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磯子区の団地の近くにかつて「底なし沼」があったって本当?

ココがキニナル!

磯子区の浜中の裏にあった坪呑という子供は危ないから近づいてはいけないという底なし沼について是非レポートお願いします。ちなみに今は団地ができて跡形もなくなっています。(昭和の80系さんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

坪呑の池が「底なし沼」と呼ばれていたのは、水深があるため周囲で遊ぶ危険性と、他人の土地へ入らないように子どもたちへ警告を促すためだった。

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ライター:小方 サダオ

古くからの住人が語る池の正体とは



杉田商店街で古くから続くお店の店主に話を伺うと「坪呑の池は、商店街から少し距離が遠いこともあり、小さいころは先生や親は行かせたがらない場所でした。子どもの背丈ほどの高さのススキが生い茂っている見通しが悪いところで、周りは粘土質なのかツルツルと滑りやすく、池に落ちやすくて危なかったのです」という。

 

周りは滑りやすく池に落ちやすいところもあったという(昭和50年代)
 

商店街の中ほどにある店の店主は「近くの田んぼでカエルを捕まえて、それをエサにしてアメリカザリガニを釣ったりしていました。池に落ちないようにと、心配していた親からは『行くなら、大きいお兄さんと遊びに行きなさい』と言われていました」

「また、お年寄りが足を滑らせて池に落ちて亡くなった事故があったという話を聞きました。坪呑には大小の池があり、平地に近い池(下図B)の方が、底が深かったようです。山際にも池(下図A)があったのですが、そちらは平地の池よりもさらに古くからあったようです」とのこと。

 

大小複数の池(青矢印)があった。(昭和50年代の地図)
 

花屋さんの店員に伺うと「池は『底なし沼』と呼ばれていて、2つの池の間には道が通り、池の周りは湿地帯のようになっていました。周囲はグチャグチャの粘土みたいな場所があり、私は長靴でそのぬかるみに足を取られたことがあります。長靴は抜けなくなり、そのまま沈んでいったため片方の長靴で帰ったことがありました」と話してくれた。

 

青矢印が「湿地帯のよう」だった道 (磯子区詳細地図 昭和38年)
 

また、「周囲に生えていたセリやアシを八百屋さんに持っていくと、当時10円程度で買い取ってくれたので、子どもたちはそれで小遣いを稼いでました。あの池にはカエルやザリガニがいっぱいいましたね。今もあれば、子どもたちにとって楽しい場所だと思いますよ」とコメントしてくれた。

 

池の周囲には底なし沼のようにぬかるんだ場所があったという
 

次に公園近くの古くから住む男性に伺うと「現在の公園の6割くらいの面積が池でした。坪呑の池は、2つの池の下に田んぼが広がり、周囲には畑があったため、その溜池でした」という。

「もとは山からの水や湧水などで出来た自然の池でしたが、人工的に掘って大きくしました。堰(せき)をして下の田んぼに水を流していました。コイやフナ、ウナギがいっぱいいて、子どものころは、堰を切るときに田んぼの持ち主が『魚とっていいぞ』と言ってれたので、私たちは流れてくる魚を取って食べたりしていました。水が濁っている時もありましたが、湧水の池のため澄んでいる時もありましたよ」と話してくれた。

 

田んぼや畑の溜池だったという
 

危険な場所との噂に関しては「『大蛇がいるから気をつけろ』などと噂されていましたが、あの場所は農家の方の私有地なので、子どもたちが勝手に入らないようにするための警告だったのでしょう。また池の中ほどは水深が3メートルくらいの場所もあり、落ちると大人でも危険でした。しかし、実際に事故はありませんでした」とのこと。

「山の木はたきぎにして使っていましたし、この辺りは田畑や自然が多く、豊かでした。特に戦後の食糧不足の時には食べ物が豊富で私たちは自給自足が出来ました。杉田などの街の人たちはそれを分けてもらいたくて訪ねて来たりしていました」

 

自然のある豊かな場所だったという
 

「また小学校の運動会では、私たちのような農家の子どもたちは少なかったので一体になって、街の子どもたちと対抗しました。私たちは野山を駆け回って足腰が丈夫なため街の子どもたちには負けませんでした。自然のおかげで健康な体にしてもらったのです」と答えてくれた。

今回調査した池は、地主の所有する畑や田んぼの溜池だったため、他人の土地に入って遊ぶ子どもたちへ注意を促すこともあり、当時は「底なし沼」と呼んでいたり、「大蛇がいるから気をつけろ」と噂を流していたようで、実際に「底なし沼」はなかったようだ。



取材を終えて



私たちは自然のもたらす豊かさよりも、人工的な利便性を重視するほうを選んでしまったのかもしれない。ここ坪呑には保護活動のおかげで公園として、その自然の中心にあった池の面影は残されている。

 

豊かな自然の中心にあった池
 


-終わり-
 
 

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  • 当時、近所に住んでいたので懐かしい想いで記事を読みました。暗くなるまでよっちゃんイカでザリガニ釣りしてたっけ。今でも近所を通りますが、宅地開発の流れ…ちょっと勿体なかったなぁ~。

  • 野球場にはならず、湧水を生かした公園になったのが、小さな救いですね。

  • 梅林小・浜中の出身なのでこのあたりではよく遊んでいました。池で釣りをしたり山へ入ってアケビなんか採ってましたね。中学生くらいまでは坪呑という正式名称を知らなかったので、みんなは「つぼのうみ」って呼んでました。でも池なのに「うみ」はおかしいということなのか、僕らより下の世代では「つぼのいけ」と言う人が多かったような気がします。

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