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横浜のクラフトビールが飲める醸造所があるって本当?

ココがキニナル!

最近横浜市内でもミニブリュワリーが増えています。それぞれのこだわりと特徴を知りたい/緑区にTDM 1874 Breweryというビール醸造所ができるらしい(ぽんた21さん、くらんす@呼び捨て希望!さん

はまれぽ調査結果!

金沢文庫の「南横浜ビール研究所」と、十日市場の2017年1月末ごろから自家製クラフトビールを提供予定の「TDM 1874 Brewery」を紹介

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ライター:大和田 敏子

老舗の酒屋さんが営む「TDM 1874 Brewery」



続いて、「TDM(ティーディーエム) 1874 Brewery」 に向かう。JR横浜線十日市場駅から7~8分ほど歩くと、ひときわおしゃれな感じの建物が見えてきた。

 

道行く人が立ち止まる、キニナル外観だ


店長の菊地裕明(きくち・ひろあき)さんに話を伺った。

 
「TDM 1874 Brewery」は、1874(明治7)年創業の老舗酒店、坂口屋が営む店。
 


店名の由来は「十(Ten)日(Days)市場(Market)1874(創業年)」

 
町名と創業年を組み合わせた、なんてセンスの良いネーミング! 開業に至ったのは、長年お酒の販売に携わるなかで、特にこの3~4年、お酒の消費スタイルの変化を実感してきたことにあるという。

4大ビールメーカーのビール出荷量は減少の一途をたどり、若い世代の酒離れ、特にビール離れが取りざたされている。けれども、菊地さんは、「若い人がお酒を飲まなくなったのではなく、飲み方が変わってきていると感じている」と言う。

会社の人と一緒に飲むより、気の置けない仲間と飲みたい。ビールを買って家で飲むより、仲間と楽しみを共有するような飲み方へ。

 

オクトーバーフェストなどビアイベントの入場者は年々増加

 
坂口屋は、地元に完璧に溶け込み、お客さんのニーズに応えてきた店だが、地方密着だけでは限界があると感じるようになったという。

 

明治時代から培ってきた経験から、大胆な方向転換

 
「やるなら今しかない!」と、体験型で楽しみを共有してもらえる場として、マイクロブルワリーを作ることを決めた。遠方からも足を運んでもらえる店になるための、起爆剤になればと考えたという。
 


バーカウンターから醸造所が見える。確かに、こんな体験はめったにできない

 
こちらの醸造所では、1度に1200キロリットルを仕込めるそうだ。マイクロブルワリーとはいえ、かなり充実した設備のように思う。

また、醸造責任者として、イギリス人のジョージ・ジュニパーさんを招いた。イギリスでは、「ダークスターブルワリー」で5年間勤務。来日して1年間、茨城県の常陸野(ひたちの)ネストビールで働いていたそうだ。
 


13歳からホームブルワリーでビールを作っていたというジョージさん

 
「ここでビールを作ることは、自分にとってチャンスになると考えた。オーナーさんは、ワインや日本酒について詳しく、ビール作りを理解してくれる人」と、ジョージさんは、ここで醸造に携わることを決めた理由を話してくれた。

ちなみに、ジョージさん自身が、一番作りたいと考えているのは、イギリスで一般的に飲まれる「イングリッシュビター」という、苦みが少なくアルコール度数の低いビールだとか。

醸造免許取得手続きの関係で、醸造開始は2017年1月になる予定だが、すでに初醸造は、「浜なし」のビールに決定しているそうだ。
 


ナシのビール?

 
「小麦、ライ麦を使って辛口のベースにして、なしの甘みを感じられるようなビールにしたい」と、ジョージさんは、ちょっとだけレシピの構想を明かしてくれた。
 


「マニュアルのない難しいビールを作るために、毎日、勉強です」

 
「TDM 1874 Brewery」としては、誰もが飲みやすいビールと、ごく一部の人が分かる、好きな人がとことんはまるスタイルのビールといった二つの方向で、自分たちのビールを作っていきたいと考えているという。

まだ、自家製のクラフトビール提供は開始していないが、バーはすでにオープンしている。お酒の販売スペースと隣接する形になっているので、そちらも含めて現在の様子をご紹介!

