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横浜で一番小さくて新しいチョコレート工房!「2U chocolate」

横浜で一番小さくて新しいチョコレート工房!「2U chocolate」

ココがキニナル!

天王町駅近くに、小さなチョコレート工場を備えた工房がオープンしたらしい。店内は工房と共に小さなカフェスペースも設けられているようだ。どんなチョコレートが楽しめるの?!(はまれぽ編集部のキニナル)

はまれぽ調査結果!

スーパーなどで売られているチョコレートは、基本的に均一の味を求め製造されているのに対して、「2U chocolate」ではカカオ豆の個性ある香りや味わいを活かしたチョコレートを提供していた。

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ライター:星野 憲由


相模鉄道の天王町駅近くにある「シルクロード天王町」商店街が、去年11月にケーブルテレビ「YCV」とコラボして、「YCVテレミン商店街」になった。


ポップな「YCVテレミン商店街」の横断幕が貼られている



一部にはまだ「シルクロード天王町」のなごりも残っている




庶民派商店街に誕生した、小さな「Bean to Bar」




とはいえ、商店街は昔ながらの庶民的な雰囲気はそのまま。その商店街に、ひときわオシャレなカフェスペースが誕生して話題となっている。



店の看板には「2U chocolate」とある。カフェのカウンターがあるのに、チョコレート?

店頭のブラックボードを見ると、やはりチョコレートの専門店のようだ。加えて「Bean to Bar」とある。これは、世界的に流行の兆しを見せている業態で、店でカカオ豆を仕入れて、板チョコになるまでのすべての製造工程を店内で行う工房のことを言うそうだ。

カカオ豆(Bean)からチョコレートバー(Bar)までという意味で「Bean to Bar」と呼ぶのだそうだ。てっきり飲み屋のBARかと思ってしまった。



白と黒のシックな外装デザインにピンクの看板がかわいい




ブラックボードにはクラフトチョコレート工房とある


ということで、店内にお邪魔した。店に入ると4席あるカウンターの奥には、ガラス張りの向こうに工房らしきものが見える。

店の内外にあるブラックボードや店内白壁のウォールペインティングは、西山さんのお手製。ベースのスタイリッシュなデザインに、この手作り感がいい感じにマッチしている。おしゃれ過ぎるのは、あまり好きではないのだそう。



ウッディーなカウンターに素材感を大切にした内装デザイン




チョコレートの製造工程を描いたウォールペインティング(製作途中だそう)




手書きブラックボードの横にはテレミンもちょこんと座っている




なぜかクラフトビールがずらり。チョコじゃなくて?




市販チョコレートの原材料にカカオ豆という表記がないわけ




店内に入ると、代表の西山さんが迎えてくれた。実はこのお店、チョコレート作りはもちろん、店頭の接客販売まで、西山さんおひとりで切り盛りされているそうだ。



某食品会社から独立開業した西山佳孝(にしやま・よしたか)さん


まずは、一番気になっていることから伺ってみた。それは「こちらで販売しているチョコレートが高級なのは想像がつくものの、スーパーやコンビニのチョコレートと何が違うのか?」ということ。

「このお店ではカカオ豆を仕入れてチョコレートを作っています。でも大手メーカーのチョコレートのパッケージを見てください。原材料にカカオ豆という表記があるものはほとんどありません。」

え?チョコレートなのに、カカオ豆、使ってないって。確かに大手のチョコレートの原材料を見ても、カカオマスやココアバターとあっても、カカオ豆とは書かれていない。そしてこの店のチョコレートには、原材料にカカオ豆とある。これって、どういうこと!?



原材料名は、カカオ豆と砂糖のみ!


