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「鳩サブレー海岸」誕生?豊島屋がネーミングライツを取得した鎌倉の海水浴場の今後は?

ココがキニナル!

今年で開設130周年を迎えた鎌倉市内の3海水浴場について、鳩サブレーで有名な豊島屋がネーミングライツを取得したことで話題となりましたが、今後はどうなるのでしょうか?(凛音さん、スさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

記念式典で豊島屋代表取締役久保田氏は、今年は権利を使用しないとのコメントを発表。正式名称は、来年以降、公募によって決定される模様。

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ライター:河野 哲弥

小さいころから親しんだ、陽彦氏の海への思い

(続き)

その日、1日監視長を委嘱(いしょく)されたTRFのYU-KIらを交えたトークショーで久保田氏が、「小さいころ母親に、『暗くなるとトドと間違えられるから、早く帰っておいで』と、よく注意された」などのエピソードを披露すると、会場には笑いの渦が巻き起こっていた。
 


同時に行われた合同水難救助訓練の様子
 

訓練を見守る、YU-KIと鎌倉市長


それにしても、鎌倉の海を巡る諸問題とは、何のことなのだろう。
今度は、由比ヶ浜の現状を、海の家の店主などにたずねてみることにした。



半世紀後の海の家は、「海の中の家」?



「ここ数年、海岸の砂浜がどんどん狭くなってきている」と話すのは、老舗の海の家、「とき」の担当者だ。40年ほど前、逗子にヨットの停泊施設ができてから潮の流れが変わったと思っていたそうだが、温暖化による近年の異常気象により、砂浜がかつての半分ほどの幅にまで減少してきているらしい。
 


the海の家という感じの「とき」外観
 

最近話題の中津地方の唐揚げが今年から新登場(4個400円)


また、ライブハウス化し、深夜まで音楽を流す最近の海の家を苦々しく思うこともあると話すのは、海の家「リトルタイランド」の店主だ。今年、騒音問題によって音楽禁止の自主規制を行った、お隣の片瀬西浜海水浴場を連想させる。
 


騒音に配慮した室内型のライブハウスが初登場、「SEACRET BOX BY OTODAMA」


「リトルタイランド」の店主によれば、「かつての由比ヶ浜は、地元の住民が夕食がてら涼みにくる場所だったそうだ。だから、「ほかのビーチと違ってグルメが充実している」と話す。

つまり、「大人が夜を楽しむ浜」という文化が、昔から根づいていたということなのだろう。確かに由比ヶ浜にはファミリー層も多く、江の島の各ビーチと比べると落ち着いた雰囲気がある。それが次第に若年化し、過激な方向へ矛先を向けているようだ。
 


バリやスペインほか、多国籍の料理が楽しめる同店
 

ブラジルのソーセージ料理「リングイッサ(400円)」


では、一般の利用客は、何を求めて鎌倉の海へ来るのだろう。

ビーチでヒアリングしてみたところ、「江の島と比べて『大人の浜』という感じがする」「世界遺産登録には漏れたけど、海以外にも見どころが多い」「千葉県の外房と比べて、海がおだやか」などという意見が聞けた。
 


「駅から徒歩で来ることができるので便利」と、左からゆうこさん、むつみさん


130年を経て変化し続けてきた鎌倉の海。もしかしたら久保田氏は、ネーミングライツの話題性を通じて、こうした諸問題の存在を知らしめたかったのかもしれない。



ネーミングライツの結末はいかに



来年以降、由比ヶ浜・材木座・腰越の3海水浴場の名称が、公募によって新たに決まる可能性がある。それぞれ由緒を感じさせる地名だけに、千思万考を重ねても、賛否両論となるのは必至だろう。
 


盆踊り会場の設営準備が行われていた、材木座海水浴場の様子


地球温暖化、騒音、財政、守っていきたい伝統、取り入れるべき新たな試み・・・これらへの思いを込めた新名称は何になるのか。少なくとも「鳩サブレー海岸」になることはなさそうだが、この先の展開を、期待を込めて見守っていきたい。


―終わり―
 

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