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母子手帳ならぬ『父子手帳』が栄区限定で発行されている?何故、栄区限定で発行されるに至ったのか、そもそも本家、母子手帳と比較して内容はどう?(yakisabazushiさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

父が積極的に子育てへ参加できるよう横浜市初の「父子手帳」を配布。成長記録が主内容の母子手帳に対し、母や子どもが「してほしいこと」がメイン

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2015年02月12日

ライター:はまれぽ編集部

横浜市で初めて!

国際セーフコミュニティ都市」として地域社会が安全安心を実感でき、活気ある未来志向のまちづくりを目指す横浜市栄区は、父親が積極的に子育てへ参加できるようにと、子育て応援冊子「PAPA' S NOTE(パパズノート=父子手帳)」を作成した。父子手帳を発行したのは横浜市内18区の中では栄区が初めて。
 


栄区が作成した父子手帳
 

同区の出生者数は年間1000人前後で推移していることから、1500部発行した。栄区に住んでいる妊娠中または5歳までの子育て中の方に同区こども家庭支援課の窓口で無料配布する。

東京都や愛知県などでは先例があるが、横浜市では初の取り組み。その内容はどういうものか、横浜市栄区役所福祉保健センターこども家庭支援課の米岡由美恵(よねおか・ゆみえ)課長と瀬戸晶子(せと・しょうこ)担当係長に聞いた。
 


お二人とも写真はNGということで・・・
 

栄区では「セーフコミュニティ活動を推進するための行動計画」で「地域で子育てを応援する風土づくり」を掲げている。その中でも子育て分野においては「子育てを大切にする風土があり、こどもたちにとって安全、安心に暮らせる家庭とコミュニティが形成」されることを目標としている。

近年、出生連絡票などを提出する際、窓口で子どもとのかかわりや育児に関する相談を持ちかける男性が多く見られたことから、父親向けの情報発信をしようと、区独自の事業として父子手帳の作成に至った。

父子手帳はA5版で46ページ。妊娠~育児期における父親の育児参加や、母親の産前産後の心と体の変化と母親への関わり、子どもの成長発達と育児など、妊娠期から子育て期までに父親が知っておくべき情報をイラスト入りで説明している。
 


「父親になる」ためのポイントが満載!
 

また「母子保健法」で市町村に配布義務が定められ、妊娠・出産・育児に関する記録帳という役割が強い母子手帳に対し、父子手帳は子どものその時々の様子を記録することで、子への気づきや写真を残した成長の記録としても活用し、男性も育児の素晴らしさを実感できるような内容になっている。
 


写真付きのアルバムにもなる
 

米岡課長は「女性は身体の変化で『母親になる』という実感が出てくるが、男性はそういう体験ができない。一番身近で、変化に気付いてもらいたいパートナーに『これをしてもらえたら嬉しい』ということをまとめました」と話す。
 


パートナーに「してほしいこと」を分かりやすく
 

お二人は具体例として「産後ママのこころの変化」を挙げる。
父子手帳では、出産後はホルモンバランスや環境の変化で急にいらいらしたり悲しくなったり憂鬱(ゆううつ)になったりする「マタニティーブルーズ」を紹介。

マタニティーブルーズは産後2~3日から始まり、2週間程度で解消するが、長引くと「産後うつ」という状態になる可能性もあることから「一番身近でママの変化を感じ取れるのはパパ」「パパの理解と手助けでこの時期を乗り越えて」などと結んでいる。
 


「パパが頼り」なんです!
 

このほか、年齢に応じた親子の遊び方や、言語障害や失明、最悪の場合には死に至るケースもある「乳幼児揺さぶられ症候群(SBS)」予防のための概要なども記載している。
 


 

盛りだくさんの内容になっている
 

このほか、同区内小菅ヶ谷(こすがや)にある小菅ヶ谷北公園のバーベキュー施設など、子どもが成長したら一緒に楽しめるスポットも紹介している。米岡課長は「自然が多くある栄区で、楽しく育児をするという心づもりの役に立てたら」と話していた。



取材を終えて

栄区の父子手帳の最後のページには「大人になるキミへ」という、父から子へのメッセージスペースがある。
 


父から子への「ラブレター」
 

このメッセージを受け取った子どもはきっと、これから先も愛情に満ちた生活を送れるのではないかと思う。

子育ては男性が「参加」するものでなく、パートナーと「一緒に」行うべきものではないだろうか。
「男性は仕事・女性は家事」という考えだった一昔前と違い、今は男性の育児参加が当たり前のようになってきている。

愛情を注いで育てられた子どもが増えるように、この手帳のような取り組みが横浜市内で広がってくれることを願いたい。


―終わり―
 

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