家系ラーメン店なのにほかの看板ラーメンも美味い!? 魅惑のお店に突撃!! ~横浜の家系ラーメン全店制覇への道~其の弐拾二
ココがキニナル!
家系だけでなく、あっさりした鶏ガラ醤油ラーメンも魅力的な「ラーメン本舗」と超コッテリ家系ラーメンもある「戦極無双」の2店舗をご紹介
ライター:山崎 島
京急子安駅の戦極無双へ
で
2軒目は京急子安駅から徒歩約7分の「戦極無双」へ。
ここー!
店の前は通ったことあったなあ
店内はカウンターに8席
「ラーメン業界に入る前はフリーターだったんですよ」と伏し目がちにお話くださったのは・・・
ご店主の平田純一(ひらた・じゅんいち)さん
そしてかわいすぎる息子さん
かつてはフリーターだったという平田さん。「なんとかしないと」と思い、大好きだったラーメン店をやろうと心を決め、ラーメン業界に入った。
「天下一品が大好きで、ラーメン屋をやりたいと思いました」という、天下一品の大ファン。が、ラーメンの技術は現在は閉店してしまった豚骨ラーメン店の「ラーメン戦国」で学んだのだそう。
「戦国は家系ではないのですが、一緒に働いている人が家系の人が多かったため、いろいろ教えてもらいました。そうして自分で試行錯誤して家系ラーメン店をはじめたんです」とのこと。11年の修行の後「ラーメン戦国」から名前の一部をついだ「戦極無双」をオープンさせたのは3年前。
平田さんは伏し目がちに語る
この場所に来られたのは「別のラーメン屋がやっていたお店を居抜きで借りられた上に、家賃が安かったんで」という、現実的な理由から。客層は平日の昼は職人さん、夜はサラリーマン、土日はご家族連れが多いのだそう。
そんな、天使のような息子さんの父親である平田さん渾身のラーメンの数々、さっそく紹介していきましょう。
手際がよい
まず最初にいただいたのは、家系でない「煮干しとんこつラーメン(650円)」。
こちら
豚骨スープに煮干しの粉末を加えている
「お客さんが来にくい立地のため、メニューの種類を増やそうと思って」考案したそう。普通の豚骨が苦手な方や、変わった豚骨を求めている方にはうれしい。
トッピングはチャーシューと海苔、メンマ、ホウレンソウ
味はと言うと、煮干しがすごい煮干しが、こう、煮干しが・・・・煮干しの香りが強くて、豚骨と喧嘩してしまっている、というか、お互いの生臭さを助け合っている。これ好きな人は相当好きそうだし、癖になりそうだけど、山崎にはイマイチでした。でもチャーシューは美味しかった。
チャーシューはその都度あぶっている
次はメインメニューの醤油とんこつラーメン(650円)。
こちら
ん?
トッピングは海苔とチャーシュー、ネギ、ホウレンソウ、ウズラの卵
このウズラの卵は、平田さんがこの店を立ち上げる前にアルバイトをしていたお店でアイデアを得たのだとか。
味は、ラーメン本舗。よりも、醤油感が強い感じ。油っこくはあるが、臭みが少ないのに驚いた。「私自身、豚骨の癖が苦手なので、生骨を一度ボイルし血抜きしてから使っています。毎日来る常連さんもいらっしゃるので、飽きのこないラーメンを心掛けています」とのこと。
確かに、いただくほどに箸が進んで、これは癖になりそう。
マーコ氏もなんだか感心しているよう
豆板醤をちょこっと載せて
海苔でくるんで食べてもおいしかった
マーコ氏の醤油とんこつに対するコメントは「全体のバランス感はあるが、逆を言えば何か突出したものがなく中途半端感は否めない一杯。しかしながら全体的に潜在能力を感じさせるラーメンだったことも確かなため、振り切るところを振り切る勝負に出た一杯を望む」と、なんだかやんわりしていた。
それからこってりラーメンで有名な天下一品ファンの平田さんが編み出した、ドロ系こってりラーメン(700円)もいただいた。
白い
見るからにこってり
トッピングは醤油とんこつと同じ。臭みがなく食べやすくはあるのだが、とにかくこってり。ラーメンと言うよりはカルボナーラに近い食感。これにはマーコ氏も「確かに、天下一品の家系バージョンだ!」と驚いていた。
このドロっと感が
食べているとなんだかエロい気分になってくる一品。得意ではないけど、年に何回かは食べに来たくなりそう。ちなみに、どろっとぬらぬらさせる秘訣は「企業秘密」とのことだが「野菜とか、いろいろ使ってます」とちょっとだけ教えてくださった。平田さん良い方。
奥様が考案した焦がしニンニク胡麻ラーメン(700円)もいただいた
見た目から
黒々もたっとして、むんむんしてそうな変り種ラーメン。これは・・・ほんっとにセクシーなラーメンだった。「濃厚な豚骨だけでもちょっと悪い事してる気分なのに、その上焦げたニンニクもなんて・・・もう引き返せない、私も共犯!」って感じ。
ニンニクとゴマの風味がこうばしく、ひたすらギンギンになれるであろう焦がしにんにくゴマラーメン。これを考案したのが奥様、というのに、少し頬を赤らめてしまった次第であります。
チャラい宇都宮はやはり食いつく
セクシーかつ個性的なメニューが豊富な「戦極無双」。背徳感に恍惚としたいときは電車を乗り継いで行ってしまいそう。どうもありがとうございました。
初めてにして2軒も家系ラーメンをハシゴした今回の取材。途中で動けなくなるかなあ、と思っていたけど、意外といけた。豚骨はちょっと・・・と思っている女性も、一度食べてみたらまた行きたくなること間違いなし。これを書いている山崎も、今夜は家系ラーメン食べようと決めている。
取材を終えて
いずれ回ってくると思っていたこの企画。マーコ氏とは「丸鶏醤油ラーメンが本当においしい」という話で意気投合し、最後の方少し打ち解けられ、仕事について「あきらめずに頑張っていれば、いつかうまくいく」というアドバイスをもらったりした。
―全店制覇まで残り35店舗―
※上記軒数は現段階で調査できた店舗数となります。開店・閉店・発見により軒数が変動する場合があります。
2015(平成27)年7月24日時点の家系家系図<クリックして拡大>
―続く―
ラーメン本舗。
所在地/横浜市港南区下永谷5-1-32
電話/045-827-1715
営業時間/11:00~24:00
定休日/水曜日
戦極無双
所在地/横浜市神奈川区七島町127
電話/045-439-7891
営業時間/11:30~22:00(15:00~17:00は営業外)
定休日/水曜日
shinobu0614さん
2016年11月30日 06時05分
ラーメン本舗ってこないだ近く通ったらなくなってたな。休日なんか行列がみられるほどだったんだけどね。あと、土足の人間を厨房に入れるような店は俺もどうかと思う
たろちんさん
2015年07月29日 16時20分
マーコってラーメン評論家なの?その襟足なんとかせなあかんな
たかたかたかださん
2015年07月28日 00時50分
演出とはいえ、衛生面に配慮のない格好で厨房に入り、ましてや脇にはチャーシューがあるなんて食を扱う者として失格ですよ。戦極無双という店には行きたくないですね。記事に関してもますます迷走してますよ。今回の記事はライターの悪乗りも含め今までで最低。家系を辿らないのであれば止めた方がいい。