賞味期限が40秒!? 横浜の“激短”賞味期限フードを紹介!
ココがキニナル!
江田駅近くのケーキ屋さんに、賞味期限1時間のモンブランが売られているそうです。何故1時間?是非レポートをお願いします!(suzukaさん)
はまれぽ調査結果!
賞味期限1時間のモンブランケーキと40秒の串焼きを紹介。期限が短い理由は、おいしさがピークの時に味わってほしいという作り手の思いから
ライター:酒井 明子
スタッフが疾走!? 賞味期限40秒のレバーとは!
続いてやってきたのは横浜駅西口から徒歩1分のところにある、焼き鳥とワインのお店「Tosaka-na Dining GOSSO(ごっそ)横浜店」。
おしゃれな外観
こちらの店にも賞味期限が短い食べものがあるという。その食べ物は鶏レバーの串焼き「賞味期限40秒 ごっそ玉」! 40秒という短さの理由はなんなのか!? さっそく入店してみた。
店内は焼き鳥屋さんとは思えぬ、リゾート感あふれる空間
こちらの店舗は2フロア+テラス席で、合計100席以上ある大きなレストラン。新丸子や武蔵小杉、溝の口にも系列店を構える。横浜店はオープンしてから約4年とのことだ。
話を聞かせてくれた店長の野村慶佑(のむら・けいすけ)さん
お店のメインは宮崎産の日向の赤鶏を使った焼き鳥と、川崎の市場から仕入れている新鮮な野菜を使ったメニュー。それに合わせたワインもボトルで60種類以上用意してある。ちなみに店名の“GOSSO”は宮崎の方言で“ごちそう”という意味らしい。
ごっそ玉を発見!
野村さんによると「ごっそ玉」は系列店でも提供しており、横浜店でも開店当初からあるメニューだとか。
賞味期限を設けた理由を尋ねると、できたてアツアツの方がおいしいため、1秒でも早く食べてほしいという思いからだそうだ。
さらに、40秒にした理由としてはなんと「足が遅い人が走っても厨房から店内の一番奥の席まで行ける時間が40秒だったから」とのこと! えー! それが理由なんですか! 40秒の賞味期限で提供までに40秒だと、期限切れになるのでは・・・と思ったが、一番遠い席でも提供までにかかる時間は現在10秒前後とのことだ。
ちなみに一番遠い席は2階の奥の席
昔はどの焼き鳥も1階から2階までは小型のリフトで運んでいた。しかしそれだとお客さんから「冷めている」と苦情がくることもあったとか。そのため同店では提供スピードの早さを大事にしており、中でもこの「ごっそ玉」は少しでも早く食べたほうがおいしいということから賞味期限が設定された。
40秒・・・熱々の「ごっそ玉」のおいしさとはどのようなものなのか・・・さっそくオーダーしてみた。
40秒以内に食べてもらうために、店内を猛ダッシュ!
オーダーが入ると厨房ではさっそく「ごっそ玉」の調理を開始! 焼き鳥を焼く温度はほかの焼き鳥屋さんと比べてもかなり強い火力にしているとのこと。旨味が凝縮され、ジューシーに仕上がるというのだ。
約3分かけて焼くらしい
ごっそ玉のおいしさの秘密は鶏レバーを、ブタの網脂で巻いて焼き、中のジューシーさを損なわないようにしていること。さらに外側がパリッとするため、食感もよくなるそうだ。焼き終わるとすぐさまお皿に乗せられ、外で待っていたスタッフにバトンタッチ!
お皿に乗った!
お皿にタイマーを乗せて、外のスタッフへ!
猛ダッシュしていくためカメラで追いきれない!
ちゃんと届いています!
ノーカットの動画はコチラ!
お客さん目線だとこんなかんじ
今回は1階の奥の席にいたため、余裕の20秒以内で到着! 2階席の場合は、リレーで持っていくことも。
いただきます!
あつーい! とにかく中まであつあつ! そして、肉汁がこぼれてきてジューシー! このジューシーさは焼きたてならではかもしれない。ちなみにもう1本は40秒過ぎてから食べてみた。味はあまり変わらないように感じたがあつさ加減は少し引いていた。
焼き鳥の横にはタイマーが
お皿には40秒にセットしたタイマーが置いてあり、きちんとお客さんにも時間がわかるようになっている。不足の事態で提供が40秒を超えてしまった場合は、作り直すそうだ。同店で提供している白レバー自体あまり仕入れがあまり多くないので、おかわりは1人1回までとなっている。
こちらの店舗、鶏が自慢なだけあってほかにもこんなおすすめメニューが。
「焼鳥屋の鶏すき焼き(1990円、3~4人前)」
4種類の鶏肉とトマトが丸ごと1個入ったお鍋を、お店の人いわく「低カロリーでヘルシー」という川崎産の「モリモリ卵」につけていただく。専門店のこだわりの味をこの値段で楽しめるのはうれしい。
女子に人気なのはこちらのメニュー!
普通じゃないポテサラを作りたいという思いで提案されたのが「石焼ポテトサラダ(690円)」。目の前で材料を混ぜて作ってくれる温かいポテサラで、ジャガイモのつぶし方も好みを聞いてもらえる。
今回は粗めにつぶしてもらった。あつあつでおいしかったです!
取材を終えて
賞味期限が短いのには、作り手側の少しでもおいしく食べてほしいという思いがつまっていた。どんなものも作り立てはおいしい! でも料理をだされても話に夢中になっていると、そんなことは忘れて放置してしまうことも・・・。出されたものをおいしいうちに食べようと思わせてくれる体験だった。
―終わり―
店舗情報
ナッシュカッツェ
住所/神奈川県横浜市青葉区荘田西2-15-1-102
電話/045-211-4533
営業時間/11:00~19:00
定休日/月曜
一軒家リゾートダイニング GOSSO 横浜創業本店
住所/神奈川県横浜市神奈川区鶴屋町2-23-4 鶴屋2丁目ビル
電話/045-620-9990
営業時間/17:00~1:00
定休日/年中無休
meluさん
2017年02月04日 19時36分
賞味期限ギリのケーキはやはり少し見た目が〜(^_^;)それなりですね。でも、面白い取材記事内容で興味深く読ませて頂きました!
suzukaさん
2017年02月04日 13時13分
取材ありがとうございます。賞味期限1時間の理由が良くわかりました!食べる準備を整えて買いに行きたいです。3年前のキニナルが解明され、嬉しいやらビックリやら…(笑)
Kay Jayさん
2017年02月04日 12時17分
どちらのお店も美味しそうで、短時間の賞味期限切れの意味もわかり面白かったです。ただ、ケーキ店の記事でザッハトルテをオーストラリアのものと誤表記しているのは、一番人気メニューであり、ご店主の経歴からも、失礼だと思います。しっかりとチェックしていただきたいですね。