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横浜で花火を打ち上げている「横浜 山田の花火」とは!?

ココがキニナル!

横浜の花火を発展させた業者「横浜 山田の花火」を取材してください。(恋はタマネギさん、ootaharaさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

山田の花火は開港祭、神奈川新聞、金沢まつりといった横浜で行われる大きな花火大会での打ち上げのほか、店でおもちゃ花火の通年販売も行っている。

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ライター:吉澤 由美子

花火の打ち上げ



実際の花火大会の打ち上げは、台船と呼ばれるはしけに打ち上げ筒をセットし、電気導火線を点火器につないで行っている。
 


打上筒に「横濱 山田の花火」の文字が入っている


大きな花火大会になると1万本もの打上筒をセットすることになる。打上筒は点火器につながっていて、電気を利用した遠隔操作で点火を行っている。
 


点火器はアメリカ製


点火器には、コンピューターで作成した花火を打ち上げる順番やタイミングといったデータが入っていて、プログラムに合わせた進行が可能だ。
 


台船にセットされた打ち上げ筒 ※画像:株式会社ヤマダ


花火を打ち上げる場所は、会場から少し離れた海の上。とはいえ、会場のどよめきはかなりよく聞こえるらしい。「狙っているところでどよめきが起こるとうれしいですね。逆に、ここで盛り上がるのかと勉強になることもあります」と山田さん。
 


デイジーのようなかわいい花火。角度によって見え方の違うものも多い


「た~まや~、か~ぎや~」の掛け声のように「や~まだ~」「や~まだや~」と掛け声をかけてくれる方もいるそう。

そして、花火はセットしてしまうと再利用は難しいらしい。そこで、花火大会当日が雨天などで順延が不可能な場合も、よほどの強風豪雨でない限り開催してしまう場合が多いとのこと。
 


ゆらりとした光跡が不思議で美しい




おもちゃ花火!!



山田の花火では、年間を通じておもちゃ花火の店頭販売も行っている。
 


夏場にはもっと種類が増える


最近は、スキー場での花火に人気があり、またケーキなどに立てる煙の少ない花火なども扱っているため、冬場もけっこうお客様が来るそう。ただしスキー場によっては花火不可の場合もあるので必ず調べてから購入を。
 


飛び出たリボンが散らからないクラッカーなどもある


さらに、横浜中華街が近いこともあり、爆竹も扱っている。ただし、中華街でも爆竹の使用にはいろいろな決まりがあるため、爆竹は団体への販売が多い。
 


旧正月をはじめ、中華街のイベントには欠かせない爆竹


このお店で一番人気があるのは、伝統的な日本の線香花火「牡丹桜」。25本入り950円と少し高いが、玉が落ちにくく松葉のような大きい火花が散る昔ながらの線香花火は完全な手作り。これでなければというファンが多いそう。
 


三河産の線香花火、牡丹桜




取材を終えて



花火はさまざまな要素を取り入れながら、日本で独特の進化を遂げた文化。打ち上げの尺玉から線香花火まで、山田の花火には日本の美意識が育てた花火が揃っていた。
 


港の上に開く花火が水面に映る


横浜は日本ではじめて西洋風のカラフルな花火大会が行われた場所。現在も、地元の会社が花火大会の打上や演出を行っているのは歴史的にも意味があること。そして、なにより誇らしい。

今年の夏、横浜で行われる花火大会が今から楽しみになってきた。
 


夏が待ち遠しい


― 終わり ―

 
横浜 山田の花火 株式会社ヤマダ
神奈川県横浜市南区永楽町1-10
TEL 045-251-2366
冬季の営業時間:10:00~17:00
定休日:土曜・日曜・祝日(7月8月は休まず営業)
http://yamada-hanabi.jp/
 

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  • よく店の前を通るので知っていたが、そういう第一人者的な店だったんですね。製品として出来上がっている状態は安定しているんでしょうが、打ち上げ花火はやたらと手が込んだ構造をしているので、製造上も慎重な注意を要するんだろう。Youtubeなんかの「インドの花火工場大爆発」?みたいな映像を見れば、平和利用だろうが爆発物は怖いねとも思う。たしか生まれる前らしいが仏向町の日本カーリットが爆発した悲惨な事故やら、大学時代には極左がアパートで爆弾作ってて暴発させたとかいうマヌケな事故の話を聞いてきただけに。 それにしても、打ち上げ用のシーケンスプログラマすげぇ~ファクトリーオートメーション並の装備だ。 でも、これ使う前はどうやってたの?

  • 取材のほど、ありがとうございました。地方に自社工場があり、そこで製造もされているものと思っていたので、打揚げと販売に専念というのは、ちょっとガッカリでした。個人的には毎年、花火の写真を撮影するため、横浜市内の花火大会に足を運んでいます。横浜市内の花火の打揚げ場所は写真にもあるように、台船を使用して海上であるため、年によって撮影場所の当たり外れが大きいのも特徴です。一回でもいいから、打揚げの台船の上から見てみたいと思うのは私だけでしょうか。今年の夏も事故なく、無事に打揚げをしていただけることを願っています。

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