狛犬ならぬ“狛ネズミ”? 横浜にある戸部杉山神社でお参りレポート!
ココがキニナル!
西区役所に隣接する戸部杉山神社は今年の干支の「狛ねずみ」が境内にあるので、お参りしてレポートをお願いします。回転させることができて一回転させて願をかけると願いが叶うそうです(nobaxさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
横浜旧市内最古の社ともいわれている戸部杉山神社。狛ネズミを目当てに多くの参拝者がお参りし願掛けをしていた。お守りなどのグッズは品切れが多発しているので、注意してほしい。
ライター:はまれぽ編集部
参拝者の声
このご夫婦は旦那さんが年男で、東京都目黒区から訪れたそうだ。
1936(昭和11)生まれの年男
「もう7回も干支が回ってきちゃったよ!(笑)」と元気の良い旦那さん。毎年正月の玄関飾りを手作りされるそうで、今年は自分の干支ということもあり力が入った玄関飾りの写真をみせてくれた。
何を願掛けしたのかを伺うと奥さんが「もうこの人(旦那さん)の健康ですよね」と微笑んで教えてくれた。一方、旦那さんは「僕は若い子と仲良くできますようにってね! でも今日もこんな若い方とお話できて嬉しいな~」と照れ隠しなのか、微笑ましいご夫婦だ。
横浜在住の若い年男にも話を伺ってみた。顔出しNGという年男、“狛ネズミ”を至近距離から撮影していた。
見せていただき、ありがとうございマウス
今年はこの“狛ネズミ”の写真をスマホの待ち受けにするらしい。今日は願掛けをせず、挨拶だけしにきたというが、もしするならどんな願いがあるのかを伺うと「転職っすね」と一言。転職を経験したことのある筆者には分かる、頑張ろう。
自宅から「戸部杉山神社」が見えるというご近所にお住いのご夫婦は「今年は神社の周りをぐるっと囲むように参拝者が並んでいてびっくりしました」と教えてくれた。外国語も多く聞こえてくるというのだから外国からの参拝者もいるのだろう。
家族の健康を願掛けしたそうだ
関東大震災で被災した「戸部杉山神社」
すっかり忘れていたが、まだ新年のお参りを済ませていないということに気が付き急いで社殿に向かった。
この時期には厳しいが手水も行う
皆さん“狛ネズミ”を回した後にお参りをしていた
この「戸部杉山神社」は関東大震災の際、境内に避難していた方々の家財道具に火がつき神社などが全焼してしまった。その後、昭和初期から復興建替えの話があったが戦争が始まり立ち消えになってしまったそうだ。
現在の社殿は1956(昭和31)年に竣工したもので、当時では珍しい鉄筋コンクリート造りの社殿だったことから、第1回目の神奈川県建築コンクールで入賞した。
社殿の中
お参りも“狛ネズミ”を回す願掛けも終え、「戸部杉山神社」宮司の佐野顕次(さの・けんじ)さんにお話を伺おうと社務所へ向かったが、参拝者の対応でとても忙しそうだった。
お忙しいところお写真だけ撮影させていただいた
写真を撮影している間も電話が鳴ったり御朱印やお守りなどの販売に追われている中、「今年は予想以上の参拝者がいらっしゃり、ネズミ柄のお守りなどが完売している状況です」と教えてくれた。
「戸部杉山神社」では“狛ネズミ”柄のお守りなどが販売されているが、取材当日は完売で目にすることはできなかった。再入荷してもまたすぐに売り切れることが予想されるので、お求めになりたい方は神社に直接問い合わせた方が良さそうだ。
お守りを見られなくとも、おみくじを引くことに。折角なので編集部のメンバーにも持ち帰ろうと考え、社務所近くにある4種類のおみくじを吟味した。
左から「恋みくじ」「おみくじ」「七福神みくじ」「とんぼ玉みくじ」
すると女性2人が「おみくじ」を引いたのでどんな結果だったのか伺ってみた。
平塚市から参拝しに来た2人
“狛ネズミ”目当てだったが、願掛けの列が途切れないため先に「おみくじ」を引いたという。結果は・・・
お二人とも「吉」
「大吉」の次に良い結果である「吉」にはどんないいことが書いてあるのかと思ったら、案外シビアな言葉が。帰社して「おみくじ」をあけるのが楽しみになってきた。
取材を終えて
帰社後、編集部のメンバー3人と筆者で「おみくじ」をあけた。
今年初めての「おみくじ」にワクワク
結果は驚くことに・・・
「大吉」「吉」「大吉」「大吉」
「大吉」が3つも出るとは、2020年のはまれぽいいんじゃない・・・?
しかし、ここで唯一「吉」を引いたのは筆者。なんだかな・・・
ー終わりー
取材協力
戸部杉山神社