横浜の水源となる山梨県道志村と横浜の関わりは? 食材イベントを密着レポート!
ココがキニナル!
10月23日に横浜ビールが開催した、横浜市の水源となる山梨県道志村の食材を使ったイベントの目的は?(はまれぽ編集部のキニナル)
はまれぽ調査結果!
「水」と向かい合った横浜ビールの太田久士社長が、横浜市の水源である道志村の魅力を周知したいと企画。イベントは今後も継続
ライター:はまれぽ編集部
水=命
イベントには過疎問題を解決するために総務省が行っている「地域おこし協力隊」の若手隊員も参加。
「道志村地域おこし協力隊」として、同村に移住した中嶌拓哉(なかじま・たくや)さんは「少しでも多くの人に、道志村へ足を運んでほしい」と2013(平成25)年から隊員を務めている。
中嶌さんは「道志村の魅力をアピールし、最終的には移住してもらうことが目標。そのために、きょう横浜とつながった縁を大切にしながら、自分自身も楽しんで、多くの人に道志村を知ってほしい」と話した。
「道志村地域おこし協力隊」は中島さん含め5人で活動している
また、花上喜代志(はなうえ・きよし)横浜市議も壇上に立ち「船乗りの間で『赤道を越えても腐らない』というほどの水を飲める横浜市民は幸せ。この日を、横浜市と道志村の絆がステップアップする日にしたい」と述べたほか、市内の飲食店関係者や相模湾を漁場とする漁師らも駆けつけた。
森から里、海へと水のリレーは続く
会場には道志村の食材をふんだんに使った料理が並び、目でも舌でも来場者を楽しませた。
道志村産の鹿肉のロースト
見た目にも新鮮そのもの! といった道志村の野菜を使ったサラダ
相模湾で採れたての鮮魚を道志村の間伐材を利用した皿で。ワサビも道志村産
道志村の旬の野菜のてんぷらは、その場で調理
道志村のお茶を使った緑茶ハイも登場
鶴一家は、鹿肉とシカの骨を使ったイベント限定ラーメンを提供
太田社長は「以前、道志村の水を使ったビールと銘打って販売させてもらったが、そのときの水は『水源の村のモノ』としてしか扱っていなかった」と話す。しかし、道志村との交流を続けるうちに考えが変わっていったという。
「水源地である道志村の問題は、私たち自身の問題でもある。水を考えることは命を考えること。道志村が活性して、きれいな水を確保できることで、はじめてビールを作ることができる。きょうが横浜と道志がつながる第一歩」と話し、今後もイベントを継続していくとした。
イベントは一般の人も参加可能だという。
がっちり握手を交わしてタッグを組んだ太田社長(左)と太田・前村長
取材を終えて
蛇口をひねれば当たり前のように水が出る。しかし、それが「当たり前」でなくなったのが2011(平成23)年3月11日だ。
当たり前のように水を飲んでいるが、今まで改めて考えることがなかった事実に「水を考えることは命を考えること」という太田社長の言葉が胸に残る。
一度、水源である道志村に足を運んでみたいという気持ちが強く沸き起こった。
―終わり―
驛の食卓
住所/横浜市中区住吉町6-68-1 関内地所ビル1・2階
電話/045-641-9901
営業時間/11:30~15:00、18:00~23:00(月~金)、11:30~23:00(土)、11:30~21:00(日)
道志村地域おこし協力隊
http://www.doshi-okoshi.com/
MXILEさん
2015年11月02日 15時27分
その昔、道志村は横浜市へ編入を求めていた事がありました。勿論、横浜市側が拒否、実現しませんでしたが…。謎の飛び地になってしまうww 編入されたら横浜市営バス道志営業所、道志区役所、横浜銀行道志支店、横浜市消防局道志消防署、神奈川県警察道志警察署、150系統横浜駅~道志間で道志区民の市役所来庁用で長距離路線バス開通…
KazzSさん
2015年11月01日 19時04分
道志は遠い・・山登りで丹沢から道志の湯に降りたくても、休日はバスがない・・鳥の胸山行くにも休日は休日季節限定道坂峠まで・・登山で行きたくても足がなければ、どうにもならない・・横浜市営バス休日限定で越境営業してほしい・・
ホトリコさん
2015年10月29日 12時12分
マイカーがあった頃、吊り橋が目的で道志村や道志道は頻繁に通っていました。道の駅が出来ていたなんて、便利になったんですね。初めて行った時は一部砂利道でした。