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横浜の名産品「スカーフ」、その由来と今の生産規模は?

ココがキニナル!

横浜の名産品の一つに「スカーフ」があるそうです。でも、地元民にはあまり認識されていないように思います。その由来や、現在の生産規模などを知りたいです。(mania さんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

開港当時は生糸の輸出が盛んだった為、加工品のスカーフが作られるようになったのが由来。現在の出荷量はピーク時の10分の1程度となっている。

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ライター:河野 哲弥

丸加には、昔のスカーフの木版や図案が保管されている



そんな中、今でもデザインから納品まで一貫したスカーフの生産をしているのが同社。その強みとは、かつての木版を大切に保管し、複製が可能なこと。また、木版が手に入らなかった製品の多くも、写真に撮りデータ化しているので、要望に応じて写真製版ができるという(一部を除く)。
 


丸加には、かつてのスカーフの図案が保存されている



一体、どのくらいの図案があるのか聞いてみたところ、具体的には分からないが、数万点ぐらいじゃないかとのこと。今後は、こうして蓄積された図案や意匠の一部を、スカーフ以外のものにも生かしていきたいそうだ。
 


その数、数万点にも及ぶという




現在取り扱っているスカーフの一例



では、現在取り扱っているスカーフには、どのようなものがあるのだろうか。
同社では現在、本社を含め4店舗を運営しているが、中でも品ぞろえが一番充実しているという「横浜みなとみらいランドマークプラザ店」を訪ねてみた。
 


ランドマークプラザ5Fにある同店の様子


スタッフの方によれば、同店で扱うスカーフは約100種で価格は、2,100円から21,000円まで。随分と幅があるようだが、高価なものは何が違うのだろう。そこで、21,000円の商品を見せていただくことにした。
 


「ボスコ・森林」(21,000円)という商品、もはや作品という感じ
 

20色以上の版を、1ミリの狂いもなく重ねて染色していく


まるで絵画のように鮮やかで、精密な意匠もさることながら、描かれている動物や植物などが飛び出してきそうなほどの立体感がすごい。このレベルのものになると複製も難しく、売り切れてしまったらそれでおしまいとのこと。
 


人気の最新商品「ハローキティ」(10,500円)


一方、キャラクターのキティが顔をのぞかせるこのスカーフは、サンリオとのコラボ商品だった。
価格もお手頃で、若い世代に人気があるそうだ。



「横浜スカーフ」、今後の新しい取り組み



遠藤会長によれば、サンリオとのコラボは、いろいろと考えていることの一例だという。
今後は、衣服やグッズの一部にも、スカーフの生地を取り入れていきたいそうだ。

また、図案などの一部を流用したコラボも、提案があれば前向きに検討したいと意気込む。同ショップに、こうしたコラボ商品が並ぶ日も、おそらく遠くはないだろう。そこには、新たな発見が待っているに違いない。

世界が認めた横浜のスカーフ。その由来には、戦前の日本を支えた「生糸」が深く関係していることが分かった。一枚の布の中に、歴史が詰まっている感じがする。そう考えると、スカーフを見る目も、少し違ってくるのではないだろうか。


―終わり―
 

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  • ヨコハマスカ-フの歴史には横浜開港以降の横浜の外国人たちによる開港文化の様子を描く為に江戸から移って来た浮世絵師達による横浜浮世絵がスカ-フの図案の原画になった事も大切と思います。

  • 横浜らしい海、港、洋館を連想させる紋様が素敵なので、こちらのスカーフ持っています。ただ宣伝見たことないのでマルカさんの物とは意識してなかったです。ずっと生き残って頂きたくお願いします。

  • 赤レンガ倉庫にも横浜ブランドのスカーフがいくつか置いている店がありますね。大桟橋の袂にもシルク博物館 なるものもありますし、歴史的にもまだまだ残っていて欲しいです。ココの方が資料がもっとあるかも、ですね(^_^;

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