不祥事を経て復活! 野毛大道芸の今後は?
ココがキニナル!
9月20、21日は野毛大道芸が行われます。不祥事が発覚し、パンフレットにも閉鎖的、不透明という文字が。一連の結末はどうなったのかレポートを(siglo1966さん、権之介さん)
はまれぽ調査結果!
今回の開催のために役員を一新したものの、具体的な改善策や今後の体制については「白紙」を強調。大道芸継続には詳細な説明が求められる
ライター:はまれぽ編集部
復活した大道芸に来場者も大興奮!
2013(平成25)年10月以来、約1年ぶりの開催となった野毛の大道芸。初日の20日(土)は多くの人であふれかえった。
多くの人が待ち望んでいた大道芸が始まる!
では、ここから、多く来場者を惹きつけていたパフォーマーを紹介していく。
マンションの3階まで椅子を積む「中国雑技芸術団」
歌舞伎とマジックを融合させた「あっぱれ!吉沢屋」
パントマイムと人形劇、ダンスを織り交ぜた「バーバラ村田」
世界の絵画や彫刻を再現する“人間美術館”の「雪竹太郎」
巧みなフープで観客を魅了する「KANA」
世界大会入賞経験もあるジャグリングの「桔梗ブラザーズ」
炎を使うジャグリングで会場を沸かせた「Mr.アパッチ」
「がまの油売り」というのも!
「2代目帽子おじさん」こと米倉さんと「オルゴール人形オリーブ」がまさかの競演
野毛大道芸では食べ物も魅力の一つ!
会場を訪れていた横浜市内の60代男性は不祥事を知っていたが、その上で、復活した大道芸に期待して足を運んだという。男性は「実行委員会は頑張ってくれたと思う。やはり、大道芸の雰囲気はいい」と満足げな様子。
また、まったく事情を知らなかったという平塚市の80代女性は「自ら膿を出すのは勇気がいること。何度も大道芸に通って写真を収めているが、少しづつ芸人さんも街の雰囲気も変わるのが野毛大道芸のいいところ。今後は(不祥事が)ないようにしてくれれば」と話してくれた。
取材を終えて
不祥事を乗り越えた野毛大道芸は、多くのファンの期待に応えるかのごとく、力強く復活していた。
野毛大道芸は、きょう21日(日)も午前11時から午後4時30分まで行われる(小雨決行)ので、興味のある方は、ぜひ復活した野毛の風物詩を自分の目で見て、肌で、その空気を感じてほしい。
とはいえ、キニナル点がある。
まずは、パンフレットの写真を見てもらいたい。
パフォーマーやプログラム紹介がある面の欄外に「噂の真相」と題して、スタッフが裏話やこぼれ話を記載している部分だ。
欄外に記載された「噂の真相」の一部
「不祥事問題発覚の煽(=あお※編集部注)りを受け、予算大幅削減でスタッフ・出演者合同の『打ち上げ』は自粛」、「予算削減を受け、弁当はランクダウンの危機」とある。
これだけのイベントを開催するのだから、打ち上げをするなとは言わない。むしろ、したところで攻める人はいないだろう。そして、人間だからお腹もすくだろうし、弁当を食べるなとは言えない。
ただ、そこに垣間見られるのは「発覚の煽りを受け」や「ランクダウンの危機」など、どこかにまだ「自分たちは被害者である」という認識があるのでは、というニュアンスの記載だ。
千田委員長は「自戒の意味を込めて」と話していたが、どんなに体制やメンバーを変えても、最終的に大勢の人が目にする公式のパンフレットにこのような記載を残すこと自体、実行委員会の危機感の低さを感じざるを得ない。
「そこまで気にする必要はないのでは」という声があるかもしれないが、組織全体としての意識を変えない以上、どんなきれいな言葉で対策や今後の方針を並べても人の心には響かない。
再び、不祥事が起きないよう、実行委員会の今後に期待したい。
―終わり―
宮川町のゆうさん
2014年11月05日 18時31分
取材を終えて・・・からの内容は書きすぎですよ!
sakuragichoさん
2014年09月25日 05時25分
パンフレット現地でもらいました。パンフレットには、謝罪の言葉も大きく書かれているのにそちらを紹介せず、欄外の書き込みをだけを取り上げ、それを曲解して危機感の低さの指摘にまでつなげるのは、流石に飛躍しすぎではないでしょうか。欄外の書き込みにしても、「不祥事があったので、スタッフへの福利を自粛している」と読めます。被害者意識がある、と書かれていないことを憶測で言われても、人の心には響きません。そもそも、今回の件は不祥事を起こした2名以外は被害者でしょう。さらに、どちらの書き込みも予算削減によるスタッフの困窮を伝えるものです。パンフレットには協力企業のリストもあり、神奈川新聞のような地元メディアも後援に入っていますが、はまれぽの運営会社さんのお名前は見当たりません。本当に野毛大道芸の今後に期待していらっしゃるなら、後援や協力をなされればよろしいのではないでしょうか。
素人さん
2014年09月23日 07時33分
危機感云々の低さを指摘するまで書くのは言い過ぎだと思います。組織ぐるみの犯罪では無く委員の二人が120万を着服したのだったら二人の罪で、組織ぐるみで何千万とか何億の脱税を行ったとかいうのとはわけがちがうと思います。又着服した金も返済されたのであればそれ以上部外者が何も攻め立てる事は出来ないと思いますがいかがでしょうか。そもそも街のイベントの実行委員など無報酬の人が多いでしょう仕事も休んで。街の発展が目的で、ほとんどがボランティアになる所が多いと聞いています。無報酬の人達が一生懸命やっているのにたった二人の犯罪の為にそれ以上の謝罪を求めるのは異常だと思います。二人以外の人が弁当が減ったとか打ち上げがないとか被害者意識を持つのも当然だと思います。無報酬で頑張っているのにいまだに誰にも許してもらえないからでしょう。又いつかこの実行委員の人達の努力や苦労を応援するレポートを期待したいです。