火事による一時閉店から8月27日再開、反町の家系ラーメン店「中島家」に突撃!
ココがキニナル!
中島家のその後は?/「中島家」が場所を変えて、新規オープンするそう/反町で営業再開した中島家の様子が知りたい!(山下のカモメさん、へぼっしさん、まぺきちさん、横濱spiderさん、ゆうっちょさん)
はまれぽ調査結果!
2015年11月に火事により一時閉店した中島家は2016年8月27日反町で再オープン。新しい店内はモダンな雰囲気でラーメンの味は閉店前と変わらず
ライター:はまれぽ編集部
中島家オープン前日
8月26日午後1時ごろ、まだ外観は整っていない
作業を進める工事業者さんに頭を下げながら「ごめんください」とドアをくぐると・・・
スタッフ総出で仕込みの真っ最中だったが快く取材対応をしてくださる中島さん
「わざわざ来てくださって悪いねえ」とおおらかな表情で話す中島さんに、火事による閉店、という苦労のすえ再オープンにいたるまでの経緯を伺った。
「店はまたすぐ出そうと思ったよ。でもね、なかなかあの場所で再開するという折り合いがつけられなくてねえ。それで、新しいところを探し始めて、2016(平成28)年7月ぐらいにここが見つかって。なんで反町かって? うーん、条件が合ったとしかいいようがないけど、思わぬかたちで激戦区に店を出すことになったね」
ここはもと酒屋だったそう
火事になった当時については「非常に情けない事情で閉店になってしまい、常連さんをはじめお客さんには非常に申し訳ない。本当に、恥ずかしい限り。申し訳ない・・・」とあまり口にしたくないであろう心境も語ってくれた。
経験したことがある当事者でしか分からない、火事という出来事。20年あの地で続いていたが、ある日突然「明日の仕込み」がなくなり、閉店する。そんな苦難を乗り越え、中島さんを前に進ませたものは何だったのだろうか。
「常連さんの再開を待つ声だよね、やっぱり」
「おかげさまでね、準備をしていると通りすがりの方が“ここって浅間町にあった中島家さんなんですよね? 復活するんですか?”と店を覗いて声をかけてくれるんですよ。準備をしているとどこからか情報を聞きつけた常連さんが見にきてくれたりね。本当に支えられているよね」と中島さん。9ヶ月の休業中もお客さんの心をつかみ続けるとは、魅力ある店ならではのエピソードだ。
「スープ、仕込んでいるんですね」と目を光らせる吉田に「飲んでみるかい? アブラ入ってないから味は前と違うけど」と出してくださった。
とんこつよりも醤油っぽさが際立つさっぱりしたスープ
あああ・・・という感嘆のため息が準備中の店内に響く
「どうしても元通り、完璧にはいかないかもしれないけど、これから毎日また“どうやったらもっと美味いスープが出せるようになるんだ”と手作りならではの試行錯誤を繰り返していくしかないね。それがやりがいにもなるし、少しずつやっていくしかないよ」
そう語る中島さんの口調はとても落ち着いていた。
スタッフは以前と同じメンバーで、営業時間、定休日も以前と同じ。ラーメンの価格は変更となり650円が680円に、キャベツラーメンは800円から830円になっていた。そのぶん、合わせ野菜やチャーシューなどのトッピングを50円ほど下げたそうだ。
お忙しいなか対応してくださった中島さんにお礼を言い、店を出た吉田は「明日が楽しみだ」と鼻息を荒くしたのだった。
最高だぜ
そんなこんなで美味しくラーメンをいただき、店をあとにする。最後に、オープン早々に中島家にかけつけたお客さんたちからのコメントをもらおう。
中島さんは事前に大々的に告知はしていなかったはずだが、なぜきょうがオープンだと知っているのだろうか?
背中で満足度を語る食後の「こうじ」さん。近くにお勤めなんだそう
「いや、美味かったね、最高。今日はさ、再オープンの日だって口コミで聞いて知ってたからとにかく絶対に一番に食べようと思って9時半に来たんだよ。前は週に2日は食べていたから、お店が閉まっちゃって本当にさみしかったね。食べながら泣けてきたほど再開が嬉しい」と、アツく話してくれた。
「2ちゃんねるの掲示板で話題になっていた」と東京都内から来た「ねこ」さん
「看板が変わりお店の印象が変わりましたね。きょうは普通の“ラーメン”をいただき、とても美味しかったです」と笑顔。
「もう・・・最高だぜ!」と職場仲間のみなさんは大和市から
「10年以上中島家に通っていたから、家系ラーメン大好きな自分にとってはとてもつらかった。ほかの店に通うという選択肢が・・・なかったなあ。やっぱり今日はキャベツラーメンをいただきました。本当に最高!」とこれまたアツい。Twitterで知った情報をもとに来店したそうだ。
Yさんは職場が近くで張り紙を見て来店。「おいしかったです!」
Yさんも以前より中島家の味が忘れられず、たまたま見かけた店頭の張り紙に大喜びだったそう。
この日かけつけた人は常連さんが中心で、再開を待ちわびていた人たちが多かった印象だ。
取材を終えて
「この近くにお住まいなんですか?」「ありがとうね、本当に」
中島さんはさりげなく、あたたかく、帰り際のお客さんに声をかける。
常連客をつかんで離さないこの店の魅力は味だけではないのだな、と実感した。
―終わり―
中島家
住所/横浜市神奈川区反町1-5-12 シティコープ反町103
営業時間/11:00~21:00
定休日/火曜
shinobu0614さん
2016年11月29日 05時05分
中島さんはラーメン界では伝説の人物だから復活はうれしい限り。
mageglasさん
2016年09月03日 14時06分
中島屋さん開店時のトラブル色々ありますがお客様がサポートしてくださいます頑張ってね私も応援してます。ガンバレー反町ラーメンストリートの住民より(^^)/
陽気なヘンリーさん
2016年08月31日 12時28分
生きていく望みが出来ました。無い間は矢口渡 こうやラーメンまで遠征してましたんで 嬉しい限りです。中島家は家系の中の 最高のラーメンです!!