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新横浜ラーメン博物館に、お父さんたちを熱狂させる「歌姫」が現れるって本当!?

ココがキニナル!

新横浜ラーメン博物館に訪れた人に昭和歌謡を届ける歌姫がいるって本当?(はまれぽ編集部のキニナル)

はまれぽ調査結果!

ラーメン博物館のレトロな雰囲気にぴったりの昭和歌謡歌手「かとうれい子さん」は毎月1回館内でショーを開催し、訪れたファンを楽しませている

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ライター:コハル

ラーメン博物館の雰囲気とマッチ!



約40分のショーをしっかり楽しませていただいたところで、なぜこのようなイベントを開催しているのかを瀧上さんに聞いてみた。
 


イベント開催までのいきさつを語ってくれる瀧上さん

 
「最初のきっかけは、かとうさんのマネージャーとの偶然の出会いでした。かとうさんは日ごろから昭和をテーマに活動していて、衣装や普段の生活までレトロなものにこだわっているということでした」
「そんなかとうさんの歌う昭和歌謡と、当博物館のレトロな雰囲気がマッチするということで、なにかイベントをやってみようという話になったのです」と瀧上さん。
 


昭和歌謡とレトロな雰囲気がマッチするということが大きな理由

 
実はこれまでにもラーメン博物館ではカラオケ大会やバンドなどいくつかの音楽イベントを開催してきたが、なかなか成功に至らなかったので、今回も「成功するかは分からないけれど、とりあえずやってみようか」というニュアンスでのスタートだったそう。

そのため、初回はスピーカーもマイクも普段館内で使用している物をそのまま使用するという簡易設備だったという。
 


貴重なイベント初回のチラシ

 
しかし初回のかとうさんのショーの評判は上々で、「これなら継続してみよう!」ということに。2010(平成22)年5月より毎月1回開催してきたショーは、2014(平成26)年9月に無事50回記念を迎えた。

50回記念ショーではファンから昭和の名曲のリクエストを募るというスペシャルな企画も実施。『越冬つばめ』『いつでも夢を』『ブルー・ライト・ヨコハマ』など全10曲を披露し、大きな盛り上がりを見せた。

「最近はかとうさん目当てで博物館に足を運んでくださるお客様も増えてきて、私たちも嬉しい限りです」と満足そうな瀧上さん。
 


ショーの客足も順調の伸びているそうです

 


次はかとうれい子さん本人にインタビュー!



「それでは、次はぜひかとうさん本人にインタビューをしたいのですが・・・」とお願いしてみる。
無事、所属事務所に快諾していただき、早速かとうさんのいる控え室へ。

控え室では衣装から着替えたかとうさんが、とっても明るい笑顔で出迎えてくれた。
 


よろしくお願いします!

 
まずは、インタビュー前にかとうさんの経歴をざっとおさらいしよう。

かとうれい子(かとう・れいこ、1981〈昭和56〉年10月11日生まれ)

2004(平成16)年に作詞家・作曲家の、たきのえいじ氏が審査員を務める東京のカラオケ大会で、森昌子さんの『越冬つばめ』を歌い優勝。それを機に、たきの氏にスカウトされ、師事する。
修業中は、作曲家・浜圭介のレッスンや、編曲家・高田弘のボイストレーニングなども受けた。

2009(平成21)に『東京夜曲』で本格的に歌手デビュー。2011(平成23)年に2枚目のシングル『純情』(作詞・作曲:たきのえいじ)、続いて3枚目のシングル『絵はがき』(作詞・作曲:たきのえいじ「NHKみんなのうた」)をリリース。

加えて、かとうさんは「カッパ捕獲許可証、太宰治検定、新日本舞踊(名取:なとり、一定の段位
)」というユニークな資格をお持ちだそうだ。さらに趣味は「魚偏漢字を憶えること、世界各国の国名を漢字で憶えること、アリの観察、映画鑑賞など」

ちなみに、冒頭に中原が疑問に思った「ラーメンの歌」や「ラーメン風の衣装」は「昭和歌謡が中心なので、歌いませんし、そういう衣装もありません(笑)」とのことだった。

―かとうさんが歌手を目指したきっかけは何でしょうか?