 

店を入ると、バーを挟んで右手がお酒の販売スペース


入口付近では、地元で採れた野菜の販売も

 
地域密着、地元食材を大事にしようという気持ちが伝わってくる。

 

横浜ビールや常陸野ネストビール、獺祭などプレミアム日本酒も


ワインは約200種類


お酒を選ぶのが楽しくなりそうな、おしゃれな雰囲気だ


日本酒もずらり約300種類


日本酒は種類によって、マイナス5度、0度、5度の冷蔵庫に分けて管理される

 
そして、うれしいことに、店内で購入したワイン・日本酒はバーで飲むことができる(チャージ料はボトル1本500円、一升瓶は1000円・税別)。もちろん、焼酎、ウイスキーなどのお酒も豊富だ。

いよいよ、バーへ。

 

5タップ(種類)のビール+日本酒の生酒(右端の樽)を提供


自家製ビール提供までは、ジョージさんがいた常陸野ネストビールが中心

 
5にある「アサヒスーパードライ」は、一度で一気に注ぐ「S式(SHARPな味わい)」と、数回に分けて注ぐ「Y式(YAMAMORIの泡)」の2種類の注ぎ方で提供している。
 


手前が「S式」

 
「注ぎ方を変えるだけで味が劇的に変化する。多くの人に馴染みのあるビールで、その感動を味わい、ビールの美味しさを知ってほしい!」と菊地さんは話す。

 

シャープ注ぎでお願いした


アサヒスーパードライ(450円・税別)。いただきます!


ヤバイ、これ美味し過ぎる!!

 
クリーミーな泡とキリッとした炭酸が絶妙。そして、途中まで飲んでも泡が消えず、泡が再生してくるような感じで、美味しさが持続する。確かに、普段飲んでいるスーパードライとは全く違うもののように思えた。

 

先に提供された「S式(右)」だが、泡がふたのように残る

 
ちなみに、「Y式」の方は、炭酸を抜いて麦の味わいが強調されるような注ぎ方。鼻を抜けた麦の香りが口いっぱいに広がり、甘味さえ感じる味わいになる。

 

フードメニューはこちら。シンプルながらお酒が進みそうなものが並ぶ


テーブル席もあるので、ゆっくりお酒を楽しむのにも良さそうだ


Pepperくんの接客にも和む

 
カウンターでクラフトビールを飲んでいた年配の男性は、「ヴァイツェンが好きなので、近所で飲めるのはうれしい! 家内もビールが大好きなので、今度は一緒に連れてきたい」と話してくれた。きっと、こんなふうにリピーターが増えていくのだろう。

 

オリジナルのグラスに自家製クラフトビールが注がれる日が待ち遠しい

 
自家製ビールの提供開始は2017年1月末ごろからの予定。いずれは、見学ツアーなど体験型のイベントも企画していきたいという。

また、長年、業務卸しをやってきた経験を生かし、自家製クラフトビールを市内の飲食店に卸して提供してもらうことも考えているそうだ。将来的には、ビン詰で販売の可能性もあるとか。遠からず、「TDM 1874 Brewery」オリジナルのクラフトビールを自宅で飲める日が来るかも知れない。



取材を終えて



一口にビールと言っても、さまざまな味わいがあることを知り、そのための苦労の一端に触れた今回の取材は、とても楽しかった。現在、日本には、約200のマイクロブルワリーがあるという。それぞれが個性的なビールを作っているのだと思うと、クラフトビールにすごく興味がわいてきた。


―終わり―
 

〈店舗情報〉

南横浜ビール研究所
住所/横浜市金沢区釜利谷東3-1-4
電話/045-781-5055
営業時間/平日17:00~24:00 土13:30~24:00 日13:30~23:00
定休日/なし
https://www.facebook.com/beerlabo/

TDM 1874 Brewery
住所/横浜市緑区十日市場町 835-1
電話/045-985-4955
営業時間/
SHOP平日・土曜/11:00~22:00、日曜・祝日/11:00~21:00

BAR平日/17:00~22:00、土曜/12:00~22:00、日曜・祝日/12:00~21:00
定休日/毎週水曜日
https://www.facebook.com/tdm1874brewery/

 

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  • 南横浜ビール研究所の取材、ありがとうございました!!
    ここは僕が見学したことがあるなかで最小の設備で醸造してるのと、熟成行程で後から生ホップを投入して香味づけをするドライホッピングを意欲的に行なっていて、1回の仕込み量の少なさは不利なのにバリエーションを増やす工夫をしているなど、小さいなりに面白いことをやってるなーと感心していました。
    最近、アメリカの方でも、苦くて香ばしいIPAに『第5の味覚』うま味を加えた『UMAMI IPA』なるものの人気が高まりつつあるようなので、鶏ガラでうま味を加えるIPA、ぜひ飲んでみたいです。

  • TDM 1874 Breweryは近所なのでしょっちゅう車で前を通ってますが・・正直にぎやかな通りに面していてちょっと落ち着かなさそうな感じ。もっとも私は飲めないのでそんなことはどーでもいいのですが(笑)でも中に地主の佐藤さんの野菜を売ってらっしゃるのがいいですね!

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