都筑区で起きた社員食堂食中毒事件の詳細は?
ココがキニナル!
都筑区の社員食堂で食中毒事件が発生しましたが、今はどんな状況なんでしょうか?
はまれぽ調査結果!
食事を提供した会社と、まだ連絡が取れていません。保健局と社員食堂のあった企業からは、第一報を得ることができました。
ライター:河野 哲弥
質問内容を受付で聞き、担当者から折り返すという同社
ところが15日の時点では、質問内容を受付に通したうえで後日、同社の広報担当者から折り返す旨を伝えられ、その日は連絡が取れずに終わってしまった。
仕方がないので、被害者である「図研」に取材先を切り替えることにした。
被害のあった「図研」社、外観
18時頃、まだ社員は残っているようだ
対応いただいたのは、総務課の高橋さん。
現時点では保健局による調査の結果が出ておらず、推測でしかコメントができないとのことで、直接の面会はかなわなかった。しかし、電話にて以下のような話が聞けた。
同社と「エームサービス関東」社のつきあいは古く、かれこれ10年以上になるそうだ。
調理や衛生管理面には「十分留意している会社」という印象を持っていたとのこと。
最近になって特に変わったような動きもなく、信頼していただけに、今回の事件にはただ驚いていると話す。
現在社員には事件のあらましを説明し、理解を求めている段階なのだそうだ。
インタビューを試みるも、足早に去る社員たち
高橋さんいわく「今後ともよろしくお願いします」とのことだったので、事件の進展があり次第、詳細を聞くことはできそうだ。そうなると、「エームサービス関東」の対応に疑問が残るばかりだ。
情報開示こそが、信頼回復の手段であるはず
「はまれぽ」では、今までにも食中毒事件を扱ってきた。
確かにこうした事件は企業として恥ずべき行為かもしれないが、事件の経緯と今後の対応という企業として最低限の守るべき情報開示は、皆さん真摯に行ってくれた。
これは企業の信頼回復への第一歩であり、こうした詳細を知ることによって私たちは「未知」という恐怖を克服し、「既知」としてリスク回避を行うのである。
その意味で、「エームサービス関東」のどの部署に問題があったのか、また、その影響範囲はどこまでなのかは依然「未知」のままである。このままでは、公式サイトで公表されている店舗の全てに疑問符を付けざるを得ない。
今回は事件翌日の第一報という形で終わったが、今後も引き続き追求していく必要を感じる。
「食」という身近な問題だけに、時間が過ぎればうやむやに終わるだろう…というスタンスで済まされるものではない。
―終わり―