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付け忘れ?間違い?平沼橋に矛盾した道路標識がある!?

ココがキニナル!

平沼橋商店街近くに道路標識の矛盾が。高架下の手前は自転車を除く左右のみで、奥は車両進入禁止。周囲はほぼ「自転車を除く」です。付け忘れ?どう通ってよいのか判断に困ります(駅馬車さんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

標識に矛盾や付け忘れはないという戸部警察署によると、交差点を渡るまでは自転車で通行可だが、渡り終わったら自転車を降りて押して歩くのが正解

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ライター:永田 ミナミ

戸部警察署に問い合わせ


そのあたりも含めて当局にきいてみたい。標識を見てみると、裏側に何か小さいステッカーが貼ってある。

 


近づいてよく見てみると
  

交通規制標識を管理している戸部警察署の連絡先が


さっそく書いてある電話番号にかけてみると、交通課総務につながった。取材内容と現場について伝えたが、口頭ではなかなか状況が伝わりにくい。交差点と標識の位置、規制の内容について何度か説明したあと、最終的に「付け忘れということはないと思いますが、現場を見てみないとはっきりとしたことは答えられないですね。確認した上でお答えするので時間がかかると思います」ということになった。

山ほど標識を見て歩いて、ちょっとした間違いはしかたない気持ちになっていたので、後日でも構わないと答えて電話を切った。事実関係と標識の解釈を質問しただけだったせいもあってか、対応してくれた署員は親切なものだった。
 


果たしてどういう答えが返ってくるのか、と思いながら現場を離れた


すると、5分もたたないうちに電話がかかってきた。こんな短時間で現場を見に行ってきたとは考えにくい。「交通規制標識は、その時どきの地域の状況や要望に添って立てるので一貫したルールというのはないんですね。標識に矛盾はないので従ってもらうしかないです」とのこと。

説明は続く。
「ルールがあるものではないので、一度つくったらずっとそのままということはなく、周辺の方の要望があれば柔軟に変わるものなんですよ。新たな要望が出ればいくらでも変わるものなので、この道は昨日まで通れたのに今日は通れなくなっている、というようなことはいくらでもあり得るんですよ」

何だかあまり腑に落ちないが、説明は一方通行で続き、交差点の通行方法へと話は進む。「そういう標識だとすると、自転車に乗って横断することはできますが、通りに入る時は自転車を降りなければならないです」

下の地図でいえば青い矢印までは自転車通行可、渡ったら降りて押して歩く、ということになる。やはり「降りて押す」でよかったらしい。
 


それなら交差点の手前で降りたほうが安全なような気もするが
 

「あと、道路は(一車線であっても)左右半分に分けて考えるので、左側通行で交互に通行する場合、何か不都合があるために自転車も進入禁止にしたのかもしれないですね。その道路ってかなり狭いですか?」

そう質問してきたということは、完全に現場は見に行っていないなと思いながら筆者が「普通に車は通れますが、(戸部駅寄りの方、下図の赤い部分は)橋の終わりあたりなので天井が低く、高さ規制が2.5メートルになってます」と答えると、「ああ、じゃあ多分それですね。低いほうになる側が自転車も進入禁止になっていて、反対側からは自転車も進入できるということになってるんでしょうね」
 


つまり、半分に分けた高さがより低い側(赤色部分)は自転車を降りて
  

より高い側(青色部分)は奥から手前に向かって自転車通行可という説明


なるほど、通りかたの説明については府に落ちた。説明をまとめてると、「判断に困る」標識の交差点は、“交差点を渡るまでは自転車に乗っていてもいいが、渡った瞬間に下車して自転車を押して歩く”のが正解ということになる。



取材を終えて



「現場を見に行ってからじゃないと正確に答えられない」という最初の話はどこかへ走り去り、アスファルトのように黒く硬化した回答に変わってしまった。
しかし説明の途中で「作られた時期がちがうために内容に違いが出た、という可能性もありますか?」という質問で割って入ってみたときには「まあそうかもしれないですね」と矛盾が発生する可能性を認めたとも取れそうな答えも飛び出していた。
 


「飛び出し注意」である

さて、電話で話しながら現場に戻ってきていたので、もう一度標識と交差点を確認し、平沼橋高架下を商店側へくぐってみた。すると、さっきは見落していた標識に気がついた。
 


「一方通行」の下に「自転車を除く」があるではないか


この標識は「自転車を除いて一方通行」、つまり自転車は逆走可能ということだ。ということは・・・おや?
 


青い部分は矢印の方向に自転車は通行可能。では赤い区間は?
  

自転車進入禁止から、どこかで通行可能に変わるという斬新な道路
 

ともかく「標識に矛盾はない」ということだ。電話をかけてからかかってくるまでの数分間に何が起こったのかはわからないが、「現場百遍」とはよく言ったものである。


―終わり―

 

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  • 進むべき方向性が定まらない、何でも人任せ(東京任せ)の今の横浜を象徴したスポットですね。

  • 過去の記事を再掲載する時は、現在のことを調べて掲載すべきだ。

  • 自転車は車両(軽車両)という意識を徹底させるためにも、この「自転車は除く」という扱いはなくさないと。そうでなければいつまでたっても自転車は歩行者という意識が定着したままです。

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