横浜にLRTが走る計画はどうなった?
ココがキニナル!
横浜市が次世代路面電車の導入調査を始めたそう。実現する?進捗は?(brooksさん/yakisabazushiさん/miyukidさん/象の鼻さん/キングカズさん/マッサンさん/nobaxさん)
はまれぽ調査結果!
横浜市では都心臨海部の回遊性向上のためLRTを含めた新たな交通の導入を検討。2020年を目処に連節バスの導入を決めたが、LRTは引き続き検討段階
ライター:福原 麻実
連節バスが横浜の街を走るのはいつ? ルートは?
連節バスについては、2020年の運行開始を目指して計画を進めているという。ルートやダイヤの詳細はまだ決まっていないとのこと。
まだまだイメージ段階。今後、具体的なルートの検討、既存のバス路線との調整をする
また、導入の費用については車両が1台あたり数千万円(外国車のためレートによって異なる)と、通常の路線バスよりも高額だが、車内は後部のエンジンがある部分を除いてほぼフラットでバリアフリーの面でも優れており、しかも輸送可能な人数も120~130人と、LRTと大差ないそう。
連結部で曲がるので小回りが利くそうだ
また、連節バスを走らせるにあたり、バス停もバスに合わせて長さのあるものが必要になる。
今あるバス停が一部変わる・・・かもしれない
バス停だけでなく、ガードレールの間隔も調整することになるというが、それらの作業が必要になったとしても既存の道路を使用できるため、新しく線路を引くLRTよりも導入がしやすいそうだ。そういった理由で連節バスのほうが現実的なのだ。
しかしながら、LRTが横浜の街を走る可能性が完全にゼロになったわけではなく、現状期限は設けていなが今後もLRT導入の検討はしていくそうだ。バス路線と異なり、鉄道は地図に載るなど、横浜に初めてきた人にもわかりやすい。そして線路を走るために、道路を走るバスよりも定時性が確保しやすいなど、利点も多い。
導入の可能性はゼロではないが、課題が多いのが現状
LRTがすぐに導入されることはないようだが、横浜市の一大経済圏といえる都心臨海部の交通網がさらに多様化することは歓迎すべきことに思える。他地域の住民にとっては「そこだけ交通網が充実しても・・・」という思いはあるだろうが、それでも多くの人にとって便利になるのではないだろうか。連節バスの運行が開始される2020年、そしてその先の未来に期待したい。
ちなみに、本牧にLRTが走る計画はあるのかと伺ってみたところ「現在そのような計画はありません」とのことだった。バス路線が充実しているとはいえ、少し残念である・・・。
取材を終えて
人の流れや経済効果と同時に、新交通網に使用される車体のデザインもキニナル。これもまだ決定していないが、横浜らしい素敵なものであってほしい。4年後の連節バス、近い将来実現するかもしれないLRT、いずれも詳細が決定し次第、はまれぽ内にてお知らせする。
―終わり―
かー坊さん
2017年06月10日 19時40分
LRTの、導入に賛成です。陸の孤島の本牧辺りまで伸ばせればいいけど… みなとみらいをバスとタクシー以外の車を入れさせないで走らせたらいいんじゃないかなぁ
マッサンさん
2017年01月13日 20時21分
横浜LRTには莫大な予算と維持費がかかることは予想される。公共性の観点から無駄のない理想的な交通網の構築をと願いたい。それにさまざまな企業からの出資、場合によっては外国企業からの出資もあったらと思う。横浜LRTの維持管理は官民協働でスポンサーを巻き込んで推し進めていただきたいものだ。
よこはまいちばんさん
2016年12月27日 10時17分
横浜市が再開発・大規模投資と言えば、ほぼみなとみらい地区偏重であり既存地区は蚊帳の外と感じられて不快です。確かに注目されやすい臨海部ではあるものの「既存地区はどうでも良い」としか考えていないのでは?旧市心部(関内・伊勢佐木町地区)の衰退が深刻と横浜市も認めながら、日常的な企画開催もみなとみらい地区偏重では更なる地域格差拡大の促進策でしかありません。水陸両用バスも同様ですが連接バスも輸送量にメリットはあっても横浜市の場合は珍しさを含めた観光目的でしかない筈。既にどちらのバスも各地で運行されており、導入する頃には物珍しさも失われて単なるお荷物にしかならなく感じます(2階建てバス運行終了も同様だった筈)。大規模工業団地や大学集積エリアなど、短時間に利用者集中との特殊事情がない限り単なるムダで2台同時発車で充分。渋滞路での右左折やバス停スペース確保なども考慮すれば自ずとみなとみらい地区限定に?