「元々歌うことが好きで、いろいろなカラオケ大会に出場していたんです。人前で歌うのが楽しいということもありましたが、カラオケの景品も魅力的だったんです。ハワイ旅行とか、掃除機とか・・・」と、チャーミングな笑顔で語る。
 


「景品で掃除機がもらえたりするんです」と目を輝かせる

 
―このイベントの話を最初に聞いたときの感想は?

「私は東京都出身なのですが、ほとんど自宅から出ないタイプだったんで、当時は渋谷にも行ったことがなくて。新横浜にも、もちろん行ったことがなかったので、道に迷わずにたどり着けるかが心配でした」とのこと。ちょっと不思議さんかも。

ちなみに歌手として活動しているとき以外は、クロヤマアリというアリの観察と研究に没頭しているという。

「図書館に通ってアリに関する文献を読んでいるうちに、アリの世界の素晴らしさや奥深さに魅了されました。趣味が高じて、研究者や学生などで構成される『日本蟻類研究会』に入会して、年1回の学術研究発表会にも参加しているんですよ」と微笑む。
 


その研究成果は学習ノートにぎっしりと綴られていた

 
この日は、山形県でしか捕獲できないという珍しい蟻の標本を見せていただいた。
 


大切そうに標本を取り出すかとうさん
 

空気を入れないように作り上げるのはなかなか難しいそう

 
と、話が脱線したが再びイベントの話に戻ろう。
かとうさんいわく、このイベントにはさまざまなドラマがあったのだそう。
 


いろいろあったんですよ

 
「このイベントは、最初は本当に最低限の設備しかなかったんです」

確かに、それは先ほど瀧上さんもおっしゃっていた。

しかし、一生懸命歌うかとうさんやファンの喜ぶ姿を目にするうちに、「もっと良い環境で歌わせたい」と考えるようになった博物館のスタッフたちが、自主的に設備を改良してくれるようになったのだという。中には休日返上で、ボランティアで協力してくれるスタッフまでいたそうだ。

「音や照明のクオリティもアップして、お客様も少しずつ増えてきました。今では毎回必ず来てくれる方もいるんです。いつも同じ顔に見守っていただいて、安心して歌うことができています。9月の50回記念イベントは本当に盛り上がりました!」
 


応援してくれるファンに元気をもらうこともあるという

 
たくさんのスタッフとファンのサポートのおかげで、ここまで成長できたというこの企画。今後のかとうさんの目標は? と尋ねると、「私のイベントの整理券が配られるほど、たくさんのお客さんが集まってくれるようになること!」と、力強く答えてくれた。



取材を終えて



「歌姫」という愛称は、音響を手がけるスタッフ・高橋さんがつけてくれたそう。ちょっと不思議な一面もありましたが、明るくて優しいかとうさんには、これからもファンが増えていくことは間違いなさそう!
次回のラーメン博物館でのショーは2014年11月22日(土:わんわんニャーニャーの日と覚えてください:かとうさん談)、2015年1月7日には新曲『ありふれた一日/100年後僕らは・・・大洲より』も発売されるということなので、乞うご期待!


―終わり―
 

この記事どうだった?

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  • 一線を越えた作りこみっぷりとか、テナント店舗の入れ替え、そしてこのような客を飽きさせないイベントの努力が、撤退していった他の「なんちゃってレトロ」や小規模なテーマ施設と違い潰れずに営業を続けられる理由だと思う。

  • 「50周年」て、どんな婆さんだよ、って突っ込んでいいですか?(^^;;でも、記事は面白かった!

  • いや、知らなかった。年間パスポート持っているのに。こういう地付のイベントって良いなぁ。

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