元教師のモーテル王が建てた!? 創業昭和43年、保土ケ谷区にある老舗のモーテル「ニュー京浜」に突撃!
ココがキニナル!
今井町に30年も前からある老舗ラブホテル「ニュー京浜」、中はどんな感じ?火事で結構な事故があったような。付近のラブホテル群も、交通の便が良くないのになぜ密集しているの?(ta-TAさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
「ニュー京浜」は「モテル京浜」として1968年に創業し、大繁盛した。それにあやかろうといくつかのホテルがオープンした模様。
ライター:松宮 史佳
“全室デザインが違う”部屋を拝見!
これまで横浜市内にあるラブホテルを10軒ほど取材したが、「ニュー京浜」の廊下はダントツに広い。
通常のラブホテルの「1.5倍ほどの広さはありそうな廊下」
全室のうち、お客さんが使用していない6室へ。室内すべてのレイアウトは同じだが、「デザインはすべて違うんですよ」と奥様。しかも壁紙やタイルは「ヨーロッパから輸入している」という。一体どうなっているんだろう!? 楽しみ!
まずは50号室を見せていただく
全室自動精算マシンを導入している
落ち着いた雰囲気の洗面台
アメニティも全室共通
男性用の洗顔フォームや整髪料も完備
・・・部屋へ入ると・・・
派手ではなく、ゆったりとくつろげる雰囲気
テレビもアリ
ロッジみたいな感じ
浴室の壁も「全室違う」というこだわり!
清潔な浴槽
「女性に人気」という39号室へ
「どんな所が人気なんだろう?」と思いながら中へ入ると・・・
壁一面がピンク!
・・・これは“乙女の心鷲掴み!!!”
花をかたどったライトもかわいらしい
淡いピンクに小花の壁紙がステキすぎる!
洗面台や・・・
浴室もピンクで統一
松宮はピンクが好きなので気分が上がる。
4号室へと突入!
・・・さりげなくオシャレな壁紙が見逃せない!
壁紙とライトの印象か、ムーディーな洗面台
足元にはこだわりのタイル
天蓋のような布があり、見どころが満載だ
赤いクッションも印象的
27号室はどんな感じだろう?
スタイリッシュ&和モダンな雰囲気
編み込みの天井とライトもシブい
・・・でも「浴槽はブルーですっきりと」というのがニクイ
28号室は!?
・・・格調高いヨーロッパ調
花が上品さを醸し出している壁紙
と、言いながらも絵やソファー、置物は“南国風リゾート”な感じ
壁に施された彫り物のデザインもすごい
最後の部屋、31号室へ突撃!
花柄のソファーと縦のライト
花柄のソファーとよく合う壁紙
ライトも一つひとつ違う
モーテルやラブホテルの部屋を拝見するのはナゼ楽しいのだろう? きっと「一度に色んなデザインの部屋を見ることができるから」と気づいた。
取材を終えて
以前、横浜新道を通った時に見た「ニュー京浜」が創業46年もの老舗だとは知らなかった! また、「モテル京浜」を建てた中嶋孝司さんがモーテル王であると知り、興奮した。「ニュー京浜」は創業者の孝司さんや二代目の光さん、そのご家族の想いが反映されているモーテルだと思う。46年の歴史の中には火災など大変なこともあったと思うが、これからも「横浜新道のアイコン」として営業し続けてほしい!
―終わり―
ニューホテル京浜
住所/横浜市保土ケ谷区今井町1436−5
電話番号/045-351-1081
参考文献
『性愛空間の文化史(金益見)』
『ラブホテルの文化誌(花田一彦)』
『文藝春秋:2008年6月号』「金益見著・ラブホテルとモーテルの研究」
『日本大百科全書』
『夢空間ファッションホテル 名商・巨匠の物語(久保田和夫)』
『ラブホテルの力(鈴木由加里)』
※掲載記事一部訂正のご連絡
一部画像および記述が記事の入力ミスにより間違っておりましたので、11月30日(日)10時に本文を訂正させていただきました。大変申し訳ございませんでした。
海軍少将さん
2015年11月29日 20時22分
「手先が器用で航空士官学校で整備士を目指す」という一節に昭和は遠くなりにけりの感あり
ta-TAさん
2014年12月02日 10時41分
面白かったです。が、蝋人形、なんなの?どこにあるの?という新しい疑問がわきました(笑)
おーまんこ!さん
2014年11月29日 21時48分
松宮さん・・・レポートだけじゃなくて男と来て使いたいよね?www一人でラブホに入るのはさぞ辛かろうに・・・