横浜市内で迷子になった!地図なしで横浜駅にたどり着けるか?Vol.3
ココがキニナル!
見ず知らずの場所から歩いて目的地までたどり着かなければならないとき、地図を持たない状態ではどうなってしまうのかキニナル(はまれぽ編集部のキニナル)
はまれぽ調査結果!
川崎市との市境「鷹野大橋」をスタート。鶴見川に沿って海を目指す大胆な作戦で無事にゴールしたが、暑さ対策の大切さを痛感した。
ライター:はまれぽ編集部
炎天下、横浜駅を目指して歩く
取材を行ったこの日は30度を超える真夏日。立っているだけでも汗がにじむ暑さだ。
環境省は先月、「真夏に日なたの道路を歩くときに受ける熱は、6畳間でストーブ10台に当たるのと同程度」と試算し、注意を呼びかけた。
気温が約33度だった場合、太陽から受ける熱はおよそ500ワット(1平方メートル当たり)。アスファルト舗装道路からの照り返しを含めると900ワットにのぼる。これは1000ワットの電気ストーブ10台を、6畳間(約10平方メートル)で使ったときに受ける熱量に相当するという。
同省では、熱中症予防のマニュアルをホームページで公開するなどしている。また、大気の不安定な状態が続くこの時期、急な局所的豪雨にも気を付けたい。
帽子やタオルで直射日光を避けるのは有効な手段
タオルで海賊みたいな身なりになった千葉は、やがて鶴見駅前に到着。ここまで4kmちょっとの道のりだが、蒸し暑さで体力をだいぶ消耗したようだ。
鶴見駅前でいったん休憩するパイレーツ・オブ・ジロリアン
その後は、さすがの方向音痴でもほとんど道なり。「どこ歩いてるか全然わからない」とぼやきながらも、順調に横浜駅に向かっていった。
今年も「一休さん音頭」で盛り上がったという總持寺(そうじじ)
まったく開かない踏切を避けて、花月園前の陸橋を渡る
無事、国道15号に合流して、あとはひたすら横浜駅まで直進。途中で、横浜市の無形民俗文化財に指定されている「蛇も蚊も(じゃもかも)」祭りの本拠地、道念稲荷神社に立ち寄る余裕も見せた。
「蛇拳」のつもりだそうだが、「血ぃ吸うたろか」にしか見えない
生麦事件碑もあった
キリンビール工場の周辺は横浜環状北線の工事中
黙々と6kmほど国道15号を歩き、1時間30分ほどでポートサイドエリアに到着。
疲れはないが暑さにへばった
今回もわりとあっさり到着
取材を終えて
スタート地点の「鷹野大橋」から横浜駅まで、少し遠回りになったが約12kmの道のりを4時間弱で歩いた今回の検証。「川をたどって海に出る」というもともとの発想は、大雑把(ざっぱ)ではあるが、地形を生かした悪くない考えかもしれない。
実際に歩いたコース(緑)と、最短コース(Googleマップより)
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それよりも、今回は暑さが大きな壁となった。横浜市健康福祉局の発表では、2013(平成25)年5月8日から8月19日までの期間、横浜市内で熱中症により搬送された人数は計871人。うち2名が死亡している。
暑さのピークは過ぎたものの、環境省の発表する「暑さ指数(WBGT:湿球黒球温度)」が「厳重警戒」~「危険」を示す30~31度前後の日がしばらく続くと見込まれていて、引き続き注意が必要だ(参考ページ)。
もし屋外を長距離歩くような場合は、その日の天気や温度をよく把握し、十分な水分補給と暑さ対策を講じてほしい。
―終わり―
ふぃーるでぃさん
2013年09月01日 21時35分
「GAUZE」のシャツ かっこいい