中華街にある怪しい建物、オリエンタルホテルは営業してるのか!?
ココがキニナル!
中華街に「オリエンタル」っていう古びたホテルがあるのですが、営業してるんですか?泊まってきてください!(カレーライスさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
営業してました!実際泊まってみると、ノスタルジックで無国籍な雰囲気が楽しめるホテルでした!!
ライター:松宮 史佳
ノスタルジックで無国籍な空間(続き)
続いて浴室を覗く。
浴室のタイルはライトブルー、ドアや壁はダークブルーと二色使いで、まるで船室にいるような感じ。
「そうか、ここは船員用のホテルだった」納得。
えんじ色のドアを開けると…
浴室はブルーのドアに!!
室内の「えんじ色」は陸、浴室の「ブルー」は海をイメージさせる。
ここは陸と大地、色々な国など、さまざまなボーダーが交差する空間なのだ。
船室を思わせる浴室内
お父さんに直撃!
翌朝、10時過ぎに起床。
この異空間にすっかり馴染み、ここ最近で一番熟睡してしまった。
ここを経営するお父さんを取材しようと探すが、物音一つせず。やはりまだ皆寝ているようだ。
事務所のドアを何度も叩くが無反応。
「ダメだ…」諦めて帰ろうとすると、ナゼか事務所の隣から初老の男性が出てくる。
やった~!どうやら、この人がお父さんのようだ。
寝起きであろうお父さんにホテルの事を伺ったところ、50年前の中華街は近くに造船所があり、台湾などから船が乗り入れ船員さんで賑わう街だったが、現在船は乗り入れなくなったため、船員さんは宿泊しなくなったとのこと。
昨夜は下の部屋から物音が聞こえたので、松宮の他にも宿泊客がいたようだが、昔よりお客さんは減っているのでは?
オリエンタルホテルは30年前から宿泊料金は値上げしていないとのことだが、経営は大丈夫なのか?
中国語なまりのあるお父さんの話を推測すると、ここはかつて多くの船員さんが宿泊していたらしく、その時に稼いだ蓄えがあるので大丈夫のようだ。
予約は受け付けていないらしい
取材を終えて
ホテルに入る前は古い外観を見て怖気づき、どうなることかと思ったが、宿泊してみると、ノスタルジックで無国籍な雰囲気だった。その上、高速トークを繰り広げるかわいらしいお母さんと“古き良き時代”の中華街を思い起こさせてくれるお父さんがいたので、とても居心地が良かった。
取材の最後にお父さんに写真撮影をお願いすると、「新築したら…」との答えで残念ながら撮影NG。
でも、お母さんはお父さんが新築に反対していると言っていたけど、どちらが本当なのか?
ともあれ、建て直すなんて言わず、ノスタルジックな雰囲気を大事にしてほしい。
◆オリエンタルホテル
神奈川県横浜市中区山下町187
045-662-4514
宿泊費:3,500円
チェックイン:17時 チェックアウト:11時
※予約不可
―終わり―
タッカーさん
2015年12月12日 21時15分
ほとんど話しが推測なんですが本当なの?
さてらいとさん
2015年11月08日 09時22分
朝鮮・ベトナム戦争当時は、チャン街に遊びに来た米兵の連れ込み宿として有名でしたねぇー。取り壊されまた横浜から1つの歴史が消えました
bssさん
2015年09月29日 23時05分
取り壊されて更地になってしまいましたね。残念ですが、この記事が残ってよかった。