2015年8月から使える2000円の割り増しが付いた横浜市のオリジナル商品券ってなに?
ココがキニナル!
横浜市が8月に2000円のオマケが付いた商品券を発行するらしいけど、一体どんなもの? いつから買えて、いつまで使えるの?(はまれぽ編集部のキニナル)
はまれぽ調査結果!
国の地域活性化対策を受け、8月をめどに横浜市内で使える1万2000円分の商品券を1万円で発売。12月まで利用可能で、商店街や市民も期待
ライター:はまれぽ編集部
商店街の反応は?
プレミアムのうち1000円は商店街で使わなければならない。ということは84万冊完売した場合、少なくとも8億4000万円は横浜市内の商店街で消費される。それだけに各商店街の動きは早い。
はまれぽにもたびたび登場する神奈川区の六角橋商店街では「詳細は決めていないが、何らかのイベントをしようと話し合いを進めている」という。
発祥は戦後のヤミ市までさかのぼる六角橋商店街
しかし、南区の「横浜橋通商店街」、保土ケ谷区の「洪福寺松原商店街」と並び、横浜の三大商店街といってもいいほど利用客が多い六角橋商店街であれば、集客はさほど困難でないように思われる。
一方で店舗が少ない商店街はどうか。
商店街で温度差はあるのか?
昭和40年代に発足し、現在営業しているのは30数店舗中10店舗にも満たない、港南区芹が谷の「芹が谷銀座商店街(通称・せりぎんタウン)」に店を構え、港南区商店街連合会の会長を務める早川恭三(はやかわ・きょうぞう)さんに聞いた。
お話ししてくれた早川さん
早川さんは「使える期間が決まっているということは、集客するための時期や企画をしやすい」と商品券の取り組み自体は歓迎の様子。しかし「普段来ないお客さんがオマケがあるからといって、来てくれるかは疑問。よっぽど魅力ある商店街にしないと。今後、総連合会や個別の店などと話し合いたい」とした。
市民は?
消費者にとってはメリットが大きい商品だけに、好評なのではと思ったが反応は割れた。
「2000円もお得なら申し込むと思う」という40代男性がいた一方、多かったのは「どの店で使えるかが重要」という意見。
「交通手段がないので、オマケのために普段のお店以外に足を伸ばすかと言われたら、私は行かない」という70代女性もいれば、20代女性は「百貨店など、ちょっと贅沢したいお店で(割り増し分が)使えるならば買うかもしれない」という回答。
反応はまちまち
ほかにも「お釣りが出ないのは厳しい」という意見が。
40代の主婦は「700円のものが欲しいのに、お釣りが出ないなら1000円の商品券を使うことになる。それだともったいない気がするし、かといって必要ないものを買うのも・・・」と、家庭を預かる立場からの声が上がった。
取材を終えて
このプレミアム商品券は安倍政権の目玉である地方創生の一環だ。横浜市が身銭を切ることはないし、一見するとメリットだらけの政策のようだが、市民の声にあるように生活実態に即しておらず、実際に利用できないような運用をすると「バラマキ」となりかねない。
実行委員には市民の生活に寄り添い、かつ横浜を元気にするように運用してほしい。
―終わり―
よこはまいちばんさん
2015年06月16日 11時27分
相変わらずの自民党によるバラマキ政策ですよね?裏がどうであれ、個人としては確かに2千円分がお得になるので申込殺到となるのでしょうが・・・記事本文にもありますが使える店舗が限られる不便さはあるものの、使用(金を落とす)は集客力の高い商店街に集まってしまい、集客力の低い商店街には一切メリットがないと思われるのだが。ここでも良い(繁栄している)ところはより良く、悪い(寂れ気味)のところはより悪く、商店街にとっても完全に格差社会そのものですよ!プレミアム商品券で買いに行く人は、普段でも買い物に行っているって!チョットお得だからって滅多に行かない店には行かないでしょ?普段行かれない高級店なら別だが。これに限らず日本全体として考えると、格差拡大促進で良い政策とは思えないのだが。
Ichiさん
2015年03月09日 01時25分
そのお得な2000円+αってもともと税金なんですよね?
いぷさん
2015年03月07日 23時31分
こう言うお得そうな情報を取り上げてくれたはまれぽ編集部さんは偉い。