「私立探偵濱マイク大回顧展」を通して、伊勢佐木町の映画館の歴史を振り返る!
ココがキニナル!
3月16日(土)~20日(水・祝)の5日間に開催される「みなと映画祭」の第2回「私立探偵濱マイク大回顧展」はどんなイベント?(はまれぽ編集部のキニナル)
はまれぽ調査結果!
作品を一挙に観ることができる楽しみだけではなく、古きよき「映画館の街」伊勢佐木町が再発見できるイベント。当日の様子は後日レポート予定!
ライター:はまれぽ編集部
60周年を迎えたシネマ・ジャック&ベティが見てきた伊勢佐木町
(つづき)
長い歴史をもつ「シネマ・ジャック&ベティ」が見てきた映画の街としての伊勢佐木町について、梶原さんにお話を伺った。
「1911(明治44)年、伊勢佐木町3丁目にオデオン座が開館。港町である横浜という立地もあり、海外映画のフィルムをいち早く輸入することができたことから“日本初の外国映画封切り館”として全国的に有名になりました。
昭和初期の伊勢佐木町通り(個人蔵)
1935(昭和10)年頃のオデオン座(資料提供:横浜市史資料室)
その勢いもあり、徐々に伊勢佐木町に映画館が誕生。空襲を受け、1945(昭和20)年の終戦後にはオデオン座も米軍に接収されますが、貧しい生活のなか映画を唯一の娯楽として楽しむ人々によって、どんどん復興していきます。
1958(昭和33)年ごろには伊勢佐木町界わいに、約30館もの映画館が存在するまでになりますが、県内に『シネマコンプレックス」が進出してくる1990年ごろから閉館が相次ぎ、2013年現在では、今回の会場となる3つの映画館を残すのみとなりました」
はじめはIT企業に勤めながら映画ボランティアスタッフをやっていたという梶原さん
今回の「私立探偵濱マイク大回顧展」の会場となることについて伺うと、「1990年ごろまでは、この界わいの映画館を“はしご”して回る映画ファンも数多くいました。今回のイベントは、3つの劇場を回ってすべての作品を観る、という仕掛けになっているので、“映画館との関わり方”という点でも、日劇があった時代を振り返る、という意義深いものになっていると思います」と語ってくれた。
取材を終えて
イベントに向けて鋭意準備中のお二人
「私立探偵濱マイク大回顧展」。作品を一挙に観ることができる楽しみはもちろんのこと、「映画館」と「街」について新しい視点や楽しみをもたらしてくれるだろう、という期待がふくらんだ。ぜひ、足を運んで「映画館をはしご」してみてほしい。
はまれぽでも当日のイベントの様子もお伝えしていきたいと思う。
―終わり―
「私立探偵濱マイク大回顧展」
第2回横浜みなと映画祭2013
2013年3月16日(土)~2013年3月20(水)
SCREEN1 横浜シネマリン
SCREEN2 横浜ニューテアトル
SCREEN3 シネマ・ジャック&ベティ
ほか
http://www.ymff.net/index.html
角さん
2013年03月17日 23時11分
ジャック&ベティーはマニアックなやつや社会は映画も上映するので見に行くのですが、是非一度80年代あたりのアニメーション映画を特集で上映して欲しい。「宝島」とか「ガンバの冒険」とか「999」とか。今海外の映画祭に出品したら間違いなく高い評価を得られる作品が多いと思うのだが・・・。
とうさんさん
2013年03月14日 14時23分
昔は3本立ての格安映画館とか沢山あったよなぁ… マイク? 知りません。
ushinさん
2013年03月14日 14時01分
どっちも詳しくは知らないんだけど、マイク・ハマーとの関連性は単にもじった名前を貰っただけなのかな?なんかリスペクトしたようなストーリー内容とかあるんですか?