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激安コロッケが食べられる!? 久里浜港近くの三富屋直売所に突撃

激安コロッケが食べられる!? 久里浜港近くの三富屋直売所に突撃

ココがキニナル!

久里浜港近くの三富屋直売所が気になります。金土日月しか営業しておらず可愛いおじいちゃん、おばあちゃんが笑顔で迎えてくれ、コロッケやメンチカツが安く美味しい、この店の正体を調査願います(Lewisさん)

はまれぽ調査結果!

2017年11月から週7日、営業日が年中無休に変更。三富屋直売所は、業務用のコロッケやメンチカツなどを製造、出荷している工場の直売所だった。

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ライター:やまだ ひさえ

直売所ができた理由



製造がメインの三富屋が、なぜ、直売を手掛けるようになったのか。その理由を文子さんに聞いてみた。
すると「もともと工場で出た余剰品を販売してみようということで始めました」とのこと。

生産管理をしていても余る品物は出てくるのが卸専門の会社。創業当時から自社で販売するという考えはなかったという。しかも工場が移転した当初は、久里浜港一帯は安全面などから一般車両の立ち入りが禁止されていたため、直売が考えられる状態ではなかったという。

しかし、三富屋が移転した久里浜港は1995(平成7)年に再整備が開始し、2001(平成13)年度に埋立事業が完了。売却や公募先の応募を行っていた横須賀市から、2015(平成27)年7月、港内に新たな2社の企業の進出が決定したという発表があった。

 

久里浜港埋立事業(横須賀市HPより、クリックして拡大)

 

「海辺の湯」のオープンなどが決まったことで、一般車両が入れるようになり多くの人が訪れることが予想され、余剰品を売ってみようと考えるようになったという。

 

2015(平成27)年に工場の一画に売店を設置し直売を始めた
 

最初は週2日営業だったのが、徐々に人気が高まり4日になり、2017(平成29)年11月からは年末年始をのぞく毎日の販売となった。商品も余剰品ではなく、現在では販売用に生産するまでの人気店になった。

 

売り場カウンターの奥にフライヤーがあり、常に揚げたてを提供している
 

「直売所をやって良かったことは、お客さまの好みや評価を直接知ることができることです」と文子さん。

 

ポテトコロッケ、ビーフコロッケ、豚メンチが特に人気だという
 

ポテトコロッケ1つ50円(税込み・以下同)
 

ジャガイモのほのかな甘みが口に広がる、優しくて懐かしい味のコロッケだ。

 

ビーフコロッケも1つ50円
 

牛肉が使われているのでコクがプラスされ、食べごたえがある。

 

そして、豚メンチも1つ50円
 

タマネギの甘さが生き、肉特有のくさみやくどさもないさっぱりした後味のメンチカツだ。

実は、取材中に筆者がキニナっていたのがこちら、1個50円のバンズパン。

 

2つに切られたバンズが袋詰めされている
 

「コロッケパンにしたい」というお客さんの声を受け置くようになったというバンズ。確かにこれを購入すれば、好きな揚げ物でハンバーガーを作ることができる。

 

店内にはサービスでソースも置かれている
 

横須賀市内にお住まいというご一家は、お母さんが家族全員分のハンバーガーを作っていた。

 

コロッケバーガー。これがたったの100円
 

ハンバーガーを作る際、千切りキャベツが欲しいという声はないのかと伺ってみたところ、「シンプルが一番という答えになったんです」と文子さん。
純粋にコロッケやメンチカツのおいしさを楽しんでほしいということだ。

自宅で揚げたてを食べたいという方のために、冷凍にしたものも販売されている。

 

冷凍ものも一般のスーパーよりも安い
 

冷凍ものも市販のものに比べるとかなりお得感満載の値段だ。文子さんは「最初は工場で余ったものを売っていたので、安くしたんです」と話す。毎日、販売するようになっても値段はそのままだ。

三富屋は揚げ物だけではない。看板にもあったサラダなどお肉屋さんで販売しているようなお惣菜なども売られている。

 

味玉子(100円)、煮豚(250円)は週末限定商品
 

カレー(200円)やスタミナ炒めの素(200円)は元肉屋さんならではのこだわりの味
 

味付けは、全て内田社長が行っている。半世紀近くにわたる経験が生かされた渾身の味になっているのだ。

街の銭湯から同じく市内の商店街で肉屋さんとして、長年地元で商売をしてきただけに地域とのつながりが直売所にも生かされている。

 

地元の農業高校の体験農業や朝市にも参加
 

週末には地物の新鮮野菜も販売している
 

野菜を置くようになったのは地元とのつながりもあるが、お客さまからの声が多かったという。
「お客さまの要望には応えたくなるんです」と嬉しそうに文子さんが話してくれた。
安くて旨くて品ぞろえも豊富な直売所なだけに来店するお客さまも多彩だ。

 

お昼ご飯を買いにきたのは、ご近所にお勤めの会社員
 

まとめ買いが基本と話すのは、横浜から来たという常連さん
 

もう1組、久里浜港という場所柄、東京湾フェリーや「海辺の湯」を利用するために久里浜港にやってきたバスツアーのお客さんもいる。

 

添乗員さんが「おいしいお店」とバス内で紹介しているという
 

静岡から来た家族
 

三富屋のコロッケやメンチカツは、久里浜港の新しい名物になりそうだ。



取材を終えて



お仕事が忙しく多忙のために残念ながら内田社長にお会いすることは叶わなかったが、これからもお元気で美味しいコロッケやメンチカツを作り続けてほしい。


―終わりー


取材協力
三富屋直売所
住所/横須賀市久里浜8-17-27 
電話番号/046-835-6221
営業時間/午前10時30分〜午後5時
定休日/水曜・木曜(※2019年6月現在)
Facebookhttps://ja-jp.facebook.com/3tomiya/
 
 

※情報は取材当時のものです

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  • 2018年11月から毎週水・木曜日定休になっています。はまれぽの「年中無休」情報を信じて木曜日にせっかく横浜から繰り出したのに、お休みですごくショックでした…情報修正をお願いします。

  • ソースが決めてだね。とんかつソースもいいけどウスターソースもいい。。。

  • スーパーよりも安くて一個から買えるからよく行きます。お向かいのケーキ直売所とあわせて行く人が多いようです。

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