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横浜市旭区役所の最寄りは鶴ヶ峰駅!? どうして特急も止まる二俣川駅近くじゃないの?

ココがキニナル!

なぜ旭区は区役所などの公共施設が鶴ヶ峰駅周辺に設けられているのでしょうか?二俣川駅の方が乗降客も多く特急も止まるのに、不思議です。(そうてつボーイさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

旭区役所には、分区以前から保土ケ谷区役所の出張所が設けられていた歴史があった。住宅地として開発の予定があった鶴ケ峰に出張所が作られたのが事の発端だった!

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2019年08月12日

ライター:田中 大輔

分区前から役所があった?

さっそく旭区役所の歩みについて話を向けてみると、「鶴ヶ峰駅周辺に公的施設ができたのは、旭区ができるよりも前のことなんです」と城内さん。

 

4人で対応してくれた皆さん。中央は区のマスコット「あさひくん」
 

どういうことかと言うと、旭区が誕生した1969(昭和44)年から遡ること20年、1949(昭和24)年に保土ケ谷区役所の「鶴ケ峰出張所」という施設が駅前に作られていたのだ。建物は現在の横浜銀行の場所に建てられていたんだそうだ。

単純に、現在の保土ケ谷区と旭区を合わせた(厳密には一部違うが)広大な区であり、かつ日本でベビーブームが起きていた時期のことで、急激な人口の増加に対応するための策だったのではないかと考えられる。

1964(昭和39)年に鶴ケ峰「出張所」から「支所」へと名前を変えたその施設は、当時の新聞で「国電並みのラッシュ」という見出しで紹介されている。多くの人がカウンターに詰め掛けている写真には「狭くて窒息寸前の鶴ケ峰支所」のキャプションまで付けられていた。

1962(昭和37)年には、同じく後に旭区の一部となる希望ヶ丘にも出張所が作られていて、いかにこの時期に人口が急増して、行政機能が追い付けなくなってきていたかが見て取れる。

 

分区から2年ほどで今の形になった総合庁舎
 

そんな状態が1969(昭和44)年の分区につながっていくわけだけれど、『旭区郷土史』などによれば、この鶴ケ峰支所は分区直前の1969年2月28日に現在の区役所の場所に移っていたようだ。おそらくは分区後のことを考えての措置だろうし、実際に分区後、そのまま旭区役所として機能を引き次いでいくこととなる。当時は小さな建物だったようだが、その後、増築がなされ1971(昭和46)年に現在の姿に生まれ変わっている。
「鶴ケ峰駅前にあった支所を起点に、用地確保の交渉などの結果として現在の場所が選ばれたのではないか」というのが区役所の皆さんの見解。

石川さんは、「出張所や支所があった場合、独立時に移転するのは相当な合意形成が必要になるのではないかと思う」と付け加え、すでにその場所に機能があるのであれば、無理に動かさない方が流れとしては自然になると話してくれた。



「新宿とか渋谷といったものをつくる」!

というわけで、鶴ケ峰に旭区役所が建てられた理由は分かったが、そうなると、なぜ鶴ケ峰に出張所を作ったのか、というところに疑問は移っていくことになる。
ところが、「実は、ハッキリとした理由は定かではないんです」と区役所の4人。

残念ながら、明確に「コレだ!」と言える理由は伝わっていないとのことなのだ。ただ、考えられる要素はいくつかあるとも言う。
例えば、その一つとして挙げられるのは「出張所の建物は、戦後に米の配給所として使われていたもの」であるということ。
元々、公的機関として使われていた建物があり、その場所が役割を終えて空いているのなら、区役所の出先機関のために使おうと考えるのも悪いアイデアではない。

 

その場所は、現在の横浜銀行があるところ。鶴ケ峰駅からすぐ近く
 

かつて鶴ケ峰出張所があった場所
 

もう一つ大事な要素として考えられるのは、出張所が作られる3年前の1946(昭和21)年、鶴ケ峰に県営の住宅が作られているという点だ。
「(現在の)旭区域内にはほかにも団地があったのですが、そこと比べても先進的に作られていたようです」と城内さんが言うように、当時の最新住宅が建てられたとあれば、人口の増加は簡単に予想のできたはずなのだ。

これを裏付けるのが、1948(昭和23)年に市から発行された『月刊よこはま』に掲載された対談記事。当時の区長たちが集まって対談を繰り広げるという企画の中で、9代目保土ヶ谷区長の大内孝司氏が区の展望について話しているのだ。

大内区長は「保土ヶ谷は一般に農村地帯に見られている」とした上で、保土ヶ谷が横浜の中央にあるだけでなく東京にも接している点、子どもたちが農業よりも商業を志す傾向がある点などを挙げ、「何時までも農村に止まるものではない」と述べている。さらに、「先ず山林の開発(略)山林を開発することによって、何十万坪も宅地と資材が同時に恵まれる。この構想のもとに、鶴ケ峰に区の出張所を設けまして、住宅街を広げていく」とぶち上げ、最後には「東京でいえばちょうど新宿とか渋谷といったものをつくる」とまで語っている。

 

大都会とはいかなかったものの、暮らしやすそうな街になった鶴ケ峰
 

つまり、区の方針として、すでに開けた場所に出張所を置こうというのではなく、これから開発して多くの人が住むようになるであろう場所に出張所を置く、としたのがスタート地点だったようなのだ。
50年以上も前のことで確定的な証拠は見つからなかったのだが、当時の区長自らの言葉として残されているこの辺りの事情というのが、鶴ケ峰に出張所を設けた理由ということになりそうである。



取材を終えて

そもそもの話に戻ると、二俣川駅との比較ということで言えば、実は昭和40年ごろまでは鶴ヶ峰駅の方が利用者が多かったそうだ。
だから、やはり駅の規模がどうこうではなく、公的に使える建物があったことや、新興住宅街の候補地となっていたことが理由になって鶴ヶ峰駅の方が使われたと考えるのが自然だろう。

一般的な市町村と違い、市内に18の区がありそれぞれに役所がある横浜市。
18区も最初からあったわけではなく、時代の中で何度かに分かれて増えてきたものだ。そのため、そこに至るまでの歴史や経緯によって、現在の感覚だとちょっと不思議に思える場所に役所があったりするようだ。
逆に言えば、旭区以外でも「なぜこの駅に?」と思える区役所は、その背景を調べてみるとキニナル歴史が見つけられるのかもしれない。


-終わり-
 
 

この記事どうだった?

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コメントする
  • 相鉄いずみ野線の開業が1975年(昭和51年)。二俣川駅が分岐駅となり発展し、結果、鶴ヶ峰を凌ぐ規模になった。という見方も出来ますね。

  • そういえば港北区役所も、特急が止まる菊名や通勤特急が止まる日吉じゃなくて、各駅しか止まらない大倉山ですね。

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