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築80年以上、知る人ぞ知る横浜の古民家カフェに突撃!

ココがキニナル!

豆松カフェという古民家を改造したカフェが本牧にあるのですが、是非取材をお願い致します。(アリスさん)/金沢区にある「カフェギャラリー&窯 ばおばぶ 」という場所が気になります。(田介さん)

はまれぽ調査結果!

中区「豆松カフェ」と金沢区「ばおばぶ」の築80年以上の古民家カフェをご紹介。敷居は高くなく誰でも自由に時を過ごせる。

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ライター:カメイアコ

オーナーと年を重ね続ける古民家「カフェギャラリー&窯ばおばぶ」



続いての古民家カフェは、京浜急行線金沢文庫駅より徒歩7分ほどにある「カフェギャラリー&窯ばおばぶ」。

 

住宅街の中にある
 

まるで木と共生しているようだ
 

お話いただいたオーナーの堀越信代(ほりこし・のぶよ)さん
 

カフェをオープンしたきっかけは、旦那さんと趣味で陶芸教室を開いていたある時、陶芸教室後に、みんなでご飯も食べられるスペースがあればいいなという話になり、カフェ開業に至り13年が経つそう。

 

「ここは、小学生の時の自分の部屋だったのよ」
 

カフェとして営業しているこの家は、築80年ほどになるという堀越さんの生家だ。カフェを営むことにしてから、1階部分を改装・増築を重ね、約20名がゆったりと過ごせる空間になった。

 

畳の間は生まれ育った当時のまま
 

テラス席では猫のラブちゃんにも会えるかも
 

店名のばおばぶは、堀越さんが大好きなサン・テグジュペリ作の『星の王子さま』にある「バオバブの木」から名付けられた。大きな木が好きで、カフェ増築の際は椋木(むくのき)や古材だけを集めて作ったそうで、「椋木は磨けば磨くほど美しくなる。本物の木は私たちの心も体も豊かにするんですよ」と教えてくれた。

同カフェは飲食のメニューも充実。オーガニックやフェアトレードの商品を扱っているのも魅力だ。

 

“なるべくオーガニックなメニュー”
 

チャイは注文後、すり鉢でスパイスをひく
 

「“全部オーガニックにしなきゃ”と、気にしすぎてしまってはかえって体に良くない。良いものをできる限りで、それでいいんですよ」

筆者も体調不良に悩み、添加物や農薬に過敏になっていた時期があり、つらい思いをしたと伝えると、「何事もほどほどが大事。その経験があるからこそ、成長できる。好きな人とおしゃべりしながら好きなものを食べるって楽しい」と堀越さん。

 

自分と向き合える、そんな空間
 

お客さんも一人静かに空間に身を委ねる人もいれば、堀越さんに悩みを相談しにくる人もいるという。「私はなんでもはっきり言っちゃうから」と苦笑いを浮かべていたが、自分のために真摯に助言してくれる人って財産だと感じた。

そんな堀越さんが手作りするカフェメニューをいただくことに。

 

イングリッシュボイルドケーキのセット(800円)
 

堀越さんオリジナルのレシピで作るボイルドケーキは、卵と乳製品を使用していないのでアレルギーのある人でも安心。ナッツがざくざくとたくさん入っていて、イチジクの甘酸っぱさが軽やかなケーキだ。

 

器は堀越さんの作品
 

星の王子さまの「象をのみ込んだヘビ」をイメージした手作り皿
 

ばおばぶでは、手作りの天然酵母パン(1個200円~)やピザ(1300円)、ケーキなどを楽しめる。特にピザは、10年間ヨーロッパに住んでいた堀越さんが、スペインで出会ったイタリア人のピザ職人さんに秘伝のレシピを教わったそうだ。

 

ばおばぶの今後
 

堀越さんは横浜市で自助会を立ち上げた人物でもある。「多くの人が助けてくれたからお店ができて、続けられている。これからも人が集い、対話をし、自分自身に出会え、ほっとあたたかみを得られるような場を提供していきたい」とほほ笑む。堀越さんの笑顔は聖母のようにやさしかった。



取材を終えて



古民家カフェは、ほかのカフェよりもゆっくり時間が過ぎて行くような気がした。お気に入りの本を片手にコーヒーを飲みに行ってみてはいかがだろう。


―終わり―


取材協力
豆松カフェ
住所/横浜市中区本牧間門48-11
電話/080-3241-3471
営業時間/11時~16時(カフェタイム)、16時~21時(要予約)
定休日/日曜・月曜
Facebookページ/https://www.facebook.com/mamematsu

カフェギャラリー&窯 ばおばぶ
住所/横浜市金沢区金沢町66
電話/045-701-7516
営業時間/昼ごろ~夕刻まで
定休日/水・木曜日
URL/http://www.cafegallerybaobab.com/
 
 

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  • カフェは美味しい珈琲と居心地がいい空間は必須です。こんどぶらっと行ってみたくなりました。

  • 豆松さんは客にたいして、閉店の信お 問うべき。これでは理由には、ならない。お読みですか  これ

  • 間門までは、高校時代3年間とOBになってからもよく言ってました。今でも産業道路や桜並木は通るので今度行ってみたいと思います。素敵な所ですね。雰囲気最高ですね。

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