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「戸塚アンダーパス」の開通でついに閉鎖! 「開かずの踏切」最後の瞬間をレポート!

ココがキニナル!

戸塚アンダーパスの開通で閉鎖される「戸塚大踏切」の最後の様子は?(はまれぽ編集部のキニナル)

はまれぽ調査結果!

130年近い歴史の最後の瞬間に立ち会おうと「戸塚大踏切」の周りには多くの人が。住民は「便利になるがさみしい、複雑」といった声。関連イベントも

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ライター:はまれぽ編集部

「想い出を刻む」イベント



そんな「交通の難所」として知られた「戸塚大踏切」も、午後3時57分ごろから59分ごろまで遮断機を上げて車と歩行者を通すと、その役目を終えた。
 


 

遮断機が上がった最後の「戸塚大踏切」を撮影しようと多くの人が
 

カメラを掲げながら「渡り締め」する人たちも
 

「戸塚大踏切」の最後の姿に花を添えようと、戸塚にちなんだミュージシャンらが駆けつけ、25日午後3時から「さよなら戸塚大踏切」と題したイベントが行われた。

イベントには前日の開通記念式典にも参加していた横浜銀蠅の翔さん川戸昌和(かわと・まさかず)さんや『綱島ブルース』の記事で紹介した戸塚出身のオオゼキタクさんらが参加。
 


イベントに参加した(左から)オオゼキタクさん、翔さん、川戸さん
 

イベントでは翔さんが「免許を取りたてのころ、車高の低い車に乗っていたので、勾配のある踏切を渡るのに蛇行していた記憶がある」、オオゼキタクさんが「夜中に貨物列車が通る時、何とも言えないロマンを感じる」など「戸塚大踏切」に関する思い出話を披露。
川戸さんは「車で踏切を超えた先にある銭湯に行ったが、帰りに『開かずの踏切』につかまり湯冷めした」というエピソードを話して会場の笑いを誘った。

また、イベントでは枕木にそれぞれの思いを書き込んだプレートを張り付けるワークショップも開かれ、会場を訪れた人がメッセージを書き込んだ。
 


「戸塚大踏切」に込められた思いが書き込まれたプレート
 

この枕木は、閉鎖後に「戸塚大踏切」の敷地内のどこかに埋め込まれる予定だという。

イベントの実行委員長で、戸塚駅東口で2代にわたって喫茶店「モネ」を営む片山大蔵(かたやま・たいぞう)さんは「便利になるなあという気持ちが8割、残りは不便だとか文句を言っていたけどさみしいという気持ち」と率直な心境を語ってくれた。
 


踏切にかける言葉は「ありがとう」
 

片山さんは「大踏切はこれまで、戸塚の東西を分断する国境のようなものだったが、徐々に東西の交流は深まってきていると感じる。アンダーパスの開通・大踏切の閉鎖で戸塚がどんどん派手になるきっかけになってほしい」と話した。



取材を終えて



いずれ時間が経てば「『戸塚大踏切』という『開かずの踏切』があった」という事実さえ忘れられる日が来るかもしれない。

130年近い歴史を刻んだ「戸塚大踏切」の最後の日に立ち会えたことは光栄に思う。
 


長い間お疲れさまでした
 


―終わり―
 

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  • 親不知越えの北陸新幹線が40年で金沢まで開通できたのに対し、戸塚の踏切に50年もかかったというのは、なんだかなぁ感があまりに強い。

  • 自分は前日に行われた戸塚アンダーパスのウォーキングイベントと翌日のアンダーパスの開通の様子・大踏切の閉鎖の様子を見に行きました

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