流行のエンディングノートは意味がない!? 横浜の三浦修弁護士に遺言書を作るメリットを聞いてきた
ココがキニナル!
遺言書って何で大切なの? 用意しておかないとどうなるの? 意外と知らないキニナルを調べてきた(はまれぽ編集部のキニナル)
ライター:はまれぽ編集部
大切な財産を守る「成年後見制度」とは?
さらに、「成年後見」についての基本的な内容についても教えていただいた。
「『成年後見制度』とは、認知症などで判断能力が不十分な方のために、必要な契約を結んだり財産を管理するなどして本人を保護するものです。『後見制度』には、すでに判断能力が不十分な状態で、申し立てにより家庭裁判所で選ばれた後見人が支援する『法定後見制度』と、判断能力があるうちに後見人を選び、契約を結んでおく『任意後見制度』の2種類があります。先ほどお伝えしたような親族間のトラブルを防ぐためにも、この制度の利用をおすすめしたいですね」。
預貯金の管理や、施設の入所契約時に利用する方が多いそう
また、最近は「身内の囲い込み」が問題になっていると三浦先生は話す。
「相続人の1人である子が、勝手に親を施設に入れて、ほかの身内には会わせない。自分の都合のいいように不動産などの手続きをし、遺言書を書かせて、財産を独り占めしてしまうケースもあります。しかしこのような事態でも、それをはっきりと証明することは難しい。だからこそ、後見制度を利用して大切な財産を守ってほしいですね」
「元気で動けるうちにこそ、準備を進めることが大事です」
いざ「後見制度」を利用したいと思っても、法定後見制度は後見人選任まで数ヶ月を要し迅速に対応できない恐れがある。事前に財産管理契約を結んでおき、任意後見制度と組み合わせて、「いざというときのために備えておくのがベスト」だと三浦先生は話してくれた。
実は“傷心旅行”から戻ったばかり。三浦先生に何があった?
弁護士として忙しい毎日を送る三浦先生だが、仕事のオンとオフの切り替えは大事にしている。「休日は、趣味にとことん打ち込んでいますよ。職場でもね、仕事が終わってちょっと一息、なんてときに楽しむこともあるんです」と、見せていただいたのは・・・
なんと囲碁セット! ちなみに将棋も得意だとか
高校時代から始めていたという囲碁は、定期的に大会に出るほどの腕前だそう。「実は今月も大会があって。団体戦ではいつもそれなりに勝って貢献してるんですが、今回はなんと1人全敗で、チームの足を引っ張ってしまった・・・。最近は、ずっと将棋に浮気していたから、バチが当たったのかなぁ(笑)」
すっかりトーンダウンした三浦先生は、その後、長野県の隠れ家旅館でリフレッシュしてきたとか。
「ある意味、『傷心旅行』ですね。おかげさまで、しっかりと傷を癒すことができました。やっぱり浮気するのはダメですね(笑)」と、最後にお茶目な一面も見せてくれた。
「囲碁盤は宇宙。無限の可能性が広がっていて楽しいですよ!」
取材を終えて
「相続」「遺言」「成年後見」の重要性を教えていただいた今回の取材、これらの事は、「何か問題が起きてから」ではなく「問題が起きる前に」こそ、知っておくべき内容だと実感した。そして、そんなときに頼る弁護士の先生は、「経験豊富で信頼できて優しい方」がいいと願うが、三浦先生はまさにそんな方だった。
初回の無料相談もあるそうなので、「ちょっとキニナルことがある」「聞いてみたいことがある」というだけでも、ぜひ気軽に足を運んでみてほしい。
―終わり―
三浦修弁護士(日本大通り法律事務所)
住所/横浜市中区日本大通18 KRCビルディング5階
電話/045-664-5292
営業時間/10:00~18:00(事前予約で時間外対応可能)
定休日/土曜日、日曜日、祝日
https://www.sosapo.org/lp/miura_osamu_law
※情報は取材時のものです