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異文化の薫り漂う街。はま旅Vol.17「鶴見編」

ココがキニナル!

横浜市内全駅全下車の「はま旅」第17回は、現代彫刻がひっそりと佇み、ブラジル文化が色濃く反映された異文化交流の街、鶴見駅。

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ライター:枚田 貴人

うまいぞ!ブラジルのローカルフード!


 
メニューからランシェ・パライゾ(950円)というハンバーガーを注文した。
牛、鶏、豚、チーズ、トマト、レタスという全部入りバーガーだ。

冷蔵庫からペルーのコーラ『インカコーラ』(240円)を一本取り出し、炎天下のなか歩いてきた自分をねぎらい、グイッと喉に流し込んだ。ぷはッ!スプライトとコーラを足して二で割ったような、金色のコーラだ。
 


ペルーのコーラ「インカコーラ」

 
ホッと一息ついていると、テーブルにさきほどのパステルが運ばれてきた。

イライさんが「パステル、オレ、オゴル」と、ふるまってくれたのだ。ありがとう、イライさん!
一口食べると、素朴で野趣のある塩味の牛ひき肉が、パリパリの皮につつまれている。
見た目以上に辛いソースをかけると、また食欲が進む。
 
しかし、ハンバーガーが運ばれてくると、たじたじとなってしまった。
ものすごいボリュームじゃないか…。パステル後のこの量は厳しいぞ。
 


特大バーガーがやってきた
 

切り分けるとものすごいボリューム

 
フォークとナイフで切り分けると、牛、豚、鶏が積み上げられている。
ボリュームにビビりながらも一口食べる。

うまい!どこからどう切って食べても、うまい、うまい、うまい!
しかし、20分後ギブアップ。少しだけ残してしまった。
 


笑顔が素敵なオーナーの佐東マリアさん

 
ちょうどよいタイミングで現れた女性オーナー、佐東マリアさんにこのお店のことを伺うった。

日系人の御主人が13年前に日本にやって来て、8年前にご主人を追いかけて来日したマリアさん。
このお店は7年くらいやっていて、お客さんの80パーセントくらいが日本人なのだそうだ。

他にはブラジル人、フィリピン人、ペルー人のお客さんが訪れるという。
雑貨コーナーにも、アジアの食材もあれば南米のものもある。こんな住宅地にあって多国籍な展開をしている。
 
お店を出て、再び炎天下のなかをブラブラしていると、トゥカーノミートという食材店に辿りついた。
ここもブラジルのコロッケやパイ包みなどを販売している。

それ以上に、かき氷を売っていて、筆者は迷わずブルーハワイを注文すると、写真を撮る前に口のなかにかきこんでしまった。失礼。
 


トゥカーノミートの惣菜コーナー




緑を求め、バスに乗る
 


鶴見川沿いを散策
 

鶴見川流域はバクの形です。みなさんお忘れなく!

 
鶴見川沿いを散策しつつ、汗をたらたら流し、かすかな潮の匂いをかぎながら駅に戻った。

もうこの過酷な暑さの中、歩き回るのはゴメンだ!
バスに乗ろう…、ウン。

いや、そうやって手間をかけることも旅の醍醐味なのだ。
馬場花木園へ涼みに行こう。
 
10分ほどバスに乗り、東高校入口で下車。馬場花木園はここから約8分歩いたところにある。
ゆっくりと緑を眺め、木陰で涼み散策し、蓮池の小屋で小休止。

大きな葉が日光を受け、風になびく姿はなんとも風雅である。
ナンテン、クロチク、リョウブ、ガマなど耳馴染みの薄い植物を愛で、心休まった。
 


強烈な日光にも色を失わないモミジ
 

蓮池に心地よい風が吹く
 

暑すぎるんですよ、まったく!
 

花咲く小橋を渡る

 


歴史を偲んで…


 
そして再び鶴見駅に戻り、最後に行っておきたかった『サボテン茶屋跡』へ。

江戸時代に栄えた旧東海道の名残は寺社仏閣だけではない。
徒歩だけが移動の手段であったその昔、名物茶屋として人気を博していたという『サボテン茶屋』。

店主が長崎から持ち返ったサボテンが5株、3.5メートルの高さのものもあったようでサボテン茶屋と呼ばれていたそうな。
 


サボテン茶屋跡のサボテンと石碑

 
今は京急鶴見駅から徒歩2分、ベルロードつるみ商店街の一角にある。

筆者も今日は徒歩で鶴見を散策したのだ。
昔はここでみんなが休憩したんだなあ、と歴史に想いを馳せると、思わずほっこりした。



いざ旅のゴールへ!されど難関!


 
ふう。暑い、暑い。もうこれで終わりだ。

最後に鶴見といえば曹洞宗大本山總持寺。17日のこの日、お寺では納涼盆踊り大会がある。
ひとまずこの総持寺に辿りつくことが今回のはま旅のゴールと決めていた。

しかし、ここで難関が!総持寺踏切が現れた。
踏切のポール自体は上がったり下がったりしているのに、完全封鎖されていて通行止の看板が。

この開かずの踏切は以前はまれぽでも取材しているが、こんなタイミングで出くわすなんて…。
フラフラしながら陸橋を渡るしかなかった。
 


総持寺踏切にて、ポールは動いているのに…通行止め

 
 

総持寺にて、ぐったりのゴール


 
ゴ、ゴールだ…。しかし正直、ぐったり…。

されど、ここからは盆踊り大会だ。一休みして、また歩きださねば…。
つ、つらい。

しかししっかりレポートしたその模様は「ノリノリの僧侶が踊る總持寺の盆踊り大会はなぜ盛り上がるの?」をご覧くださいませ。はま旅はここで終わりにいたします。

とことん、骨まで疲れました…。正直ぐったり。
 


念願のゴール…ぐったりです…

 

まとめ


 
鶴見は、現代アートがこっそりと街角になじみ、ブラジルを代表とする南米文化が日常生活に溶け込む多国籍タウンだった。

また以前取材された沖縄ストリートもあり、少しバスに乗って遠出をすれば豊かな緑に憩うこともできる、文化力の高い街だった。また遊びに来てみたい。

もちろん秋になればですけどね。


■今回のはま旅「鶴見」周辺

 

・「パライゾブラジルヨコハマ」 横浜市鶴見区栄町通3-26-4
・「トゥカーノミート」 横浜市鶴見区潮田町1-69  
・「馬場花木園」 横浜市鶴見区馬場2-20-1 (入園料無料)


― 終わり ―
 

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