動物園入口バス停にある簡易トイレの謎は?
ココがキニナル!
動物園入口(中山方面)のバス停に不思議な簡易トイレのような物があります。不気味なので調査して下さい。ストリートビューにも写ってます。(はまっこさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
不思議な建物は、1996年11月から1999年4月まで使用されていた「乗務員用の簡易トイレ」。「ズーラシア」の開園に伴い、使用されなくなってしまった!
ライター:松宮 史佳
「動物園入口」というバス停に不思議な建物があるという。噂ではストリートビューにも映っているようなので、早速チェック!
確かに左にナゾの白い物体が!
これはキニナルので現地へ行かなくては!
調べてみると、バス停の「動物園入口」へ行くにはJR横浜駅、相鉄線鶴ヶ峰駅、三ツ境駅、または地下鉄グリーンラインもしくはJR横浜線中山駅から「よこはま動物園ズーラシア(以下ズーラシア)」行きに乗るようだ。ちょうど横浜沿線で別の取材があったので、「中山駅」から行くことに。
ポツの取材で訪れた横浜線「中山駅」へ
「動物園入口」のバス乗り場がある「中山」駅南口に向かう
バス乗り場1番から「ズーラシア」行きバスに乗る
30分ほどで「動物園入口」(ズーラシア方面)に到着
中原街道を中山方面に1分ほど戻ると…ナゾの白い物体が!
ナゾの白い物体と対面
「動物園入口」(中山方面)のバス停
ナゾの白い物体
ナゾの白い物体は鉄の柵で囲われており、中原街道側から近づけない。そこで、小道を曲がりフェンス側へ。
近くで見るとナゾの白い物体は風化が進み、薄黒くなっている
これは一体何なのか。「動物園入口」のバス停に並んでいた男子大学生2人組や女子高生のグループに聞いてみるが、「わからない」との答え。
利用者が多い「動物園入口」のバス停
そこでバスを運行している相鉄に問い合わせてみることに!
ナゾの白い物体の正体
相鉄ホールディングズ広報担当の方によると、ナゾの白い物体の正体は1996(平成8)年11月から1999(平成11)年4月まで使用されていた「乗務員用の簡易トイレ」だそうだ。
もともとバス停の「動物園入口」は「大池」という名称で“中山駅~大池”間の最終停留所だったので「中山駅」に向かう折り返し場になっていた。
現存する看板
広い空間は折り返し場だった名残
しかし、1999(平成11)年4月に「ズーラシア」が開園し、路線を延長することに。バス停の「大池」は「動物園入口」という名称に変更された。バス停の「よこはま動物園」が最終停留所になり、乗務員用の簡易トイレは使用されなくなった。
「ズーラシア」のゲート
「乗務員用の簡易トイレ」は最小限の設備しかなく、「あくまで乗務員用のトイレ」として使用されていたが、「リクエストがあれば一般市民も利用は可能だった」そうだ。ちなみに、実際に乗務員用の簡易トイレを使用した一般市民がいるかは「わからない」と担当の方。
「乗務員用の簡易トイレ」の今後については、「費用がかかるため、取り壊す予定や公衆トイレとして使用する予定はない」とのことだった。
取材を終えて
ナゾの白い物体を調べて歴史を知ることになろうとは思わなかった。思わぬところに歴史が隠されていることを知った取材だった!
まだまだ、不思議なものがたくさんあると思うので、見かけた際には、ぜひはまれぽまで投稿してほしい!
―終わり―
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けんじゅんさん
2012年07月28日 16時12分
トイレの件は知りませんでしたがここは記事中にもある「大池」終点でした。ここから横浜駅西口に行くバスもたまにありましたね。またひかりがおか団地内にある四季の森小学校も元は大池小学校という名前と場所が変わりました。大池という池があったと小さい頃聞いたことがあるような気がしますが、そこまで追ってもらえると嬉しいですね!