2月11日デビュー! 相鉄20000系出発式の様子をレポート
ココがキニナル!
2月11日に行われた相鉄9年ぶりの新型車両「20000系」の出発式の様子は?(はまれぽ編集部のキニナル)
はまれぽ調査結果!
大勢のファンが詰めかけ、注目の高さをうかがわせた出発式。関連イベントも沿線で開催しているほか、運行ダイヤは相鉄グループのホームページで公開中
ライター:はまれぽ編集部
次の100年へ向けて、出発進行
2017(平成29)年9月に山口県下松市の日立製作所の車両工場で落成し、相鉄線への搬入・報道公開と、徐々にベールを脱いできた相鉄9年ぶりの新型車両「20000系」。2月11日(日)、その20000系が横浜駅を午前10時30分に発車する特急海老名行きで営業運転を開始した。今回は、この1番列車の出発に合わせて行われた出発式の模様をお届けする。
通勤ラッシュのような人だかり
当日、1番列車が発車する相鉄線横浜駅の3番ホームには1時間以上前からファンが詰めかけ、お祝いムードが漂っていた。まずは20000系の到着に先立って、相模鉄道株式会社の滝澤秀之(たきざわ・ひでゆき)社長が挨拶。「我々が思いを込めてつくった期待の車両です」と20000系をアピールし、2017年(平成29)年12月に創業100周年を迎えた相鉄の、次の100年を担う存在になってほしいと語った。
「100周年を迎えて、これからもさらに愛される相模鉄道を目指します」
そして午前10時17分、いよいよ20000系が横浜駅に入線。真新しいヨコハマネイビーブルーのボディを輝かせて、ゆっくりと3番ホームに到着した。それと同時に待ち構えていた鉄道ファンやお客さんが、一斉にカメラのシャッターを切る。
熱い視線を浴びて、20000系が横浜駅に到着
行先表示器にはそうにゃんが
ゲストで招かれた沿線の小学生も参加して、用意されたくす玉が割られた
続いて滝澤社長と田中一弘(たなか・かずひろ)相鉄横浜駅長、20000系を製作した日立製作所の塚崎貴之(つかさき・たかゆき)横浜支社長の3名によるテープカット、担当乗務員への花束贈呈が行われた。
テープカット。写真左から田中駅長、そうにゃん、滝澤社長、塚崎横浜支社長
ホコリひとつ無い、ピカピカの流線型のボディが美しい
発車時刻の午前10時30分になると田中駅長とゲストの子どもたちによる「出発進行!」の掛け声があり、超満員の列車は海老名駅に向けて出発していった。
未来へ向かって、出発進行!
あわただしいダイヤの合間をぬって無事終了した出発式。つめかけた大勢の相鉄ファンも、真新しいボディにつややかなヨコハマネイビーブルーがまぶしい20000系に興味津々のようだ。
式典の1時間ほど前から横浜駅で待っていたという、三ツ境駅が最寄り駅のアオキ・ケンジさんとヒロトくんの親子に20000系の印象を伺ったところ、「今までのヨコハマネイビーブルーの車両よりも色つややデザインにおしゃれ感がありますね」と初めて横浜駅にお目見えした車両に目を輝かせていた。
ヒロトくんは相鉄の電車とそうにゃんが大好きとのこと
また20000系のデビューに合わせて相鉄湘南台駅では、改札内コンコースで「相模鉄道20000系デビュー記念写真展」を開催中(終了時期未定)。落成から試運転を経て営業運転が始まるまでを写真で見ることができる。
車両をかたどったパネルで写真を展示
運転台をイメージしたコーナーも
取材を終えて
ようやく乗客にお披露目となった20000系。磨き上げられた流線型の美しいボディに、この車両に込めた相鉄の期待の高さがうかがわれ、この日の横浜駅や沿線各地の乗客も熱い視線を送っていた。
20000系の今後の運行予定は、相鉄グループウェブサイト上で告知される予定とのことで、狙って乗車したい場合は事前チェックがおすすめする。はまれぽでもお伝えしてきた、さまざまな機能が盛り込まれた車内も、ぜひ体感してみてください。
―終わり―
- 前へ
- 1
- 次へ