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横浜市内のアットホームで美味しい洋食屋さんはどこ?「横浜・野毛」編

ココがキニナル!

横浜の家族経営のアットホームな洋食屋さんが知りたい(河童丸さん)/浅間町の「レストラン・テル」という洋食屋さんが気になります(イルカさん)

はまれぽ調査結果!

アットホームでひとりでも気軽に入れる横浜駅・野毛界わい「レストラン・テル」「ミツワグリル」「洋食キムラ」の3軒をご紹介

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ライター:クドー・シュンサク

昭和28年創業「ミツワグリル」

(つづき)


穏やかな店内の空気とは対照的に、活気のある厨房からの音。店員さんにおすすめを伺ったところ、「ウチはAランチかBランチがおすすめよ。ゆっくり考えて決まったら呼んでね」と威勢のいい女性店員の方。ゆっくり考えて、Aランチのポークソテーと単品のマカロニサラダを注文。
 


Aランチのポークソテー650円 ライスと味噌汁がつく
 

マカロニサラダ670円

ポークソテーは卵でコーティングした後に焼かれているので、噛むと肉の汁が口いっぱいに広がる。「うま味も肉の汁も逃してない」という仕上がり。付け合わせのハムもなつかしい味。

マカロニサラダは非常にさっぱりとした爽やかな味付け。マカロニのほどよいやわらかさが「もうひとくち」とどんどん食べたくなる感じ。
 


マカロニ。そして長い


取材の旨を丁寧に伝えると、先ほど対応してくれた威勢のいい女性が「お父ちゃんに聞いてくれればいいよ」とのこと。厨房の店主の方に話を伺った。
 


2代目店主の鈴木昭利(まさとし)さん72歳


ここ、ミツワグリルは1953(昭和28)年創業。8年前には社団法人全日本司厨士協会から感謝状も受けている。鈴木さんは味も店の内装もほぼ昔のままで、奥様とお子さんと一緒に、地元日ノ出町の方々の生活に密着したスタンスで店を経営しているという。

いつまでもそのままであってほしい、そんなあたたかい洋食店ミツワグリル。
帰り際、威勢のいいホールの方にも一枚写真をお願いした。
 


「撮るなら綺麗に撮ってね」と奥様。綺麗に撮れました


今回の洋食店巡り、オーラスは野毛の名店中の名店へ。
 


世界一おいしいハンバーグ(だと思う) 野毛「洋食キムラ」


 


筆者がプライベートで足しげく通う洋食キムラ


ミツワグリルから大岡川ぞいに徒歩約10分。以前はまれぽの「オトナの横濱めぐり」でもディナータイムに取材させていただいたが、今回はランチタイムにお伺いすることに。店に入り取材の旨をお伝えすると、2階の個室席へと案内された。

お話を伺う前に、世界一おいしいハンバーグ(筆者の独断)をいただくことに。
 


しばし待つ
 

しばし、待つ
 

到着

ハンバーグセットはライスとサラダがついて1260円。
ふわっふわに焼かれたハンバーグに、隠し味に梅酒が施されたツヤとコクのあるデミグラスソース。鉄製の皿でジュウジュウ鳴るサウンドも良い味付け。

まずはハンバーグをカットして、卵黄をからめる。そしてひとくち。感涙の味である。
 


悦楽のひと時


キムラのハンバーグは、2度挽きのミンチを使い、香味野菜や20種類ほどの調味料やスパイスが練り込まれている。パン粉に至っては、パン粉用に特注のパンを発注している。そして丹念に練られたハンバーグは小麦粉をまぶし、一度両面に焼き目をつける。それから1日寝かせて、翌日注文が入るとなんとそこからもう一度じっくり焼き上げる、という徹底したこだわりのレシピ。
 


メニュー表のユーモアなふれこみ


食事を済ませ、洋食キムラ2代目店主の貴邑悟(きむらさとる)さんにお話を伺うことに。
 


貴邑さん70歳。筆者も感動の初対面


洋食キムラは1938(昭和13)年、先代である貴邑富士太郎氏が関内に知人の店、ランチカウンター2号店(本店は銀座)を出店した、というところから端を発する。そして1949(昭和24)年、戦時下で英語の使用が難しい、という理由から花咲町に「洋食キムラ」として店を構えた。

現在にいたるまで65年間、奥様やスタッフと一緒に横浜で昔から変わらないレシピで味を守っている。
 


持病の腰痛で昨年一度引退されたという


しかし、「まだまだ若いもんには任せられない」という理由を、笑顔をまじえて貴邑さんは話してくれた。

今回伺った野毛店は1994(平成6)年にオープン。先代が作った、現在は休店している花咲町と、新横浜にも店舗を構えている。
 


追加注文のチーズハンバーグ1530円


看板やおしぼり、紙ナプキンやお皿にまで施されている「かっぱ」のマークは先代直筆のイラスト。先代が芥川龍之介の小説「河童」に強く感銘を受けたことから、かっぱのマークを店のロゴにしたとのこと。
 


帰り際店先まで送っていただいた

 


取材を終えて



アットホームでおいしい洋食屋めぐり、横浜・野毛界わい編。今回もどの店もおいしく、居心地のいい店ばかりであった。
キムラの2代目が話してくれた「新しいおいしいお店ももちろんいいのですが、変わらずずっと地道に続けている横浜の洋食屋のことも忘れないでくださいね」という言葉が、心に残った。

ごちそうさまでした。
 

―終わり―


レストランテル
横浜市西区浅間町3丁目165−4 ダイアパレス浅間町 1F

ミツワグリル
横浜市中区日ノ出町1-20

洋食キムラ 野毛店
横浜市中区野毛町1-3
 

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  • レストランテルは平沼橋駅から徒歩5分程度と記載されてますが、競歩の選手の場合ですか?

  • すみません、追加。キムラさん(野毛・花咲どちらの店か忘れた)は以前行ったときに鉄板が熱くて危ないのであまり小さなお子様はご遠慮願えると有難い…と伺った記憶があります、間違っていたらごめんなさいですが。アットホーム イコール ファミリー と直結しないところがちょっとヨコハマ的かなぁ、大人の居心地良さというか。

  • 地区とか客層とかくくらないで、ざっくりと二つのキニナルを一緒に取材ということでいいではないですか。どのお店も美味しそうだし(それが重要)。飲食店はどの店をどう取材しても、知っている人から「でも実はあの店は…」と言われるのでつらいところがありますね(笑)。でもこうして取り上げていただけると選択肢が増えて助かるという人も多いはず、頑張ってください。ところで「アットホーム」というぼんやりしたくくりで数百円の店とン千円の店を並べるのは面白いと思いました。安価な店に偏りそうですけれどあえてそうしなかったのですね。そしてそうできるほど「アットホーム」の幅が広いのもヨコハマの懐の深さなのでしょうか・・・と、良い話風にまとめてみる(笑)。

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