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関内でニワトリ一羽の唐揚げと対面!?工程からこだわりまで余すとこなく完全レポート!

ココがキニナル!

ハマの鶏次というお店で、鶏丸ごとのから揚げがあるそうです。レポお願いします。(萩原未央さんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

「ハマの鶏次」は食の感動を大切にする料理人が、本場香川県で得た知識を元に経営する骨付き鶏専門店。こんがり揚がった一羽の丸揚げはインパクト大!

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ライター:千葉 こころ

ダイナミックな繊細



同店で使用している骨付き鶏はどれも国産。産地にはこだわらず、その日その時で一番美味しい鶏肉を使用しているそうだ。丸揚げは大きめの鶏で、ヒナと親の間くらいの物を使用している。
 


大切な命。いただきます


まずは内蔵などを抜いて半身ずつに分けられた丸鶏に、丁寧に切り込みを入れる。こうすることで火の通りがよくなるそうだ。その後、にんにくや酒で作った下味用のタレを、細部までしっかりとハケで塗りこんでいく。
 


さすがは和食料理の料理人。しなやかなで無駄のない手つきに見惚れてしまう


その上からオリジナルのスパイスをまんべんなくふりかけ、しっかりと強めに味付け。少しつけすぎなくらいまぶしておかないと、次の工程で衣とともにスパイスが落ちてしまうのだそう。その加減がなかなか難しそうだ。
 


この手間と味付けが、あのやみつきになる味の正体だったのか


最後は手早く衣にまぶして180℃に温めたフライヤーへ投入!!
 


高温で一気に揚げる!
 

フライヤーいっぱいいっぱい!!


15分ほどじっくりと揚げ、油をきって半身を合わせてお皿に盛れば、丸鶏揚げの完成!
 


工程を見た上で改めて・・・ドドーーーン!


一羽をそのまま揚げると、中まで火が通るのに40分くらいを要してしまうそうだ。提供時間を短縮するとともに衣のサクサク感を失わずにテーブルへ運ぶため、半身に分けて同時に揚げているとのこと。
 


料理は科学? マツモトライス?



ガッツリと丸揚げを堪能して大満足の千葉。しかし、もう若くはない胃に油は重い・・・。なにかさっぱりと締められるものでもないかとメニューを眺めていると、見慣れぬ文字を発見。
 


マ・ツ・モ・ト・ラ・イ・ス?


キニナル。
早速オーナーの松本さんにお話を伺わなくては! ん? 松本さん、まつもとさん、マツモト・・・はっ!

聞くところによれば、開発者のマツモトさん(某骨付き鶏専門店オーナー)が、365日朝ごはんとして食べていた納豆ご飯だという。毎日毎朝同じものを食べ続け、1000杯くらい食べたある日、ふと気になった。

「まったく同じものを食べているのに、なぜ日によって味が違うのか?」

その日から、分量や温度、納豆の種類などさまざまな方向から研究を重ね、ついに究極の一杯が完成!
 


納豆、たまご、だし汁・・・全てが研究され尽くした「マツモトライス(294円)」
 

出汁・味噌・酒がこだわりの温度と分量で調合されているだし汁


まずはそのままの味を楽しみ、半分ほどでトロトロのたまごを割り混ぜて食べるのが、違った美味しさを味わえる開発者お勧めの食べ方。千葉も倣(なら)って卵をほぐさずにいただいてみる。
 
あっさりとしていながらも、出汁・味噌・酒の風味がそれぞれに優しく口の中に広がり、お互いに存在感があるのにどれも主張しすぎないみごとなハーモニー。納豆臭さもほとんどない。これはこのだし汁によって、納豆の独特な臭みが消されているのだという。
 


こんな納豆ごはん初めて!!
 

たまごを割り混ぜてみる


このたまごがまた濃い! あっさりしただし汁にたまごのコクが混ぜ合わさり、味に深みをもたせる。感動続きのマツモトライス、量もほどよく、さらさらっと完食。
たかが納豆ご飯と侮ることなかれ! 松本さんの料理にかける情熱が生み出した努力の結晶は、目からうろこの究極な一杯であった。

ちなみにこのマツモトライス、提供しているのは世界で5店舗のみだという!
・・・つまり、オーナーの松本さんが取り仕切る系列店の5店舗のみということ。なかなかユーモアのある表現は、松本さんの人柄をよく表している。
 


取材を終えて



ライター・千葉にとって、史上最大の唐揚げと対面し言葉を失ったが、ただ話題性を求めただけの物ではない。しっかりと考えられた味付けや、目にした人へ感動を届けたいという思い、お客さんと従業員の会話のきっかけ作りとなるなど、作り手の料理を愛する思いが鶏以上に大きかったことに気が付いた。
 


何事にも一本筋が入っていらっしゃる


丸鶏やもも焼き、マツモトライスの味だけでも大満足だった今回の取材。
しかしそれだけでなく、料理や接客、従業員など全てに対して常に真剣に向き合いながらも、遊び心も忘れない松本さんの姿に、料理人として、また、上に立つ者としての魅力を感じた取材でもあった。

策略的に千葉をフードファイターに仕立て上げようとしているであろう吉田とは大違いだ。少しは見習っていただきたいものである。

 
―終わりー

ハマの鶏次(けいじ)
住所/神奈川県横浜市中区羽衣町2-6-7 ソシアルポート2F
電話番号/045-334-7601
営業時間/17:00~24:00 (ラストオーダー23:00)
定休日/無休
ホームページ/http://居酒屋-ハマの鶏次関内店.com/
 

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  • 何度か行ったことがあるのですが最近ランチをやめちゃったんですよね。夜の客が十分に来るようになったからかもしれないけど。500円の鶏カラ揚げランチはお得だったんだけどね。

  • 店名はやはり花○慶次とひっかけた洒落なんでしょうか?そこを聞いてほしかった(笑)

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