Home/shen-qing-xu-ke
取材協力
大岡川 川の駅運営委員会
URL/https://sites.google.com/site/oookagawa/
大岡川 川の駅運営委員会Facebookページ
URL/https://ja-jp.facebook.com/kawanoeki.oookagawa
朝日最高さん
2014年11月21日 19時39分
愛称つけてくれるほうが、親近感がわいていいと思う。頑張れ、ザキヤマ&ギシヤマ!
はまっこ61号さん
2014年11月20日 18時21分
ザキヤマとかギシヤマとか自分で自分に愛称つけちゃうの寒いですよ。そこまで愛されてるという自負がすごいわ。
海岸通りさん
2014年11月20日 13時46分
弁天橋の脇にある「夢ロード」と言う、大変、素敵なネーミングの桟橋(ウッドデッキ)神奈川県が「大岡川河川再生計画」に基づいて、作った親水施設、新・横浜市庁舎建設予定地のすぐ横にあります。施設が完成後10年ほど、経過していますが、正直なところ、親水施設としての活用は、ほとんどなかった状態でした。今年は、SUPやシーカヤックを行う市民グループの方々が、自主清掃しながら、施設を利用していました。この施設について 神奈川県、横浜市や 一般市民、県民から、これからの展望を聞いてみて欲しい。