演奏もできる女性ドリルチーム「ポートエンジェルス119」について教えて!
ココがキニナル!
横浜市消防音楽隊のドリルチーム、ポートエンジェルス119。どこへ行けば見られるか、どうすれば入れるかなどを取材してみてはいかがでしょう(はまっ子どうじさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
「ポートエンジェルス119」は、拠点とする「横浜市民防災センター」をはじめ市内各所で演奏を行う。入隊するには、高い演奏技術と運動能力が求められる。
ライター:橘 アリー
ポーズも決まってカッコイイ!!
入隊して3年目になるという海老澤綾乃さんは、クラリネット奏者。音楽大学の掲示版で「ポートエンジェルス119」の募集を見たのがきっかけで応募した。
海老澤綾乃さん。制服は、ドリル演技をする時の冬の服装とのこと
海老澤さんは、採用試験で大変だったことを話してくれた。それは、20mの距離を、決められた時間の中で走って往復するもの。高い運動能力も必要なのだ。
入隊して5年目になる横井美音さんは、フルート奏者。横井さんも、音楽大学の掲示版で募集を見つけて応募されたそうだ。
横井美音さん。手に持っているのは指揮杖
横井さんは、募集の説明会に来て、「ポートエンジェルス119」の演奏とドリル演技にとても魅力を感じたので応募した、と話してくれた。なお、肩に斜めにかけているのは、リーダーがつけるものだそうだ。
続いて、元メンバーで現在は音楽隊派遣担当をされている高橋郁絵さんにお話を伺った。高橋さんはクラリネット奏者である。
高橋郁絵さん。演奏をする時の服装
高橋さんは、「ポートエンジェルス119」の活動の中で、お客さんの拍手や歓声がとても嬉しかった、と話してくれた。
みんな、姿勢も良く、とてもカッコイイ! お話を伺ってみると、実際の演奏する様子を見てみたくなった。そこで、直近の演奏活動を見に行くことに。
船出を演奏で見送る!
4月27日に大桟橋で行われた、客船「にっぽん丸」日本一周クルーズ出港の式典を見に行った。この日は天気も穏やかで、まさに出港日和である。
出港を待つ、にっぽん丸
演奏時間が近くなり、準備も本格的に
取材でお世話になった大西さん(左)も、この日の演奏に参加されていた
この日は、軽快なマーチの曲や、「蛍の光」、美空ひばりの「愛燦燦(あいさんさん)」など、出港までの15分間、演奏が行われた。演奏も終盤にさしかかると、船出らしく、船から色とりどりの紙テープが投げられた。
演奏に送られながら、にっぽん丸は出港していった
取材をおえて
「ポートエンジェルス119」は、年間200回以上の演奏活動を行っているそうだ。前述のホームページから予定を確認できるほか、見学も受け付けている。定期公演も行われていて、次回は7月の予定とのこと。
これからの季節、屋外のパフォーマンスを見学するのにも適した陽気になってくるので、予定をチェックして見に行ってみてはいかがだろうか。
―終わり―
オレンジさん
2013年07月17日 22時00分
私も。中学、高校と吹奏楽をやっていました。先般横浜で消防音楽隊とポートエンジェルスの更新とドリルを見学し、凛々しい演奏を見て、なつかしく思いました。皆様の今後のご活躍とご発展を祈念します。
やまとのかずちゃんさん
2013年05月22日 00時36分
ポートエンジェル119は今でもしっかり歴史を刻んでいるんですね。119初代リーダーと鈴木篤典氏は高校の吹奏楽部の同級生です(もう一人音楽隊に同級生がいます)。ポートエンジェル119設立当初は苦労の連続で、メンバーは練習でストレートトランペットが体に当たり、アザだらけだったと聞きました。そんな厳しい練習を積んだ音楽隊の演奏会を久しぶりに聞きに行きたいんですが、定期演奏会は無料ですが中々手に入らないプラチナチケットなんですよね。それほど横浜市民に愛されるポートエンジェル119と音楽隊。自分は音楽と違う道に進みましたが、今でも音楽を続けているその姿を見て、頼もしく、羨ましく思いました。是非、これからも市民に良い演奏を見せて、聞かせてください。