騒音どうにかならない?横浜・深夜の水道管工事
ココがキニナル!
長い期間、深夜に家の前の道路で水道管工事をしていて騒音に悩まされています。友人の地域は昼間しかやらないそうなのですが、どうして場所によって違うのか気になります(アンドロメダクマコさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
水道管工事を夜間行う場所は、車の交通量や迂回路の有無などの道路事情で決まる。残念ながら、近隣住民の生活環境まで配慮するのは難しいようだ。
ライター:結城靖博
横浜市水道局の対応
その後、おおもとの横浜市水道局の工事担当部署に問い合わせ、どうして昼間と夜間に工事が分かれるのか尋ねてみた。
その答えは、現場監督者とほぼ同じだった。交通量と道幅、迂回路の有無・・・。
市民からのクレームはないのか訊いてみると
「おかげさまで今回の工事には住民の皆様からのご理解をいただき、今のところございません」
とのこと。
なお、騒音対策として、低騒音仕様の機械を使ったり、工事現場の周囲を防音シートで覆ったり、という工夫もしているそうだ。
ちょっと意地悪な質問もしてみた。
「でも、どうしてこの受験シーズンまっただ中の時期にわざわざ夜間工事をするんでしょうか。たとえば明日入試があるという受験生を抱えた家庭からしたら、たまったものではないのでは? ほんとうにそういう方からのクレームはないんですか?」
「そういった話も今のところ聞いていませんが、確かにもっともなご意見だとは思います。ただ、あえてこの時期を選んでいるわけではなく、年度ごとの工事で春頃から進めていくと、どうしてもこの時期までかかってしまうんです」
なんだか、だんだん筆者が最初のクレーマーになってきているような気がしてきたので、ほどほどで取材を終えることにした。すると最後に「貴重なご意見をありがとうございます」と言われた。
やっぱり完全にクレーマーと思われてる・・・。
ちなみに取材先の夜間工事の場所は、最後の舗装工事の工程を残すだけだ。だが、その工事では一番大きくアスファルトをはがさなければならないので、バスのギリッギリ運転も無理らしい。したがって、工事は終バス後の完全な深夜から始まることになるそうだ。
でも、それが終われば、あのガタガタ道もこんな風にきれいになり、道路の振動もきっとなくなるのだろう。
すでに舗装が終わってきれいになったエリアの路面
昼間工事と夜間工事の道路事情を地図で比較
現場関係者と行政と両方の取材を踏まえて、同じ水道管取り替え工事を昼間のみ実施している地域と夜間工事を含む地域の道路事情を、ごく簡略な地図を作って比較してみた。
二つの地域は、隣りの山という感じのごく近い場所にある。まずは昼間のみの現場の略地図を示す。ここも住宅地のど真ん中。ただし、バスの経路はない。
昼間工事のみの現場
黄色いマーカー部分が現場を歩きながら目視した限りでの工事箇所だ。ご覧のように、まるで魚の骨のように整然と道路が敷かれている。バスは通っていなくても、車を所有する民家は多い。それでも、全部の箇所を同時にやるわけではないのだから、確かにこれなら順繰りに工事をしていけば、どこかしら迂回路を作ることができそうだ。
一方、夜間工事を含む現場がこれだ。
夜間工事を含む現場
黄色いマーカーが昼間、赤いマーカーが夜間の箇所。そして、赤い線が循環バスの経路だ。バス停Bのすぐ先にある右折の道はとても狭いので、車の迂回路とするには難しい。しかも、夜間工事箇所を含む横に長くのびる道は、昼間の交通量が極めて多い。
一方、バス停Aを囲む形の二股の道は、道幅も比較的広く工事中でもバスの運行に支障なく、また一般車両は左右どちらかの道を選ぶことができる。
こうして図面で比較して見てみると、なるほど上の図の赤いマーカー箇所は、確かに夜間しか無理なようだ。
取材を終えて
夜間の水道管工事が地理的な事情でやむを得ない、という理由は理解できた。それにしても、もう少し住宅地の生活環境への配慮もできないものだろうか。たとえば、その分回数が増えても仕方がないから、さすがに熟睡時の午前2時、3時の工事は控える、とか。
とはいえ、その工事のおかげで、地震に強い水道管にリニューアルし、結果的には住民自身のためになるわけだ。また、少なくとも作業に携わっている人たちは真夜中の寒空の下、頑張って働いてくれているのだから、ゆめゆめ彼らに当たるわけにはいかない。
「感謝して寝よう」
――そう思うと多少大らかな気持ちにもなれそうだが、どうしても無理なら、筆者の経験上、今のところ最強の平和的解決法は、耳栓!
ジョークではなく、筆者には実際なかなか効果的だった。ただし、朝の目覚まし時計の音が聞こえない、というデメリットもあるのだが・・・。
ナチュラルマンさん
2019年02月26日 04時22分
一晩中は工事しないでしょ?当方は横浜市港北区の鳥山町の実家の横浜上麻生線の水道工事は21時に始まり、大体は遅くても翌朝4時には終えていました。あまり騒音はなかったし、灯りもひどくなかったです。むしろ、水道工事前より酷かった舗装が水道工事中の一時期は継接ぎになって最悪でしたが、終了後は水道工事前より素晴らしい道路になりました。あと、滅多にない工事です。100年後まで維持できる水道管の工事、これは見学するチャンスです。私は工事中に見学しました。どうせ眠れないならば、工事現場見学ですよ!(笑)現場監督さんは親切に見学させてくれて更に説明もしてくれます。社会勉強になりました。意味がわからない年度末の道路工事よりは水道工事の方がマシかと思います。年度末の意味がわからない深夜の道路工事だけは勘弁して欲しい…
peachpurinさん
2019年02月26日 00時00分
ついでに電柱埋めて・・
浜の井戸掘り屋さん
2019年02月25日 20時47分
施工業者だった者から一つ意見します。基本警察は夜間工事の道路使用は出しません、これは公共事業の特権となります。やってる業者も同様に夜間は望みません、ですので次に上げる問題を抱えています。
1 横浜市水道局の根拠の無い施工単価が1.25倍になる。→作業員の手取が増える。
2 交通量が減り施工が進む。
3 休憩が無い→施工が進む。
4 ダンプ代走、プラント単価、機材リース会社が儲かる。寝てる間に稼いでいる。
5 元請の社長は24時間現場が動くので大儲け!
6 役人も夜勤で休日増えるは手当で家族大喜び!
7 保安員を出せば出す程警備会社の社長大儲け!寝てます!
上げるとキリが無いですが一つ確実に言えるのは現場で泥まみれになっている作業員、現場代理人には感謝の意を持って見守ってやって下さい!
昼間施工で業者は全く構いません!役所が施工単価を誤認し現場に無理強いをし夜間工事にしてるに過ません!