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中区石川町と青葉区元石川町。元祖・石川町はどっち?

ココがキニナル!

中区に石川町がありますが、青葉区の元石川町も、もともと石川町だったそうです。関係あるのでしょうか。また、どっちが元祖の石川町なのでしょうか? (bausackさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

お互い直接関係はなかったが、その名の由来は似通ったものだった。明確にどちらが古いかは不明だが、より古い資料が残るのは青葉区の元石川町

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ライター:田中 大輔

石川町より前からあるかも!?


もう一方の青葉区元石川町。こちらもかつては「石川」という地名だった場所だ。

“元”がついた経緯から説明すると、1889(明治22)年から山内村の大字石川となっていた当地は、1939(昭和14)年の横浜市編入を受け、元石川町という名前になったというもの。
理由は単純で、すでに中区石川町が存在していたため、混同を避けたからだ。
元石川町は、田園都市線のあざみ野駅かたまプラーザ駅からバスで5分ほど揺られた先。
バス通りである県道13号線は、隣町との境にもなっている。
 


あざみ野駅から小田急線向ヶ丘遊園駅につながるバスが通っている
 

13号線は片側2車線の大きな道路で車通りも多いが、1本中に入ると景色はがらりと変わる。住宅街になっていて、その中に畑も多くみられるなんとものんびりした町といった印象だ。
 


町内の高台から。緑が多く、たくさんの鳥の声が聞こえてくる
 

『横浜の町名』では、中区石川町やほかの多くの石川地名と同様に、「山がちなこの地の石混じりの川を石川と呼んだものか」と由来を推測している。

『新編武蔵風土記稿』では「石川村」として紹介されていて、その中で「用水は谷々より出る清水合して一條の流れとなり、小川をなせり(編集部注:用水は谷から湧き出る清水と合わさって1つの流れとなり、小川を形成する)」との記述がある。
この小川が地名の元になったのではないか、と『横浜の町名』には記されている。
 


13号線に沿う早渕川。どうやらこの川のことではなさそう
 

『新編武蔵風土記稿』にはどちらの「石川町」の前身も収録されているわけだが、実はこちらの元石川町はさらに遡ることのできる別の資料も残されている。
1559(永禄2)年に作られた『小田原衆所領役帳(おだわらしゅうしょりょうやくちょう)』がその資料で、「小机 石川郷」として当地が登場しているのだ。
 


取材時は桃の花が満開。春爛漫といった感じの眺め
 

実際のところは分からないが、残っている資料だけで言えばこちらの方が古くまでその地名を確認できることになる。
『横浜の町名』によれば、元石川町の“元”は「元からの石川」という意味だそうだから、実は中区石川町に負けてなるかのプライドを持っていたのかもしれない。



取材を終えて



地名の由来としてはシンプルに「石混じりの川が流れているから」。これはどちらの町名にも共通した謂われのようだ。
互いの関係というのは特にないようで、似たような地形があったことに起因する偶然と言えるだろう。

元祖・石川町は明確には決められないが、より古い資料があるのは元石川町だった。
ただし、元石川町は、石川村 → 山内村大字石川 → 元石川町と変遷しているので、「石川町」と名乗った時期は実はない。
なので、石川“町”に限って言えば、中区石川町が元祖と言えるのかもしれない。
 


せっかくなのでもう1枚、桃の花を
 

いずれにしても、現在の交通網でもバスと電車を乗り継がないとならない距離にあり、かつ同じ市内にある町が偶然にも同じ名前を名乗っていた地名の面白さ。
それを感じさせるふたつの石川町であった。


―終わり―

 

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  • 確かに福さんの言うとおり、中村川はないんですよね。記事中の「中村川は「中村を通る川」という意味の通称で、村名ありきの呼び名」ここは合ってるの。石川村中村はずっと古くから出てくる地名だし。次の「本来の河川名が石川」という部分がおかしい。大岡川の名称は大岡(大賀)ですから古いものですし、河川名が石川だったなんて聞いちゃこともない。石川村の石川さんが川から名称をつけていれば、現在の大岡川の旧名は石川だったのかもしれませんが。私が書いた一つ前のコメントに記憶ミス。藤原の下文に出てくるのは石川(石河)で、石川村横濱が出てくるのは宝生寺の記録なので1400年代ですね。石川村が1200年代に出てくることに間違いはありませんが。はまれぽの方には宝生寺の記録、睦町の弘誓院の記録参照して是非石川家の当主にも聞いていただきたいものです。

  • 青葉区の石川村について記事にするのであれば、せめて『山内のあゆみ 石川編』ぐらいは参照して頂きたい。荏田村との水争いの話は地元ではかなり有名な話なのだが。とりあえず、地元の民俗を記事にするなら、せめて図書館の郷土資料のコーナーに赴き、先人の纏めた豊富な文献を調査することから始めた方がよいのではないか。あまりにも内容が稚拙すぎると言わざるを得ない。

  • 新編武蔵風土記稿では吉田新田が出来る前の物らしいので、大岡川しか存在していないはずです。吉田新田が出来てからざっくりと言うと、北が大岡川、真ん中は吉田川(現大通り公園)、南は中村川、運河で後に堀割川が出来ています。最近は記事を多く書くのに必死なのか、やっつけ仕事の記事が多すぎます。今回のは再度訂正版として調査した方がいいのでしょうか?

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