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川崎市が最大で2017年12月まで中学校の完全給食実施延期を決定!

ココがキニナル!

川崎市が2016年度中に目指していた市内中学校の完全給食実施を延期。その理由は?(はまれぽ編集部のキニナル)

はまれぽ調査結果!

建設資材や人件費の高騰、人材不足などの理由から最大10ヶ月の延期を決定。2017年12月中の完全給食実施を目指す

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ライター:はまれぽ編集部

給食はいつから?



実施延期について、古俣担当課長は「(工期に余裕を持たせて)多くの事業者が参加しやすい環境を整えた方が、よりよいもの(=給食センター)ができると判断した。現状では見直しが最善と考える」と説明する。

では、今後はどのようなスケジュールになるのだろうか。
 


変更後のスケジュール(川崎市中学校給食推進会議資料より)
※クリックして拡大
 

古俣担当課長によると、22校・1万5000食分を作ることができる最大規模の「南部センター」を優先的に整備。当初の予定では2017年2月完成だったものを7ヶ月遅れの同年9月完成を目指す。

「中部センター(14校・1万食)」と「北部センター(12校・6000食)」は、それよりさらに3ヶ月後の同年12月までに整備を進める方針。

このため、以前の計画では現在中学1年生の生徒が3年生の2月になった際に給食が実施される予定だったが、変更後は現在の小学6年生の児童が中学3年生の9月もしくは12月になった際に完全給食へ移行されることとなった。
 


中学校給食を食べることができるのは現在の小学6年生以下
(提供:川崎市教育委員会、〈C〉寺田健太)
 

一方で、校内に給食室を設置する「自校方式」を採用した宮前区の犬蔵(いぬくら)中学校と多摩区の中野島中学校および小学校と合築(がっちく)で小学校の調理室で給食を作ることができる東橘中学校(高津区)、はるひ野中学校(麻生区)の計4校は新築するセンターを利用しない。
このため、既存の実施計画通り、2016年度中の完全給食を目指す。
 


給食センターを利用しない4校の予定(川崎市中学校給食推進会議資料より)
※クリックして拡大
 

このうち、東橘中学校については改築工事化完了する2016年1月から試験的に給食を実施。その際の給食費は暫定的に1食290円とするという。

古俣担当課長は「期待していただいていた保護者の方々には申し訳ないが、よりよい施設や給食を作るための判断だということをご理解いただければと思う」と話した。



市民の負担は?



よりよい施設や給食を提供するための判断だということは理解するが、工期が伸びるということは同時に人件費などを含む建設費が膨らむことになる。また、2017年4月には消費税の再増税が予定されている。つまりは、川崎市民の負担が増すことにつながらないのだろうか。

この点について、古俣担当課長は「消費税ももちろん、(資材の高騰になりかねない)為替も含めて経済状況が難しい時期だが、中学校の完全給食実施は市の優先的課題。できるだけ早く、最短で実現できれば」と説明。
 


山積した課題をどう解決に導くか
 

その上で、市民負担については「市の債務負担額の限度額内で事業を進めていく予定なので、市民の方に新たな負担をお願いすることはないと考えている」とのことだった。



取材を終えて



川崎市は市民の負担増はないとの見方だが、経済状況が変わればそうとも言っていられない状況になることも予想される。
福田紀彦(ふくだ・のりひこ)市長が公約に掲げている肝いりの政策だけに早期実現したい気持ちも分かるが「市民が一番望むことは何なのか」という視点に立った政策運営が望まれる。

はまれぽでは、横浜市の中学校給食と併せて、随時進捗を報告したいと思う。


―終わり―
 

この記事どうだった?

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コメントする
  • 札幌出身からすると、40年前から中学校給食は、当たり前でした。川崎、横浜は、公教育行政の怠慢以外何者でもないです。それでなくとも、子供への補助が薄い自治体だと思います。結局、やるやる詐欺なので、次の市長選は落とします。

  • いったん策定した工期が遅れること自体は決して褒められたものではないが、状況に応じてやむを得ず修正が必要なケースもあるだろう。途中で変えたからといって、川崎市の取り組みを「今後心配だね、信用出来ないね」と横から嘲笑しているかのような、読後感の悪い記事でした。中学校給食完全実施に向けて少しでも前に進もうとする川崎市教育委員会・福田市長と、給食を「温かい昼食(=業者弁当)」と言ってごまかしたり、食育・弁当持参率などの屁理屈を挙げて給食実施には程遠い横浜市教育委員会・林市長。「市民が一番望むことは何なのか」という問いに対し、前者こそ誠実な努力をしていて・・羨ましいですね。 

  • <「3施設を同時に作ることは建築資材や人材の確保が困難」などといった意見が複数の建設関係の会社から出された>とのことですが、十分検討した上で事業をすすめてくれないと市税がムダに使われるのでは。今回の延期、市の姿勢に疑問を感じました。工期が遅れればその分お金もかかるでしょうし、もし市が当初の計画通りすすめていたら、工事が完了しなかった・工事が終わっても事業スタートができなかった等の事態に陥りかねなかったのでは?議会の議論等も含めた、もっと深い記事を期待したいです。疑問がたくさん残りました。

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