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新たに誕生した横浜の観光路線バス「ぶらり観光SAN路線」って?

ココがキニナル!

9月30日を最後にベイサイドラインが廃止になり、10月1日から横浜市営バスのぶらり観光SAN路線の運行が開始。取材して(浅間町9-4532さん)

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横浜駅をスタートし、三渓園、横浜赤レンガ倉庫、野毛山動物園に向かう3つのルート「ぶらり観光SAN路線」を新設。交通局も利便性向上に期待

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ライター:田中 大輔

新たな観光路線、3つのルート



これらの3つの路線は、それぞれのスポットの頭文字を取って「SAN路線」と名付けられ、各路線をS(三渓園)ルート、A(赤レンガ倉庫)ルート、N(野毛山動物園)ルートとしている。
 


「SAN路線」の運行ルート(横浜市ホームページより)
 

横浜駅前停留所を出発したバスは、アンパンマンミュージアムや赤レンガ倉庫、中華街・山下公園といったスポットにも停車する、約45分のルートを走る。

このうち、三渓園へ向かうSルートは新設の路線だ。
 


 

側面には三渓園をイメージしたイラスト。後ろには大きく「S」
 

これまではなかった三渓園の駐車場内にバス停を新設するなど、アクセスの不便さを抱えていた三渓園に訪れやすくなるというルートだ。

Aルートは、横浜駅前から国際橋・カップヌードルミュージアム前、赤レンガ倉庫、ワールドポーターズを通って横浜駅前に戻る従来の270系統を改良したもので、横浜駅と赤レンガ倉庫を循環する路線となる。
 


 

赤レンガと青空のデザイン。撮影日は大雨だったけど
 

アンパンマンミュージアムやカップヌードルミュージアム、ワールドポーターズ、クイーンズスクエアといったスポットを結んでいるので、みなとみらい地区の観光にはうってつけの路線というわけだ。

Nルートは、平日に関してはこれまでの89系統と同じもの。
 


これまでの89系統(横浜市ホームページより)
 


 

イラストレーター・西脇せいごさんデザインの動物たちが
 

ただし、土日祝日などは、これまで止まらなかったアンパンマンミュージアムにも停車するようになった。

交通局の担当者によると、Sルートでは1日600人、AルートとNルートでは元になった270系統の350人、89系統の1400人という1日辺りの利用者数からの増加を目指しているそうだ。



チケットやリーフレットも装い新たに



交通局では、「ぶらり観光SAN路線」の登場とともに「みなとぶらりチケット」のリニューアルと、「ぶらり横濱めぐり旅」という新しいリーフレットの作成も行っている。

「みなとぶらりチケット」は横浜ベイエリアの1日乗車券で、500円で対象エリア内の市営バスや市営地下鉄が乗り放題となるチケット。対象エリアに三渓園を追加したり、英語での説明が加えられたのにプラスして、見た目も可愛らしく生まれ変わった。
 


組み合わせると横浜市内の観光地をだいたいめぐれる(同)
 

これが今までの「みなとぶらりチケット」
 


これまでのシンプルなものから、可愛らしく生まれ変わった(画像提供:横浜市交通局)
 

このチケット自体を横浜観光の記念品として持ち帰ってもらえるように、との意味が込められているそうで、各スポットのイラストが描かれている。

また、新しく作られたリーフレット「ぶらり横濱めぐり旅」は、日本語、英語、中国語、韓国語の4つの言語で10万部がリリースされた。
 


リーフレットは言語によって色が違う
 

ぶらり観光SAN路線や「あかいくつ」号の路線図や時刻表、「みなとぶらりチケット」を使ったオススメ観光ルートなどが掲載されていて、観光案内所のほか、ホテルや駅などでも無料配布されている。

さらに、「ぶらり三渓園BUS」では、ヤマハが開発した「おもてなしガイド」を試験的に運用する。これは、車内で流れる観光案内などのアナウンスを、スマートフォン上にほぼリアルタイムで表示させるというもの。

日本語はもちろん、英語、中国語、ハングル、タイ語、フランス語、スペイン語にも対応しているので、耳の不自由な人や外国人にもより観光を楽しんでもらえるというシステムだ。
 


多言語対応できるガイド(おもてなしガイドホームページより)
 

交通局の担当者は、「ぶらり観光SAN路線」の3ルートは、既存の「あかいくつ」との連携で回遊性を高め、自由な散策を楽しんでもらえるものと話し、「見た目にも分かりやすいラッピングを施した観光路線を運行することで、増加傾向にある国内外からのお客様の利便性を一層高めたい」と続けた。
 


運行を前に行われたセレモニーには、加賀生雄(かが・いくお)局長(中央)も
 



取材を終えて



決められたルートを回っていた「横濱BAYSIDE LINE」とは違い、路線バスの色がより濃いというのも、この「ぶらり観光SAN路線」の特徴だろう。

用意された場所ではなく、自分の行きたいスポットへ向かう。その際に使いやすい路線、というのが肝だ。

「横浜観光の魅力向上や、にぎわいの創出につなげていきたい」と担当者が言うように、横浜観光の新しい楽しみ方として一役買ってくれるのはではないだろうか。


―終わり―
 

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  • 1日乗車券で乗れるんですかね?

  • 他都市や外国からのお客様を観光でお迎えするのであれば・・・チョット見栄も入ってしまいますが、活用する車両は最新モデルを使ってあげれば良かったのに!少なくとも掲載写真の「赤レンガルート」はUD車ですよね?既に撤退したUDとしては最新かも知れないが・・・日常生活では何も感じないが他都市などへ旅行へ行った際に路線バスを利用して、老朽車両だとちょっとガッカリしてしまいます。

  • ふうーん、ラッピングバスでぶらり観光!肩のチカラが抜けた気楽な散策ができそう。

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