「実は大手のチョコレート工場では、カカオ豆を仕入れているところはあまりありません。多くの場合、カカオ豆を加工したカカオマスやココアバターを仕入れて製造しています。このカカオマスやココアバターなどのチョコレート原料をカカオ豆から製造するメーカーは別にある、ということです。」

「つまり、チョコレートの製造は効率化のために分業で行われることが多いわけです。これに対して、小規模一貫製造を特徴としたBean to Bar というスタイルが現れてきたわけですね。」

と西山さんは話し、チョコレートの製造工程を説明したパネルを出して、さらに丁寧に説明してくれた。



チョコレート製造工程図解




カカオ豆を計量するところから製造工程は始まる


1、まず生のカカオ豆を焙煎してローストカカオ豆を作る。これにより雑味をとって、香りを豊かに引き出す
2、ここから皮をむき、細かくだいたものをカカオニブと呼ぶ
3、カカオニブに熱を加えながら、すりつぶして、精錬。(ちなみに、カカオニブの約50%は油分であり、圧搾して分離した油分側がココアバター、油分が除かれた固形分がココアパウダーである)
4、精錬を終えたカカオ100%の状態のもの(カカオマス)に砂糖を加え、さらにすりつぶしてトロトロにする。
5、このチョコレート生地を、結晶調整、冷却固形化したらチョコレートの完成

ここまで店内で約1週間をかけて製造している。





カカオマスを練り上げ中。うまそー!!



市販チョコでは感じにくいカカオの個性を楽しめるチョコ




本来、カカオ豆は生産地や品種によって、味や香りが違う。

西アフリカと東南アジアで多く生産される「フォラステロ」、ベネズエラなど中南米で栽培される「トリニタリオ」、ベネズエラ、メキシコなどで、わずかに生産される「クリオロ」の3品種が基本。

これが生産地や交配によって、さまざまな味や香りが生み出されている。また同じ土地の同じ品種でも、その年の気候によって味は変わる。ちょうど、ぶどうとワインのような関係だ。



店頭にディスプレイされた巨大なカカオの模型


その上で西山さんが説明してくれた。

「大手菓子メーカーで大量生産されているチョコは、一年を通じて同じ味にしなければなりません。同じ味を安定的に大量生産しようとすると、どうしてもカカオ豆が持つ味や香りの個性は出しにくいわけです。一方ウチでは、大手さんのような安定生産は難しいですが、その分それぞれのカカオ豆の味や香りといった個性を最大限出すよう心がけています」

「このようなBean to Bar の考え方では、同じ品種のカカオを使って同じに作っても、今年の味は、来年の味とは違ってくるわけです。ちょうど大量生産のワインとシャトーのワインの違いのようなイメージですね」

確かにこれなら大量生産のチョコとは、明らかに違うわけだ。加えて、そのこだわりは趣味性が高い。

「世界中で、カカオの個性を知ったコアなファンが増えていて、ワインを楽しむようにチョコを楽しむ人が増えているんです。もちろん日本も例外ではなく、全国各地で、うちのような店が増えていて、SNSで話題となっているんです。そういう意味では、チョコ好きな人はもちろん、チョコがあまり好きでない人にも食べていただきたいです。きっと一度味わうと、チョコのイメージが変わると思いますよ」

なるほど。これこそが「Bean to Bar」という店の役割というわけだ。



2U chocolateで購入できるオリジナルチョコレート




では、店頭で販売しているチョコレートについて紹介しよう。

Vivid FRUITY(ベトナム産カカオ70%)/1袋50g入 860円(税込)
フレッシュなフルーツを食べていような香りと酸味が口いっぱいに広がる。ビター感は抑えめで、ほのかな甘味がフルーティ感をより際立たせている。




フルーティさを楽しむならコレ


Mild BITTER(タンザニア&グレナダ産カカオ75%)/1袋50g入 790円(税込)
カカオ75%のビター感とコクがじんわりと広がり後味までおだやかに続く。ほのかな青リンゴの香りがうまく調和して、苦すぎない深い味わいに仕上がっている。




カカオ75%のビターとリンゴの香りが融合


Rich SWEET(ベリーズ&コスタリカ産カカオ71%)/1袋50g入 830円(税込)
特徴的なレーズンのアロマが活きたコク深い豊かな甘味がベース。ねっとりと広がる、それでいてしつこくない香りと風味を楽しめる。




しっかりとした甘さがありながらキレもある


Limited #B-01(ウガンダ産カカオ73%)/1袋33g入 720円(税込)
パインのような華やかな甘味のある噛み始めとは対照的に、後味は渋味のあるビターに変わるのが印象的。甘味と渋味のコントラストが際立ち、クセになる味わいに仕上がっている。



