相鉄線にスコットランド産の本革製座席を設置した通勤電車があるって本当?
ココがキニナル!
相鉄線が、通勤電車としては珍しく、電車にスコットランド産の本革製座席を使用するとの情報が。普通の電車に高級なイスを設置する狙いを教えてください!(そうてつボーイさん)
はまれぽ調査結果!
相鉄グループ100周年と都心相互直通運転に向けたブランドイメージと認知度向上施策の一環として、8712編成8136号車の一部に試験的に設置されている。
ライター:はまれぽ編集部
生まれ変わる9000系車両
2016年春のお披露目を目処に9000系車両のリニューアル工事が進められている。同車両は横浜の海をイメージした色「ヨコハマネイビーブルー」に染まるほか、車内もコンセプトに基づきリニューアルが行われる予定だ。
こちらがそのイメージ
本革製座席が誕生したきっかけは2013(平成25)年に開催された第3回鉄道技術展だった。そこに本革製座席が展示されており、それを見た相模鉄道の多くの社員から「これを採用すればかなりのイメージアップにつながるのでは」という声があがったのだ。
「今回は試験的な運用ということで従来のクロスシートの表地のみ張り替えただけです。材質は牛革。スコットランドのMuirhead(ミューアヘッド)社の製品となります」
初めて同素材に触れてからさまざまな打ち合わせや手続きを経て、試験運用に至るのに実に2年の月日を費やしている。ちなみに、試験運用にかかった予算は非公表だが「さほど多額ではない」とのこと。
現行のクロスシートが・・・
まったく別の表情に!! (提供:相模鉄道株式会社)
同シートの試験運用は8712編成8136号車(8号車)1車両の1ボックスのみ。
2015(平成27)年11月現在、試験的に本革製座席を設置した同車両は通常の車両と同様に運行している。試用期間は2016年1月までを予定しているそうだ。
当然、試験運用といえども安全が第一。鉄道車両向けに定められた燃焼試験
に合格。多くの利用がある座席だけに耐久性も重視している。「今回の本革にはこういったニーズに対応した加工が施されていますが表面からでは分かりません」と少し残念そう。
実際に座ってみたい・・・
なお、今年度に予定している9000系車両のリニューアルにおいては、座席だけでなく車内をグレーに統一させるなど車両全体の雰囲気を大きく向上させる目論見だ。
「クロスシートもその一環として検討を進めていますので、詳細発表を楽しみにして欲しい」と自信をのぞかせた。
取材を終えて
相模鉄道は、この本革製座席がクロスシート車の付加価値を高める手段として有望と判断している。実際に利用したお客さんの反応なども加味し、9000系のリニューアル工事で採用する予定となっている。
スコットランド産の本革製座席に座りながら優雅に通勤ができる。そんな夢のような日もそう遠くはないのかもしれない。
―終わりー
。さん
2015年11月22日 22時51分
よく使う鉄道がオシャレになるのは嬉しいけど、電光掲示板がある駅を増やすなど実用的な方にもお金を使って欲しい…。
notarotachiさん
2015年11月22日 12時13分
相鉄って海の近くを走っているわけではないから、この色はちょっと違和感あります(~_~;)
ペテン師さん
2015年11月21日 22時28分
こんなもの、軟質塩化ビニールでいいから、3か月に1回取り替えてくれたほうが、清潔でありがたい。 学生の頃 海老名からの帰宅途中、瀬谷あたりで正面の席に座っていた酔っ払いがGero吐いて、希望が丘で駅員が乗り込んできて ほうきで座席をサッサと掃除したところに、横浜折り返しで 先を争うようにサラリーマンらしき人が座れて安心してホットしたいた。 しょっちゅう丁寧に掃除もできないだろうから、ここに金かける価値観がわからん!