北新横浜駅近くにある「投げやり」な自販機の正体は?
ココがキニナル!
新羽-北新横浜駅間の線路沿いの高架下に「投げやり」感あふれる自販機が。値段に釣られて何度か利用しましたが、出てくる商品のパターンが全く読めず、傾向と対策も調査してほしいです。(オオバさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
賞味期限が迫ったものやへこんでしまった商品を格安で売る自販機だった!日によって商品ラインナップが変わるのでパターンを読むことは不可能。
ライター:はまれぽ編集部
投げやり自販機の正体が明らかに
「何やってんの~」と明るい声で近づいてきたのは一人のおじさん。
ボタンを押しては首をかしげながら写真を撮る変な男(筆者)を不審に思い声を掛けてきたようだ。
筆者 「これこれこういう趣旨で取材に来たんですけど、真相が掴めなくて困ってるんですよ~」
おじさん「だったら中身のぞいてみるかい?」
筆者「ん? 中身?」
なんとこのおじさん、「投げやり」自販機を管理している会社の社員さんとのこと!
思わぬチャンスに「見たい見たい絶対見たい!」と興奮を隠せない筆者。
ついに禁断の扉が開かれる!
これが投げやり自販機の内部だ!
商品数が明らかに少ないことは素人目にもわかるが、詳しいところは中身を見ただけではわからない。ここぞとばかりに質問攻めをしてみることにした。
この自販機の管理を行っているのは株式会社コスモベンディングという会社。主に、横浜市内に設置された自動販売機の商品補充などの管理を行っているという。
自販機コーナーの横に事務所がある
―何でこんなに安く売っているんですか?
毎日いろんな所にある自販機に商品の補充をしているわけ。その中から賞味期限が迫ってきたものを回収してここで安く売っているの。もちろん過ぎちゃったものは売らないよ。あと補充の際に落としてへこんじゃったものも売っているんだよ。
確かに賞味期限が近い(取材日は8月4日)
―それって「凹(ぼこ)缶」のことですか?
違う違うあれは「凹(へこ)缶」って読むの。おもしろいでしょ。
―あの手書きの紙は誰が作ったんですか?
俺だよ。普通に安売りするだけじゃつまんないからね。遊び心ってやつだね。
なんとこのおじさん、手書きの紙を作った張本人だったのだ! いわく、自販機を設置した3年ほど前から「少しでも買う人が楽しめたら」という思いを込めて、この方式を取り入れたとのこと。「どんなものが戻ってくるかわからないから、商品のラインナップは日によってバラバラだよ。凹缶のところに紙パックのジュースを入れちゃうことも多いしね(笑)」とおじさん。
別の社員さんがちょうど商品の補充を行っていた
納品する本人もどんな商品が入るかわからないのであれば、買う側がパターンを読むことなんてまず不可能。運命に身を委ね、何が出てくるかをワクワクしながら待つのが「投げやり」自販機の楽しみ方なのだ。
本日の戦利品。しめて270円也
まとめ
主な利用者は、近くにある新羽高校の生徒たちだという。なるほど。お小遣いの少ない学生にとって何より安くかつ、友人たちとワイワイ楽しむことができるこの自販機の需要は高いだろう。
わざわざ買いに行くほどではない。ただ、もし近くを通った際にはこの自販機が持つ「投げやり感」に身を任せて、ポチっとボタンを押してみるのもいいかもしれない。
―終わり―
uechanさん
2017年09月21日 08時36分
面白いですね。まだ立派に飲める商品を無駄にしない考えにも共感できます。
kycさん
2013年08月31日 21時04分
ツジケンさん、取材日見た?見てないでしょ…
ツジケンさん
2013年08月31日 20時49分
今年の取材ですよね、缶コーヒーの賞味期限の写真ありますが、今年は2013年です。写真は、2012年になってます、すでに賞味期限から一年経過しています。