目からウロコ!? 世の中にこんな美味しい菌があったのか・・・。野毛の一見入りづらい「活菌酒場 菌太郎」に突撃!
ココがキニナル!
野毛の「活菌酒場・菌太郎」。平戸桜木道路のドンキホーテの向かいだったかな?怪しげだけど体に良さそう!どんな菌をどうしてくれるお店なの!?(むっちーさん、miyukidさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
「活菌酒場」は麹を中心にした善玉菌が主役のお店で、飲んで、食べて、楽しみながら健康になれる酒場だった。
ライター:三輪 大輔
菌太郎のメニューを実食!
料理を待つ間メニューを見てみると、料理名の説明文がこれまた秀逸なことに気がついた。
「酒粕でベロベロに酔わせてやりました!」
「肝がうまいぜ!」
「こんな食べ方もアリだと思うんだよね」
何を注文するか迷ってしまうラインアップ
まず出てきたのが入口の看板でも目に止まっていた「麹納豆腐」と「キノコの味噌っかす」である。
「麹納豆腐は、自家製豆腐の上に麹納豆を乗せた料理で、手作り感にあふれた一品です。キノコの味噌っかすは、3種類のキノコをみそと酒粕で和えているので、こうした名前にしました。どちらもウチのコンセプトを一番分かってもらえるメニューになっています」
なるほど菌太郎というネーミングしかり、どちらも角地さんの絶妙なセンスがキラリと光っている。そこで、まずは麹納豆腐からいただいてみることに。
カロリー控えめで栄養価は高い「麹納豆腐350円」
思わず顔がほころぶ美味しさ
納豆が入っているのに全く臭みがない。自家製の豆腐も深みのある味わいで、納豆との相性が良く、すっきりと食べることができる。
その時、角地さんが「納豆は、朝食の定番になっていますが、実は夜に食べる方が効果的なんですよ」と教えてくれた。筆者も納豆は朝しか食べないので驚きだ。同店では、こうした菌類に関するマメ知識も知ることができる。
次にキノコの味噌っかすである。
秀逸なネーミングセンスの「キノコの味噌っかす(450円)」
里芋とともに和えられたみそと酒粕、3種類のキノコのブレンドが優しい歯ごたえを演出している。ほのかに酒の香りが漂う味わいだ。
次にテーブルに登場したのは、「野菜の漬け物」だ。野菜はシーズンにより変わるらしく、この日はキュウリのヨーグルト漬けをおすすめされた。
「野菜の漬け物(350円)」
ヨーグルトなので乳製品特有の匂いがするかと思えば、むしろキュウリのみずみずしさを引き立てており自己主張をしていない。むしろ漬物のしょっぱさにエッジをきかせている。
ウッつん(編集部・宇都宮)もビックリのおいしさ
それぞれの料理に驚きがあり、この3品だけで早くも「菌食って、こんなに美味しいものなんだな」と分かった。
すると角地さんが「最近は新しい醤油麹の研究も重ねて、メニューに出しているんですよ」と話し一つのメニューを指さした。そこで「薩摩地鶏の刺身」も頼んでみることに。
2種類のタレで楽しめる「薩摩地鶏の刺身(570円)」
九州の醤油は甘口である。鶏は甘めの醤油との相性が抜群にいい。そこで角地さんが薩摩醤油をベースにした麹を作り、これまでにない薩摩醤油麹ダレを開発したそうだ。
醤油麹のタレを1つまみ食べてみたが、凝縮された甘みの中にニンニクの香りが広がっており、とても美味しい。これだけでお酒が飲めそうな味である。
この1つまみに旨みが凝縮されている
薩摩地鶏と醤油麹のタレとの相性も確かに良い。麹ダレがアクセントを加えながらも、鶏の風味が引き立っている。
グルメなウッつんも顔がほころぶ美味しさ
ちなみに「菌太郎」はお酒のラインアップも豊富だ。角地さんご自身が日本酒・焼酎好きとあって、珍しい銘柄もそろっている。
カウンターにはメジャーなものをはじめ、さまざまな焼酎がズラリと並ぶ
角地さんが「酒の肴になるメニューを考えています」と語っていたように、筆者もお酒が飲みたくなってしまった。
そこで神奈川地酒の「天青(1合 920円)」を頼むことに。
香りがよく分かるように大口のグラスに注がれている日本酒
クセがなくスッキリとした味わいだ。少しフルーティーな香りもするので、日本酒が苦手な方でも飲みやすいだろう。
グビグビとイケる飲みやすさ
「やっぱりどのメニューもキニナっちゃいますね」と、ウッつんが再びメニュー表に手を伸ばし、さらに注文をしようとしだした。確かに担当がウッつんになってから、グルメの取材が多い気が・・・。しかし確かにキニナルメニューが多い。そこで全部は食べきれないので、ここでいくつか紹介していく。
何が出てくるかはお楽しみの「菌丼(620円)」
麹の甘みが薫る「鮭の甘酒焼き(520円)」
日替わりで「本日の一品」も用意されている
「飲食店で料理がおいしいのは当たり前です。当店のお客様方には飲んで、食べて、楽しみながら健康になってもらいたいと思います。これからもウチでしか食べられない新しい料理を提供し続けていきたいですね」
確かに筆者の体も少しクリーンになったような気がする。
美味しいお酒を飲みながら、健康になれる居酒屋。それが「活菌酒場 菌太郎」であった。
取材を終えて
取材後、筆者の腸の調子は驚くほど良くなり、身をもって菌食のスゴさを実感した。まだまだ食べてみたいメニューが数多くあり、個人的にまた来たいと思えるお店であった。
美味しい菌をありがとうございました!
―終わり―
活菌酒場 菌太郎
住所/横浜市中区宮川町2-55-1
電話/045-334-7209
営業時間/17:00~24:00(土日は16:00~23:00)
定休日/火曜日
メルさん
2015年08月29日 13時49分
空中店舗おそるべしこんな店が他にもいっぱいあるんやろな
k22さん
2015年07月26日 21時30分
野毛に住んでいながら、知らなかった。早速明日場所を確認します。
ハッチーKさん
2015年07月21日 06時14分
菌の体に良いことは周知のことだが、店主がそれをオリジナル料理で記事のように活かし尽くしているようで、是非行って味わってみたくなった。お酒は控えめになっている最近ではあるものの、きっと多少飲んでも麹や菌が体を癒してくれるだろう。行き方は?