鎌倉にあるドミトリー宿ってどんなところ?
ココがキニナル!
鎌倉には、ゲストハウスと呼ばれるドミトリー宿が幾つかあるようです。どんな雰囲気なんでしょうか?(ゆきむらさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
鎌倉にあるドミトリー宿、3軒全て紹介!お風呂もトイレも部屋も共有する宿泊施設だが、それだけに、人とのつながりが持てる場所だった!
ライター:ワカバヤシヒロアキ
鎌倉ゲストハウス
続いて紹介するのは、鎌倉市常盤にあるゲストハウス、「鎌倉ゲストハウス」。
築40年という古民家の宿
開業して2年を迎えた鎌倉ゲストハウス。
元々は料亭として使われていた建物を改装して使用されている。
中央の3人が、オーナーである岡村さんご夫婦とお子様。両脇はスタッフの方々
元々、東京出身ながら、沖縄のゲストハウスで働いていたという岡村さん。そこで、奥さんと出会い結婚。それを機に、自分で宿を持ちたいと思って選んだのが鎌倉だったそうだ。現在はお子さんにも恵まれ、家族とその他スタッフとともに宿をやりくりしている。
談話室には立派な囲炉裏が!
この宿は、最寄駅のJR/江ノ電「鎌倉駅」からバスで約15分ほどの立地にあり、鎌倉の観光エリアからは少し離れている。それでも、岡村さんがここに決めた理由のひとつが、居間にある立派な囲炉裏だ。10月から3月までは毎日囲炉裏を炊いて、団欒の場として提供しており、外国人旅行客に大ウケなのだとか。
亀時間と同様、横浜からの利用者も多いそうで、「一つ屋根の下で泊まるけれど、翌朝には他人になる、その距離感が楽しくて近郊からも来られるんでしょうね」と岡村さんは語ってくれた。
1名3000円の客室(仕切りあり)にはベッドが無い
男女に分かれた寝室は、大広間に布団を敷いて寝るスタイル。ドミトリー宿によく見られる2段ベッドが無く、純和室空間をそのまま楽しめるように工夫されている。
レンタサイクルも充実
宿泊数は最大15名で、レンタサイクル(500円/日)も利用可。鎌倉の大仏まで自転車で10分という距離なので、利用者も多いそうだ。
また、「せっかくなので鎌倉を堪能してほしい」という岡村さんの思いから、希望者は円覚寺での早朝座禅に送迎もしてもらえる。こうした魅力が、観光エリアから離れているデメリットをカバーしているのだろう。
鎌倉はせYH(ユースホステル)
最後に紹介するのは鎌倉市内に唯一あるユースホステル協会の宿、「鎌倉はせYH(ユースホステル)」。ユースホステル会員は安く泊まることができる。(通常1泊4000円、会員は3000円)
※ユースホステル会員には通常2500円から入会できる(1年間有効)
江ノ島電鉄「長谷駅」から徒歩5分の立地
ここでは、20時までというチェックイン時刻を過ぎれば1000円上乗せ、門限は23時など、代表の吉野さんの方針によりルールを厳格に設けていることが特徴的。
写真はNGとのことでお客さんが描いた似顔絵(左:吉野さん、右:奥さん)
55歳の時、会社を退職した吉野さん。「85歳まで生きるとしたら、残り30年。もう一つの人生ができる」と思い立ち、このユースホステルを開業して9年が経った。
厳しく決まりを設けているのは、「宿泊者全員への配慮。共同宿泊において何でも柔軟に対応すると際限がなくなる」というのが9年間営業して出した結論だそうだ。
ロビーは宿泊者の語らいの場
開業の際に新築したこの建物は、ロビーの他に談話室を別に設けているなど、随所に吉野さんのこだわりが見える。
2段ベッドの上段でも立ち上がれるように設計されている
屋上テラスからは大仏が見える
ベッド空間の広さや、海と大仏が見渡せるテラスなど宿での時間も充実して過ごすことができる。
さらに・・・
宿の裏にはTVドラマ「最後から二番目の恋」のロケ地(小泉今日子さんの家)があった!
また、珈琲の焙煎が趣味だという吉野さん。
左が生豆、右が焙煎後
夜、宿泊客に焙煎を体験させてあげることもあり、「自分で焙煎した珈琲を飲めば、皆良い顔をするんだよ」と嬉しそうに語っていた。ロビーを利用してカフェを開業する計画もあるそうなのでそちらも楽しみだ。
さいごに
亀時間で出会ったアジーさんたち(From グアテマラ)
鎌倉のドミトリー宿である3つのゲストハウスには、海外からのお客さんも多い。
家が近くにあっても宿泊するのは、国内海外を問わない会話を楽しむ人も多いのだろう。
近隣にお住まいの方も、機会があればこうした宿を利用して非日常生活を堪能してみてはいかがだろうか。
―終わり―
◆亀時間
鎌倉市材木座3-17-21
0467-25-1166
チェックイン 15:00~21:00
チェックアウト ~10:00
http://kamejikan.com/
◆鎌倉ゲストハウス
鎌倉市常盤273-3
0467-67-6078
チェックイン 14:00~20:00
チェックアウト ~10:00
http://www.kamakura-guesthouse.com/
◆鎌倉はせYH(ユースホステル)
鎌倉市坂ノ下5-11
0467-24-3390
チェックイン 16:00~20:00
チェックアウト 10:00
http://www1.kamakuranet.ne.jp/hase_yh/
じしょうさん
2015年07月19日 17時25分
YHもゲストハウスも今までの旅館やホテルでの宿泊では料金が高すぎると思っていたので、利用を考えておりました。(というよりも、YHは特に会員になって利用しています。)日本の旅館はどこに行っても夕食に贅をこらしたところが多くそれはそれでいいのですがたとえば草津の温泉宿まで泊まりに行っているのに食材は築地より仕入れているなんて聞いたらなんとためにお金をかけてそこまで行っているのかわからなくなってしまいますね。そんなことを考えていたらYHやゲストハウスに出会いました。料理自慢のYHもありますが、基本は泊食分離。箱根・強羅にあるゲストハウスはさすがに観光地なので海外からの旅行者で人気ですね。大涌谷の火山の影響で周りの施設は閑古鳥が鳴いているのに週末は満室のようで私としてはうれしいです。