タイガーマスク運動で贈られているものとは?
ココがキニナル!
横浜のタイガーマスク運動ではどんなものが贈られているのでしょうか?(八毛さんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
文房具が圧倒的多数!中には現金20万円、自転車などもありました。
ライター:鈴木 亮介
聖母愛児園 石嶺昇施設長にインタビュー
中区山手の住宅街に立地
では、私立の施設ではタイガーマスク運動をどのようにとらえているのか。
山手にある聖母愛児園を訪ねてみた。
―こちらの園にもタイガーマスクからの贈り物はありましたか?
石嶺:最初にタイガーマスクこと、「伊達直人」から贈り物が来たのは1月12日で、玄関の前にランドセル6個が新品の箱に入って置いてありました。ただしうちの場合は事前に年配の女性らしき声で予告の電話があって、今年入学する児童が何人いるのか聞かれました。近所に住む方のようです。その後は文具、服やパソコンなどが届きました。
―子どもたちにはどのように配布していますか?タイガーマスクの説明はするのでしょうか。
石嶺:「今この子にはこういうものが必要だろう」と園で判断し渡しています。子どもたちに「タイガーマスクがきた…」という説明はしていません。中には、そうした説明自体が重荷になる子もいるからです。感受性の高い子や心に傷を負った子は「じゃあ私たちは困ってるの?かわいそうな子どもなの?」と思う場合もあります。
次期園長の佐藤慎一郎氏(左)と園長の石嶺昇氏
―今回のタイガーマスク運動について、どのように感じていますか?
石嶺:一過性に終わらず、是非続いてほしいですね。ただし、中には使い古した衣類など、子どもたちに渡せないものもあります。本音を言えば、現金の方が物品に比べて融通が利くので有難いです。例えば家族や恋人にプレゼントする時、皆さんはどのようなものを贈りますか?それと同じなのです。
新品の自転車も届いた
石嶺氏によると、現金の寄付については施設によりもらった量にバラつきがあるため、今後は市の児童福祉協議会で一旦プールした上で、全施設に平等に分けた方がいいのではないかという議論が出ているという。
今後もタイガーマスク運動を続けてほしい
今回取材にご協力いただいた2施設以外に、横浜市内には市運営の1施設、民間の6施設があり、合計9箇所の児童養護施設がある。
はまれぽが独自に集計した結果、どの施設も10件以上の贈り物が届いており、合計約130件の寄付があったことが分かった。その大半は文房具で、中には手作りの人形やお米、板チョコ、さらには「エアコンの修理をしたい」という申し出もあったという。
今回ムーブメントを巻き起こした、このタイガーマスク運動には個人的に大賛成だ。しかし、この運動を一過性のもので終わらせるのではなく、ぜひ今後も続けていってほしい。ただ、贈り物をする際は、ちゃんと相手のことをよく考えた上で送っていただきたい。
相手のことをちゃんと考えて送ってほしい
例えば、あなたが見ず知らずの人から、使い古した「おさがり」をもらって嬉しいだろうか?これは誰にでも言えることだと思うが、高価なものとまではいかないまでも、新しくてキレイなモノのほうが嬉しいのではないだろうか。
さて、皆さんはこのタイガーマスク運動についてどう考えるだろうか。
「善意」の価値観はそれぞれ違うと思うので、皆さんから意見をいただきたい。
―終わり―
フランケン面さん
2011年06月15日 10時45分
そういえば最近聞かないけど、まだタイガーマスク運動をやってる人はいるのかな?