ベイの扇の要、黒羽根選手がトレードって本当?
ココがキニナル!
横浜DeNAベイスターズの黒羽根選手がトレードになったって聞いたけど、本当? 誰とトレードなの?(はまれぽ編集部のキニナル)
はまれぽ調査結果!
今季、日本ハムファイターズに加入したエスコバー投手と1対1の交換トレード。黒羽根選手は「ファイターズで活躍することが恩返し」とコメント
ライター:はまれぽ編集部
電撃トレード!
ベイの扇の要が北の大地に―。
横浜DeNAベイスターズと日本ハムファイターズは7月6日、黒羽根利規(くろばね・としき)選手とエドウィン・エスコバー投手による1対1の交換トレードに合意したと発表した。
トレードが決まった黒羽根選手
日大藤沢高校から2005(平成17)年の高校生ドラフト3位で横浜ベイスターズ(当時)に入団した黒羽根選手は強肩を武器に活躍。2014(平成26)年には自己最多の109試合に出場し、2割6分4厘の打率を残した。
しかし、近年は戸柱恭孝(とばしら・やすたか)選手や嶺井博希(みねい・ひろき)選手にスタメンを奪われる機会が多く、今シーズンもこれまで1軍出場はない。
小学校をサプライズ訪問した時の黒羽根選手。子どものファンも多かった
突然のトレードに、黒羽根選手は「横浜DeNAベイスターズでの12年間、いいことも悪いことも、とてもいい経験をさせてもらった」とし、一番思い出に残っている場面は2011(平成23)年8月14日に、「ハマの永遠番長」こと三浦大輔(みうら・だいすけ)氏と初めて1軍でバッテリーを組んだ試合を挙げた。
選手の心にも深く残っている番長の雄姿
黒羽根選手は「横浜のファンは暖かく、ファームの時でもすごく応援してくれて支えになった。横浜を離れるのは、とても寂しい気持ちがありますが、これからは日本ハムファイターズで活躍することが横浜DeNAベイスターズファンへの恩返しだと思っているので、引き続き頑張っていきます」とコメントを寄せた。
この日は横浜スタジアムで横浜DeNAベイスターズの試合が行われていたのでファンに聞いたところ「知らなかった。2軍でも腐らずに一生懸命頑張っていたのに」と驚きの表情を見せたうえで、「日本ハムで一生懸命頑張ってほしい」とエールを送った。
奥さんもベイファンのヤギさん。「黒羽根選手、がんばれ!」
一方、球団事務所では、エスコバー投手の入団会見が行われた。
エスコバー投手は米・メジャーリーグで通算1勝、同マイナーリーグで34個の勝利を積み重ねた。ラミレス監督と同じベネズエラ出身。父もメジャーリーガーで、ラミレス監督とチームメートだったこともあるという。
入団会見に望んだエスコバー投手
今季からファイターズの一員として来日。これまで14試合に登板して1勝2敗、防御率は5.64だった。
6日に横浜DeNAベイスターズの球団事務所で入団会見を行ったエスコバー投手は「新しいチームに来ることができて、素直に嬉しい。ロングリリーフでも先発でも、チームを助ける仕事がしたい。1日1日ベストを尽くしたい」と引き締まった表情。
「優勝に向けてチームに貢献する」とエスコバー投手
会見に同席した高田繁(たかだ・しげる)ゼネラルマネジャー(GM)は「黒羽根は、ここ数年調子はよかったが、チャンスをあげられなかった。彼が必要ないということでなく、彼を生かすためのトレード」と説明。
そのうえで、新加入の外国人左腕にも期待を寄せた。
黒羽根選手も「頑張ってきます」と言ったそう
エスコバー投手の背番号は「62」の予定で、7月7日からチームに合流する予定。
高田GMによると、今シーズン入団したフィル・クライン投手は「ひじの調子が良くない。しばらくは無理だろう」とのことで、エスコバー投手のデビューについて(7月10日から12日の)「広島戦には確実に出るよ」と話していた。
取材を終えて
異例の来日1年目の外国人との交換トレードで新天地へ旅立つ黒羽根選手。横浜の地で培った経験を生かし、北の大地で大いに羽ばたいてほしい。
―終わり―
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たけし♪さん
2017年07月10日 11時42分
日本シリーズで逢いましょう!!