根岸の米軍住宅で行われた「第48回 日米親善 米海軍根岸盆踊り」をレポート!
ココがキニナル!
アットホームな雰囲気が魅力の米海軍の根岸盆踊り祭り。今年は、「横浜でお気に入りの場所」「好きな日本食」について聞いてみたので、その模様をレポート!(はまれぽ編集部のキニナル)
はまれぽ調査結果!
根岸盆踊り祭りでアメリカ人にたずねた結果、横浜でお気に入りの場所は、圧倒的にみなとみらい!好きな日本食は、スシとラーメンが多かった!
ライター:吉澤 由美子
横浜でお気に入りの場所、好きな日本食を調査
今度は、家族で遊びに来ていたファミリーに声をかけてみる。
横須賀の米軍病院で麻酔担当のケースさんと、奥様、お子さん2人のファミリー
ケースさんファミリーは先週、横須賀に来たばかり。「回るスシとたこ焼きを食べてみたらとても美味しかった!」とのこと。
次にベビーカーを押しているママにお話を伺ってみる。
ヤネズさんファミリー
ヤネズさんは、クイーンズタワー1Fにあるイタリアントラットリア「ペッシェドーロ」がお気に入りのレストラン。好きな日本食はとたずねると、「ラーメン!」と勢いよく答えてくれた。さらにヤネズさんは、「横浜は安全で素晴らしい街」と教えてくれた。
ここで、手作りスイーツのブースを発見。根岸住宅内にあるバードエレメンタリースクールに通うお子さんのママたちによる手作りスイーツが並んでいる。
手作りスイーツを販売していたママたち
アメリカで流行っている最新のお菓子もあれば、代々受け継がれた家庭のオリジナルレシピで作られたスイーツもある。いくつか買って食べてみると、どれも個性的でおいしい。
ママたちのひとり、コラーリスさんはオレンジが香るカップケーキを制作
コラーリスさんは根岸住宅地区に住んで6年になる。横浜でお気に入りの場所はランドマークタワーで、好きな日本食はスシとしゃぶしゃぶ。タレはやはりポン酢派だそう。
手作りスイーツを堪能したあと、浴衣姿の女の子をみつけた。
パパに抱っこされている浴衣姿のエミーちゃん
エミーちゃんのパパは能見台に住んでいて、横須賀で働いているそう。好きな場所は、みなとみらい。食べ物では、「トンカツ、ラーメン。特にとんこつラーメンが最高!」とのこと。
次に声をかけたのは、ローガンさん親子。
ローガンさん母娘
ローガンさんに横浜でお気に入りの場所を伺うと「三溪園は最高!」との答えが。そして、好きな日本食は、ラーメンだそう。
素晴らしい茶室や日本庭園の三溪園がここで登場! よかったとなぜか安堵していると、夕陽が沈み辺りは徐々に暗くなってきた。いよいよ盆踊り祭りも佳境だ!
夜風に乗って盆踊りのメロディが流れる
夕暮れになって賑わいを増す会場
旧根岸競馬場のVIP席だった建物「一等馬見所」が夕闇に沈んでいく
陽が落ちて暗くなってくると、盆踊りのやぐらのステージに灯りがともり、太鼓や踊りといったパフォーマンスが始まる。
そしていよいよ盆踊りがスタート。
やぐらの上で子どもたちが踊る
踊り方を教わる子どもたち
空母ジョージ・ワシントン・ファミリースタッフの娘さんがポーズを取ってくれた
夏の夜に相馬盆歌や炭坑節が流れ、涼しい風が吹いてくる。肌の色も髪の色も違う子どもたちがやぐらの上で仲良く踊り、あたりにはピザやBBQの香りが漂う。
日本とアメリカの文化や伝統が融合した根岸盆踊り祭りは、なごやかでアットホームな雰囲気だった。
取材を終えて
とにかくみなさん、にこやかでフレンドリーな根岸盆踊り祭り。
グレニスタ司令官も輪投げに挑戦していた
ほかにも何人かにお話を伺ったのだが、場所ではみなとみらい、特にランドマークタワーが、そして食べものではスシとラーメンの人気が圧倒的。さらに、しゃぶしゃぶはポン酢派ばかりというのが意外だった。
根岸盆踊り祭りは、アメリカ人と日本人がともに異文化を楽しむイベント。ご近所感覚の気軽さが魅力だと感じた。
和太鼓のリズムに聞き入っていた
―終わり―