「野毛通手形」を使ったお勧めのお店を教えて!
ココがキニナル!
現在おこなわれている野毛通手形についてお勧めのお店など教えて下さい。(あるまーにんさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
手形には1800円分のチケットが付いており、約50店の参加店で利用できる。今回ははまれぽ特選コースの3店と新規参加店2店をレポートします。
ライター:松野 孝司
三軒目は地元で愛され続ける店
そして三軒目は「三幸苑」だ。
創業46年の地元から愛されている中華店で、たんめん発祥の店ともいわれている。
昭和39年以来、厨房に立ち続ける小川社長は「正確にはウチが発祥ではないのですが、古いことは確かですよ」という。
創業46年昼時には行列ができる人気店だ
今も現役で厨房に立つ小川社長
同店のたんめんは野菜を炒めた後にコラーゲンたっぷりの特製スープで煮込むのが特徴。そうすることで野菜の甘みをスープに出すのだという。また、麺が硬いと麺がスープを吸って、食べ進めていくうちにスープの味が変わってしまうので、麺もやわらかめに茹でているそうだ。
強火でたっぷりの野菜を炒める | その後に特製スープでじっくり煮込む |
最盛期には1日2000杯も出たというたんめん
ニンニクの香りと野菜の甘味が溶け込んだやさしい味
同店が用意した手形用セットメニューはこだわりのたんめんと半餃子の「たんめんセット」と「餃子セット」だ。餃子も小川社長自ら作っている。具の配合や混ぜる順番などがあり、他人にはまだ任せられないそうだ。
通常なら前者は820円、後者は800円する品。それが手形1枚分の600円で済むのだからおトクだ。ちなみに、こちらでは家族連れで手形を使う方が増えているとのこと。
野毛名物のくじら料理を味わい、昭和の香り漂う民家でホルモンに舌鼓を打ち、最後に地元で愛され続けているたんめんで〆る。これで1800円なら絶対におトクだと思うのだが、どうだろう。
新規参加店も個性派揃いだ
さて、次に今回初参加となる店のうちオススメの店を二店紹介しよう。
一軒目は「WINE&CAFE Kanakoya」。
店主の神田香奈子さんは地元生まれのハマっ子で、「たくさんの人と楽しい時間を共有したい」と一昨年11月に店をオープン。ワインを中心にした隠れ家的なカウンターバーは、女性の1人客も多いのだという。
同店が用意した手形用セットメニューはハウスワインor自家製サングリアor生ビール+おつまみ1品で手形1枚。つまみは300円相当で、自家製ピクルスがオススメだという。
実家が酒屋だったので、昔から飲食店を開くのが夢だったという
グラスワインが飲めるので 女性一人でも入りやすい | 自家製のピクルス この季節は茗荷がおいしいそうだ |
二軒目はサラリーマンの憩いの場でもあるやきとり屋を代表して「あきよし」。
桜木町の駅から目と鼻の先のぴおシティの地下2階にあるというのもうれしい。
外観はパブのような雰囲気 | カウンター席もあるので 1人でも大丈夫 |
これだけつまみが充実しているとビール一杯では足りないくらい
同店の手形用セットメニューは生ビール+やきとり盛り合わせ(5本)+刺身盛り合わせ。これで手形2枚の1200円。
やきとりは、つくね、レバー、ネギマ、ボンジリ、皮の5本。注文時に塩とタレを選ぶことができる。刺身の盛り合わせも、鮮魚を扱う系列店から取り寄せたもので、なかでもマグロの質はすし屋にも負けないという。
店長の提箸さんは「味には絶対の自信があります。
これを機会にぜひ足を運んでください」と自信満々にアピール。
以上、編集部特選コースを含めて5店紹介したが、野毛にはまだまだ魅力的な店が多い。
今度の週末は、手形を手にして野毛の街を散策してみてはどうだろうか。
ちなみに手形は、スリーエフ野毛本通り店、各参加店で購入でき、店舗情報がまとまったガイドマップも一緒にもらっておくと便利だ。(販売は平成24年2月29日(水)まで)
取材終えて
この「野毛通手形」は(以前、はまれぽの記事でも取り上げているように)野毛の街を“見て”“飲んで”“食べて”知ってほしいという、地元商店街の有志が企画したのがそもそものきっかけだという。
利用する側としても、1枚店なら600円、3枚店でも1800円という値段があらかじめ分かっているので、初めての店でも足を運びやすい。取材中にも手形を手にしてお店に入ってくる人も多く、「これからも続けてほしい」という声が上がっていた。
桜木町というと、どうしてもみなとみらいエリアに目を向けがちだが、「野毛通手形」をきっかけに新たな野毛ファンが増えることを祈りたい。
― 終わり ―