華やかさとクセのある味の二重構造が魅力


これら定番に加えて、季節限定メニューも展開。店頭での購入はもちろん、ネット通販にも対応している。
しかもこのチョコのパッケージ、実はこだわりの品で、このアルミパッケージのまま冷蔵庫に保存しておけば、味も香りも損なわれないという逸品なのだ。



2U chocolate店内で楽しめるチョコレートのペアリング




店内では、チョコとビール、チョコとコーヒーのペアリングを提案している。チョコとコーヒーはイメージしやすいのだが、なぜビールなのだろう。



個性派クラフトビールが揃う


「これは、自分がビール好きだからです(笑)。実はビアソムリエの資格も持ってます。ちょっとしたビールマニアでも納得してもらえるラインアップになっている自信があるんで、ビール好きな方にも来店いただきたいですね。もちろんチョコとぴったりなペアリングも提案させていただきますよ」

ということで、店内のおすすめペアセットをご紹介。

水曜日のネコ(ヤッホーブルーイング/長野):720円
水曜日のネコ専用おつまみチョコ:2片 450円
ホワイトチョコの甘さとオレンジピールのさわやかさ、コリアンダーシードのスッとするスパイシー感が、ビールとしてはマイルドな水曜日のネコの風味に優しく寄り添う。ホワイトビアとホワイトチョコのマッチング。

インドの青鬼(ヤッホーブルーイング/長野):720円
インドの青鬼専用おつまみチョコ: 2片 450円
ガツンとした苦味と華やかなホップの香りが刺激的なIPAというスタイルのビール。これにインド産カカオの香りと苦味、ホップの香りと苦味が奇跡のコラボを果たした、一度食べたら病みつきになりそうなクセのあるチョコレートがマッチ。

この専用チョコは、カフェコーナーでしか楽しめない限定モノ。どちらか迷ったが「水曜日のネコセット」をオーダーしてみた。



人気ビールはビアサーバーから提供してもらえる




オリジナルビアグラスに入ったビールが登場(缶はイメージ)


まずはビールから。お、ビアカクテルみたいにフルーティな香りがあって、とっても、さわやかな味わい。
そしてチョコは、甘み、苦味もあるけど、スパイシーさもあって、確かに不思議なほど相性がいい、そして口に入れる時には、あまり感じなかった香りが、口の中に入れた途端、口いっぱいに広がる。



ホワイトチョコのイメージとちょっと違うスパイシーさと広がる香り



「実は、ビールにもチョコにもオレンジピールが含まれていて、それで相性がいいんです。チョコには、コリアンダーシードも含んで、スパイシーに仕上げています。」

「香りの秘密はココアバターです。チョコにはココアバターという油脂が含まれています。これは常温では変化しないものの、体温に近い温度になると、突如として溶け出すんです。そして溶けると同時に香りが口の中に広がるんです」

まさに、その通りの味わい。さすがチョコとビールのプロ。これは確かに、ポンポンと口の中に放り込む楽しみ方ではない。じっくり味わいと香りを楽しむべきだろうということは、食べれば自然と理解できる。

これが「Bean to Bar」ならではのチョコレートの魅力なのだろう。



大変おいしくいただきました!




取材を終えて




これは、新しい大人の趣味と言って間違いない。友達と楽しむのもいいのだけれど、ひとりで、ビールやコーヒーをパートナーに、ベストチョイスな「Bean to Bar」チョコレートを探求するのも楽しそう。その上で自分が見つけたペアリングをチョコ仲間と語り合う。そんな楽しみ方がいいのではないだろうか。

もちろんベストチョイスの探し方は、店頭で西山さんにアドバイスしてもらおう。なお店内は現金ではなく、電子マネーでの支払いが基本なので、ご注意を。


-終わり-


取材協力


2U chocolate
住所/神奈川県横浜市保土ケ谷区天王町1-4-5
アクセス/相鉄線天王町駅より徒歩約3分
定休日/月、土
営業時間/
火、水、金11:00~14:30、15:00~19:00/12:00~17:00/日10:30~14:30、15:00~18:00
ホームページ/https://2u-chocolate.com
Twitter/@2u_chocolate
Instagram/@2u_chocolate
Facebook/https://fb.com/2Uchocolate/







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