レジがあるのに計算はすべて暗算!? 横浜駅西口にある「OSドラッグ横浜店」に真相を直撃!
ココがキニナル!
横浜や川崎にあるOSドラッグ。どの店員さんもレジがあるのにお金の計算が暗算なのには理由があるのですか?(えすさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
OSドラッグは「お客様をお待たせしない」という理由から50店舗すべてのスタッフが暗算できるようにしていた!
ライター:松宮 史佳
心あたたまる震災秘話
2011(平成23)年3月11日、東日本大震災が発生した当時、国米さんは渋谷店にいたそうだ。電車が止まり、スタッフは帰宅困難に。「1人よりも安心だし、全員店にいよう」と待機していた。周囲にある店は次々と閉店。人々は入る店がなく、困っていた。
大震災の当日、周囲の店は次々と閉店した
そこで、せっかくなら「困っている人のために店を開けよう!」と全店舗をオープン。横浜店も周囲の店は閉店していたが、「当日はオープンしていた」とのこと。
国米さんがいた渋谷店には多数の人々が押し寄せたとか。人々は家族や友人の安否を確認しようと携帯で連絡を取り合っていた。そのため、携帯の充電が切れてしまう人が続出。国米さんは携帯が使用できず、困っている人々に20分間無料で携帯の充電を行っていたそうだ。
突然大震災が発生し、1人都会の真ん中で途方に暮れる人も多かっただろう。だが、このあたたかい心遣いに多くの人が癒されたのではないか。まさに“街の灯(ともしび)”だ。
「計算はすべて暗算」の真相は!?
ここでついに“キニナルあのこと”について伺う。レジはあるのに「計算はすべて暗算というのはホント?」と尋ねると、「本当です!」と国米さん。「えーーーー!」と松宮。やっぱりホントだったんだ!
お客さんも「計算はすべて暗算なの!?」「気づかなかった」と言う人が多かった
店内で働く国米さんを拝見していると・・・
「!!!!」
レジが常に開いている!!!
毎回会計のたびにレジが開閉すると、時間がかかってしまう。そのため「お客様をお待たせしないように」「スマートにおつりを渡す」との配慮から、「先にレシートを切り、つり銭を暗算している」とのこと。
レシートを見ると、確かに先に切られている!
「おつりが載っているレシートがほしい」と言う人には、理由を説明すると理解してくれるそうだ。お客さんが勘違いして「××円出したんじゃない?」という場合は電卓を出し、1つ1つ丁寧に説明。なので「今までクレームはない」とのこと。
以前、商品ごとに販売情報を集計管理するPOS(販売時点情報管理)レジを導入する25年ほど前は店舗が扱うすべての商品「3000~4000アイテムの値段を覚えていた」とか! ちなみに、POSレジを導入したのは、OSドラッグが業界では最初らしい。現在はPOSレジを使用しているため、全商品の値段は暗記していない。だが、お菓子など「レジに打ち込む商品の値段は覚えている」そうだ。すごい!
暗算は全店舗のスタッフができる。暗算できない新入社員も「1ヶ月ほどでできるようになる」とのこと。研修はなく、実践あるのみ! 「暗算ができないと入社できないのか」と尋ねると、「それはない」らしい。
暗算対決! 勝つのはどっちだ!?
ここで無謀にも、勤続35年ほどの国米さんに“暗算対決”を申込む松宮。スタッフの方に合計金額とお客さんがいくら出したかを決めてもらい、“おつりはいくらか”を暗算で計算する。
「1351円-846円・・・」と問題を把握しようとしていると・・・
「505円!」と即答する国米さん。速い! 松宮が問題を把握する前に答えが出てしまう。続いての問題は“5128円-573円”。今度はお互い答えを言わず、正確さを競う。瞬時に答えが出た様子の国米さん。ひたすら考え込む松宮。「・・・答えは4565円?」と言うと、その場にいた松宮以外の人々が凍りつく。計算し直すと答えは4555円!
「うわあーーーー! 間違えた!!!」
「カゼで熱があるから・・・」と言い訳する松宮。
すばやく正確に計算するコツは、お客さんがいくら出すのかを予測すること。この道35年の国米さん。お客さんを見ていると「何を(いくら)出すのかわかります」とのこと!
10000円-4746円の場合、千から十の位まで足して9に、一の位は0にする計算法のコツを伝授
取材を終えて
以前から利用していた「OSドラッグ」がスタッフの方がレジを使用せず、暗算で計算していたのを初めて知り、驚いた。「OSドラッグ」は“昔ながらの薬屋さん”という感じでお客さんとの会話を大切にしており、あたたかみがあった。
「薬屋さんとしての誇りとこだわり」、「真の職人技」を見た1日だった!
―終わり―
シントシさん
2018年12月12日 04時15分
私は町田店を利用していますが、大変助かっていますが、女性の従業員の方を2人ほど見かけますが、やせている方の女性の従業員は、いつも、仕出し中、忙しいのはわかりますが、お客が商品を見ている時、商品が見えにくて仰け反って見ていても、その女性従業員は、わかっているにもかかわらず、知らん顔で商品を並べていて、しまいには、お客の前にあるカゴに商品を投げて、カゴに返したりしている。いやいやで仕事をしている様にしか見えない。また、お客の前を通るときも無言で「そこ退けよ」という感じで前を通る。その女性従業員に言いたい、あなたにしてみればただの商品かもしれないがお客は、投げた商品をお金を出して、買っている事を忘れないでほしい。それと、そんなにいやいやで仕事しているのなら、辞めたほうが良いと思いますよ。他の頑張っている従業員の方にも、お店のイメージにも悪い。
sawataroさん
2014年08月06日 13時15分
20年くらい前からお世話になっていました。当時から比べると周りのお店はだいぶ入れ替わっているのにOSドラッグはずっと変わらず残ってくれていて嬉しいです。今度行ったときは暗算の速さに注目したいと思います!
おっかーさん
2014年05月19日 05時50分
思想、理念ともに素晴らしい接客も良いのでよく利用させて頂いています。